- 1. 【初心者でも分かる】Decentraland(MANA)とは?
- 2. Decentraland(MANA)で使える仮想通貨=『MANA』
- 3. Decentraland(MANA)の特徴=互換性=他のNFTゲーム
- 4. 『Decentraland』と『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』との違い(筆者見解)
- 5. Decentraland(MANA)の経済規模=企業からの期待性
- 6. Decentraland(MANA)の日本での経済規模
- 7. Decentraland(MANA)の担保=JPモルガン
- 8. Decentraland(MANA)=イーサリアム+Polygon
- 9. Decentraland(MANA)=GameFi
- 10. 仮想通貨・暗号資産としてDecentraland(MANA)は儲かるのか
【初心者でも分かる】Decentraland(MANA)とは?
Decentraland(ディセントラランド)は、イーサリアムのブロックチェーンを利用したVR(バーチャルリアリティ)プラットフォームです。
Decentralandの中で使用できる独自トークンをMANA(マナ)と呼びます。
Decentraland(MANA)で使える仮想通貨=『MANA』
ユーザーは、Decentralandの独自トークンであるMANAを使ってLANDやアバターの衣服・ユーザーネームといったメタバース上で使用できるアイテムを、NFT(非代替性トークン)として取引することが可能です。
補足:NFTとは
NFT=Non-Fungible Tokenの略です。
偽造することができない鑑定書や所有証明書付きのデジタルデータとイメージすれば、不動産やクルマの所有権・車検証のようなものがあると理解しやすいかもしれません。
仮想通貨(暗号資産)と同様にブロックチェーン上で発行および取引されます。
今までのデジタルデータ(アートや音楽など)は簡単にコピーや改ざんができてしまうことが問題視されていました。
そのためどうしても貴金属などの現物資産が優位とされていましたが、NFTがその優位性を同等或いは上回れるようになるとされています。
ブロックチェーン上で発行・流通されることによりコピーやハッキングが非常に難しいため、資産価値として今後大きく認められることは間違いないと言えるでしょう。
Decentraland(MANA)の特徴=互換性=他のNFTゲーム
Decentraland(MANA)の土地やアイテムはNFT化されていてDecentraland内のNFTマーケット上で独自トークンのMANAを用いて売買ができます。
そしてメタバースの特徴でも垣根のないボーダーレスな環境を実現させるため一つのゲームという垣根を越え、他のNFTゲームとの互換性を持っています。
Decentraland上で他のゲームのNFTを相互利用できるようになっています。(一部の互換性のあるアイテムに限り)
Decentraland(MANA)と互換性のあるNFTゲーム
- AxieInfinity(アクシー・インフィニティ)
- Etheremon(イーサエモン)
- Battle Racers(バトル・レーサーズ)
『Decentraland』と『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』との違い(筆者見解)
ここまで読み進めるとメタバース内の不動産売買などという部分でThe Sandboxと非常に似ている部分もあるため、優位性などに違いがあるのかという点も気になるところだと言えます。
DecentralandとThe Sandboxの違いを簡単に言えば、視覚的な差です。
私自身、あまりゲームには詳しくありませんが、パワフルプロ野球とプロ野球スピリッツとの差に近いと言えます。
例え方が下手なことはご勘弁いただきたいですが、共通しているのはメタバース上の3Dモデルですが、Decentralandは多角的(ポリゴン)でThe Sandboxは「ドット絵」に近い世界観です。
つまり、ユーザーの好みにもよりますが、企業などの参入はこの世界観によって決められると言えます。
参考記事:【初心者でも分かる】The Sandbox(SAND)とは?
