メタバースと関連する仮想通貨・暗号通貨【まだ間に合う投資銘柄も紹介】
「Facebook(フェイスブック)が社名をMeta(メタ)に変更した」それくらいの知識がある方や、ゲーム好きでメタバースに興味がある方、仮想通貨・暗号資産への投資以上にメタバースそのものに興味がある方などに読みやすく分かりやすい記事を書いていこうと思います。
今回の記事は下記の3つに当てはまる方に書いていきます。
- ここはおさえておくべき『メタバース銘柄』を知りたい
- 仮想通貨・暗号資産投資で少しでも収益や利益が出れば嬉しい
- メタバース関連銘柄で尚且つゲーム関連銘柄の企業背景まで知りたい
- 今後メタバースと関連付けたサービス展開や拡張・実装に期待できる仮想通貨・暗号資産を知りたい
【おさらい】メタバースとは結局何か=三次元仮想空間
メタバースは、超越を表す古代ギリシャ語の「meta」に、世界を表す「universe」を掛け合わせた造語であり、語源とさえれています。
インターネットが世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークと説明するならば、メタバースはインターネット上にある三次元の仮想空間のことです。
この時点でゲームなどに免疫のない層はメタバースへの興味がなくなってしまうかもしれませんが、そうではありません。
メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨=『SAND』
The Sandboxで使える仮想通貨=『SAND』
SANDは、「The Sandbox」内で利用できる仮想通貨通貨です。
このThe Sandboxのゲーム内で用いられる通貨『SAND』は仮想通貨・暗号資産として現実世界の大手仮想通貨・暗号資産取引所に上場されているため、ゲームで収益化を行うこともできます。
➡︎【初心者でも分かる】The Sandbox(SAND)とは?
【初心者でも分かる】SANDの使えるThe Sandbox(SAND)とは?
The SandboxはNFT化された土地(LAND)を所有し、そのLANDの上でゲームやジオラマなどをつくるゲームです。
他のプレイヤーに自作のジオラマを探索してもらったり、自作ゲームをプレイしてもらったりすることもできます。
更に、ゲーム内の土地をプレセールで販売したり、NFT化されたアイテムを『SAND』を用いて、取引することも可能です。
The Sandbox(SAND)の経済規模=メタバースの注目度・期待性
The Sandboxはそもそも運営母体が大きく、企業評価額約5,700億円のアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)の子会社だということを後に知る方も多いと思います。
The Sandboxは、日本の大手ゲーム会社「スクウェア・エニックス」など複数の企業やファンドから総額201万ドル(約2億2000万円)の融資も受けており、The Sandboxだけでなくメタバース市場の注目度や経済規模の拡大が予想されます。
これまでにThe Sandboxは4,000万ダウンロード、MAU(月間アクティブユーザー数)は最大100万人を超えた実績もあります。
メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨=『MANA』
Decentralandで使える仮想通貨=『MANA』
MANAは、「Decentraland」内で利用できる仮想通貨通貨です。
MANAはプレイヤーが、Decentraland内でLANDやアバターの衣服・ユーザーネームといったメタバース上で使用できるアイテムを、NFT(非代替性トークン)として取引することが可能です。
➡︎【初心者でも分かる】Decentraland(MANA)とは
Decentraland(MANA)=イーサリアム+Polygon
Decentralandはイーサリアムを利用したプラットフォームで他のイーサリアムを利用するサービス同様にスケーラビリティ問題を抱えていました。
このスケーラビリティ問題によって比較的少額の取引にもガス代(ネットワーク手数料)が高いことで総支出額が大きくなることへの打開策で
ことが利用時のネックになっていました。DecentralandはPolygonへの対応に打開策として踏み切りました。
このことにより、ガス代も安くさらにはスケーラビリティ問題の根底にある速度面もクリアしつつあります。
MANA(Decentraland)の経済規模=企業からの期待性
Decentraland(MANA)は有名企業やプロジェクトとの提携を多く抱えており、のアバターが主役の音楽フェスなどもメタバースで開催するなど注目を集めています。
Paris Hilton has a Genies avatar in Decentraland. Image Credit: Genies
カナダの投資企業Tokens.comはDecentralandの土地(LAND)を2.88億円購入したことでメタバース、そしてDecentralandへの経済規模が伺えます。
世界的清涼飲料水メーカーコカコーラや、サザビーズ(世界的有名オークション会社)が2021年6月にDecentraland内のボルテール・アート地区にギャラリーをオープンしました。
さらにはカリブ海の島国バルバドス(Barbados)がDecentraland上にバーチャル大使館を設立することを計画していると発表したことで企業だけでなく政府とのプロジェクトは担保として大きいと言えます。
MANA(Decentraland)の日本での経済規模
Decentraland上に『メタトーキョー(MetaTokyo)』をつくり、NFTを活用し日本からデジタル文化を発信する試みがあります。
この『メタトーキョー(MetaTokyo)』は、日本の芸能プロダクションやメディア関連会社などが軸になっており、『きゃりーぱみゅぱみゅ』などの日本のタレンドがメタバースに参入することも注目するべき点だと言えます。
The SandboxとDecentralandの共通点=GameFi