Decentraland(MANA)の経済規模=企業からの期待性
Decentraland(MANA)は有名企業やプロジェクトとの提携を多く抱えており、のアバターが主役の音楽フェスなどもメタバースで開催するなど注目を集めています。
Paris Hilton has a Genies avatar in Decentraland. Image Credit: Genies
カナダの投資企業Tokens.comはDecentralandの土地(LAND)を2.88億円購入したことでメタバース、そしてDecentralandへの経済規模が伺えます。
世界的清涼飲料水メーカーコカコーラや、サザビーズ(世界的有名オークション会社)が2021年6月にDecentraland内のボルテール・アート地区にギャラリーをオープンしました。
さらにはカリブ海の島国バルバドス(Barbados)がDecentraland上にバーチャル大使館を設立することを計画していると発表したことで企業だけでなく政府とのプロジェクトは担保として大きいと言えます。
Decentraland(MANA)の日本での経済規模
Decentraland上に『メタトーキョー(MetaTokyo)』をつくり、NFTを活用し日本からデジタル文化を発信する試みがあります。
この『メタトーキョー(MetaTokyo)』は、日本の芸能プロダクションやメディア関連会社などが軸になっており、『きゃりーぱみゅぱみゅ』などの日本のタレンドがメタバースに参入することも注目するべき点だと言えます。
Decentraland(MANA)の担保=JPモルガン
JPモルガンは、Decentraland上に正式な事務所としてオニキス・ラウンジ(Onyx Lounge)という名前のラウンジを立ち上げました。
世界的投資会社がメタバースへ参入し、Decentralandというソフト内に参入するスタンスが強き(アクティブ)であることもあり将来性のある市場として担保を得ることに成功したと言えます。
JPモルガンは比較的早く、仮想通貨・暗号資産・ブロックチェーン技術などに注目する傾向があり、メタバース産業としての一手がDecentralandだったことに投資家も注目し、企業の注目度も上がりました。
Decentraland(MANA)=イーサリアム+Polygon
Decentralandはイーサリアムを利用したプラットフォームで他のイーサリアムを利用するサービス同様にスケーラビリティ問題を抱えていました。
このスケーラビリティ問題によって比較的少額の取引にもガス代(ネットワーク手数料)が高いことで総支出額が大きくなることへの打開策で
ことが利用時のネックになっていました。DecentralandはPolygonへの対応に打開策として踏み切りました。
このことにより、ガス代も安くさらにはスケーラビリティ問題の根底にある速度面もクリアしつつあります。
補足:スケーラビリティ問題とは
ブロックチェーン上の渋滞のことです。ブロックチェーンにユーザーが集中し過ぎて、取引処理の遅延や手数料の高騰が起きてしまう問題をスケーラビリティと言います。
補足2:Polygon(ポリゴン)とは?
Polygon(ポリゴン)は、イーサリアムのセカンドレイヤー・ソリューションとして、イーサリアムとの互換性を持っています。
Polygon(ポリゴン)の場合は他のセカンドレイヤーとは異なり、イーサリアムに特化した互換性を目指しているところに独自性があります。
そのためイーサリアムのブロックチェーンと互換性のあるブロックチェーン=Polygon(ポリゴン)というブランディングが完成しています。
Decentraland(MANA)=GameFi
メタバースの世界に広がるDecentralandの土地(LAND)やその土地の中で自分でつくった施設は、現実世界と同様の価値を見出し、現実の不動産のように売ったり貸したりして利益を得ることができるためゲームという粋を超えているとも言えます。
土地の売買益を狙うキャピタルゲインも賃貸使用料のインカムゲインも、考え方次第でかなりの資本を動かすことができます。
ここで簡単にまとめると、Decentraland内では仮想通貨・暗号資産である『MANA』を用いるため、ゲーム内での収益化の前に仮想通貨取引所で安価なうちに保有するというのも一つの選択肢だと言えます。
補足:GameFiとは
GameFiは、ゲームとDeFi(Decentralized Finance:分散型金融)を掛け合わせたオンラインゲームのことを指します。
プレイヤーはゲームをプレイすることで、実際に仮想通貨・暗号資産を稼ぐことができます。
仮想通貨・暗号資産としてDecentraland(MANA)は儲かるのか
Decentraland(MANA)は約60倍以上の高騰を記録しており、仮想通貨・暗号資産として頭角を表しています。
同じようにメタバース関連銘柄であるThe Sandboxも同じように高騰していることから投資家目線で言えば、市場規模がまだ大きくなると推測されるため
- メタバース関連銘柄としてDecentraland(MANA)を買うか
- NFT関連銘柄としてDecentraland(MANA)を買うか
- ゲーム関連銘柄としてDecentraland(MANA)を買うか
- Decentraland(MANA)でビジネスを考えるためDecentraland(MANA)を買うか
という投資候補にもなりやすいと考えられます。
参考記事:仮想通貨・暗号資産として『The Sandbox(SAND)』は儲かるのか