メタバースの世界に広がるThe SandboxやDecentralandの土地(LAND)やその土地の中で自分でつくった施設は、現実世界と同様の価値を見出し、現実の不動産のように売ったり貸したりして利益を得ることができます。
土地の売買益を狙うキャピタルゲインも賃貸使用料のインカムゲインも、考え方次第でかなりの資本を動かすことができます。
メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨=『AXS』
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)で使える仮想通貨=『AXS』
AXSはAxie Infinity(アクシーインフィニティ)内で利用できる仮想通貨です。
Axie Infinityのゲームで上位ランキングへの報酬などに用いられます。
➡︎【初心者でも分かる】Axie Infinity(アクシーインフィニティ・AXS)とは
【初心者でも分かる】AXSの使えるAxie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは、仮想通貨・暗号資産が稼げるブロックチェーンゲーム・NFTゲームです。
Axie Infinityは、すでに300万人を超えるプレイヤーが参加しています。
日本では後半にお伝えする事情もあり、市場はそこまで急拡大はしていませんが、収益性や独自トークンの活用などゲームへの参入、AXSを投資候補にするきっかけになるかもしれません。
比較的メタバース関連・NFTゲームではThe SandboxなどのLAND系が多い中、Axie Infinityはキャラクターを戦わせる、ストラテジー系のゲームなのも特徴です。
Axie Infinity(アクシーインフィニティ・AXS)での収益化=不労所得(インカムゲイン化)
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)でスカラーシップを活用すると貸す側は不労所得を得ることができるということに気づきます。
つまり、初期費用や資本が潤沢にあれば、そもそもプレイ報酬ではなくスカラーシップ目的で買っておくことも可能です。
強くて報酬を稼ぎやすく、尚且つ貸すことができる。というのは投資家としては旨味を感じる部分だと言えます。
*スカラーはAxie Infinity(アクシーインフィニティ)内で戦わせるキャラクター、
*スカラーシップはスカラーのプレイヤー同士でのスカラーのレンタルサービス
【初心者でも分かる】AXSとAxie Infinityの担保と信用
The SandboxやDecentralandなどのメタバース関連ゲーム、ブロックチェーンゲームのカテゴリーでは提携している企業や抱えているプロジェクトで投資家は判断をするケースが多いです。
その中でAxie Infinity(アクシーインフィニティ)は韓国の有名電子機器メーカーである「SAMSUNG」などが代表的です。
ベトナム発のAxie Infinity(アクシーインフィニティ)ということもあり、日本ではあまり馴染みにない企業も多いですが、仮想通貨取引所の「BINANCE」などもパートナーの名前が挙がっています。
メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨=エンジンコイン(Enjin/ENJ)
Enjinとは既に2,000万人以上のユーザーが利用しており、『Enjin Platform』という独自のプラットフォームによって複数のゲームの垣根を越えてアイテムであるNFTや資産を使って遊ぶことができることになります。
➡︎【初心者でも分かる】『エンジンコイン(Enjin/ENJ)』と『Enjin Platform』とは
エンジンコイン(Enjin/ENJ)=『EnjinCraft』
Enjin Platformは有名オンラインゲーム「Minecraft(マインクラフト)」のサーバーとブロックチェーンの連携を可能にするプラグインをリリースしています。
既存の「Minecraft(マインクラフト)」との違いは1つ1つのアイテムに希少価値があり、ユーザー間で売買が仮想通貨・暗号資産で可能です。
つまり、「Minecraft(マインクラフト)」のPlay-to-earn版が『EnjinCraft』です。
エンジンコイン(Enjin/ENJ)の特徴=メルティング(溶解)
エンジンコインはERC-1155同士の同じ規格のトークンをバーンし、内包された新トークンを引き出すことができます。
メルティングはメルト(溶解)を意味しており、ユーザーがアイテムを溶かすことで取り出せるENJの割合は、50%から100%の間になります。残りの価値は溶融手数料として開発者への報酬となります。
このことだけだと分かりにくいですが、言い換えるとメルティングによってトークンを打ち消して裏づけられたエンジンコインを手に入れるという換金制度のような仕組みです。
プレイヤーの目線で一番近いシチュエーションは、利用しなくなったNFTを換金させて他のアイテムを購入したいという時に『メルト』を検討します。
【まとめ】メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨=『SAND』『AXS』『MANA』『Enjin』
- The Sandboxで使える仮想通貨=『SAND』
- Decentralandで使える仮想通貨=『MANA』
- Axie Infinity(アクシーインフィニティ)で使える仮想通貨=『AXS』
- 複数のゲームでボーダーレスに使える仮想通貨=『Enjin』
メタバース関連銘柄の仮想通貨・暗号通貨の特徴は「遊んで稼ぐ」という概念のPlay-to-earn(P2E)がコンセプトになっているゲームが多く、ゲーム自体で資産形成ができる仕組みになっています。
ゲームを実際プレイする以外に、企業との提携やプロジェクトの大きさによって既存の企業がメタバースへの参入を加速化させることで、その仮想通貨・暗号資産の流通量が増えることを予測することができるため投資銘柄としても注目しておくべきだと言えます。
さらに、メタバース関連銘柄はメタバース関連銘柄としてだけでなくNFT関連銘柄・ゲーム関連銘柄としても注目される傾向があるのも特徴です。