暗号資産のレンディング(=貸仮想通貨)は投資?怖い?リスクは?

暗号資産のレンディング(=貸仮想通貨)は投資?怖い?リスクは?

暗号資産のレンディング(=貸仮想通貨)とは?

レンディングと聞くと聞き慣れない言葉に、拒否反応が出る方もいると思います。

しかし、レンディングというのは簡単に言えば、銀行に預けて利息をもらうことと同じです。

お金の流れも同じで自分の口座に入っている仮想通貨・暗号資産を第三者へ貸し付けています。

金融機関に預けた場合は金融機関が運用するという中でも金利が発生しますが、仮想通貨・暗号資産の中のレンディングはあくまでも第三者への貸し付けです。

日本は低金利ですが、銀行という金融機関やインフラがあって当たり前だからこそ、レンディングのイメージがつきにくいのかもしれません。

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BITPoint(ビットポイント)の優位性・安全性・レンディングについて

仮想通貨・暗号資産のレンディング=お金を貸すこと?

貸金業を個人単位で行えると言えば、それも近い部分があると言えます。

しかし、お金を貸して返ってこなければ困りますが、レンディングの場合はそのように貸し付けした相手に逃げられるというリスクが極めて低く、催促や借金取りのようなこともしません。

レンディングしたお金は誰に貸し出されるのか

レンディングで利息や銀行のイメージができても、果たして第三者とは誰に貸し出すのか、という点に不安を感じる方もいると思います。

基本的にはレンディングのプラットフォームは、預けられた仮想通貨を企業や機関投資家などに貸し付けることで金利・利息が発生します。

つまり、個人が個人に貸すというイメージよりも生命保険の終身保険で解約返礼率が100%を超えるイメージに近いかもしれません

レンディングで利息や銀行のイメージができても、果たして第三者とは誰に貸し出すのか、という点に不安を感じる方もいると思います。

基本的にはレンディングのプラットフォームは、預けられた仮想通貨を企業や機関投資家などに貸し付けることで金利・利息が発生します。

保険料を預かった保険会社が運用する(運用するのは機関投資家である生命保険会社など)、この運用益の一部が払った保険料より多く返ってきます。

完全に何もしない資産運用=投資=レンディング

投資や資産運用は仮想通貨や暗号資産でなくとも、市場の動向やチャートを確認して、売買を行うタスクがありますが、レンディングにはありません。

もちろん、資本を口座に入れてレンディングを始めるという手続きは必要ですが、銀行に預けるのと大差はないため『完全に何もしない資産運用』として認識しても良いと言えます。

参考にしたい仮想通貨レンディングとローンサービス

➡︎国内仮想通貨ローン『Fintertechのデジタルアセット担保ローン

➡︎高金利レンディングサービス『BlockFi』

➡︎仮想通貨・暗号資産で住宅ローン融資『Crypto Mortgage』とは?

➡︎NFTを担保にできる『NFTfi』

銀行に預けるよりリスクは感じるがお金は増える

レンディングは、銀行の預金利息が0.001%ほどに対してかなり大きい利率になっています。

レンディングで1%を下回ることは現時点ではなく、5%の年利設定が可能です。(国内取引所:CoinCheck)

先進国国債で運用している投資家の平均年利は3.3%と言われています。

日本で資産運用をする際の目標値は年利5〜10%だという時点で、レンディングというのは次元が違うことがお分かりいただけるはずです。

レンディングに対するリスクが元本割れ・損失のリスクはあるのか?

もちろん、貸付先が返金できないリスクも当然存在あります。

しかし、これは絶対に返ってくるという『絶対』はこの世に存在しないのに近い部分があります。

例えば、大手メガバンクの三井住友銀行でも三菱東京UFJ銀行でも倒産・破綻のリスクはあります。

それに対して倒産や破綻した時の保証は上限1000万円までです。

ここで皆さんは銀行に預けて銀行が倒産したらどうしようと考えてATMで入金したり口座振替を利用していないと思います。

リスクは0ではなく『絶対』もありませんが、極めて投資の中ではリスクは低いと言えます。

レンディングは取引所との契約=しっかり取引所は選ぶ必要がある

レンディングも消費貸借契約が行われます。

この契約は貸主と借主ではなく、取引所と行う契約となります。

これは一つの取引所の名前や規模などという担保が安心材料になりレンディングをしてもいいと考えると思いますが、仮にも銀行同様に取引所が破産・倒産した場合、銀行のような元本保証は一律で決まっていないため、安易に取引所は決めないようにするべきだと言えます。

レンディングとコンパウンド(Compound)の関係性

コンパウンド(Compound)の特徴=金利は需要と供給のバランスに連動

レンディングのプラットフォームが『コンパウンド(Compound)』という認識でいいでしょう。

コンパウンド(Compound)の特徴はコンパウンドのプラットフォームが実装しているアルゴリズムが金利・利息を設定します。

そのコンパウンド(Compound)のアルゴリズムの根底は需要と供給で、借りたい人が多くなれば必然的に需要過多となり金利が上がります。

逆に借りる需要がなければ金利は安くなります。

レンディングでお金を借りる側は何を担保にしているのか

従来の貸金の仕組みで言えば、ローンを組む前に与信が必要です。

信用情報の紹介を行い、合計借入金額や金融ブラックリストなどへの照会、法人であれば謄本や決算書などが必要になります。

レンディングの場合はあくまでも借主の担保は資産の多さです。

借りる側の利用者は借りる額の150%分の担保が必要です。

つまり、今日明日の経営が厳しい会社は担保である資金がないため、スマートコントラクトは契約を否決します。

簡単に言えば、10ETH借りたい会社が、1000ETH保有していれば可決、承認となります。

しかし、10ETH借りたい会社が1ETHであれば、返済能力はないとアルゴリズムが判断し否決し承認されません。

この承認のアルゴリズムはスマートコントラクトを活用しているため、仲介や金融機関はいません。

補足:仲介者・業者がいないレンディング=DeFi

DeFi(Decentralized Finance)は経済紙やネットの言葉を用いると『中央管理者を必要としない分散型金融』のことです。

ここでの中央管理者というのは中央銀行や政府機関をイメージしてもらうと、銀行を必要としないで銀行が行っているサービスが受けられるということです。

中央銀行や政府機関はDeFiの反対語でCeFi(=Centralized Finance)の略です。

CiFiが分散型金融に対して『中央集権金融』を表します。

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レンディングとステーキングの差とは?

レンディングとステーキング、ステーキングのことをまだ知らない方は大丈夫だと思いますが、ステーキングを知ってしまうと困惑すると思います。

レンディングとステーキングには共通点として、仮想通貨・暗号資産を用いて収益化をすることです。

逆に何が違うかというと、対象の仮想通貨を保有することでブロックチェーンに参加し、報酬を受け取り収益化する仕組みのことです。

補足:ステーキングサービスとは

対象の仮想通貨を保有することでブロックチェーンに参加し、報酬を受け取る仕組みのことです。

簡単に言えば、ステーキングサービスが可能な仮想通貨・暗号資産保有しているだけで利子・配当益(インカムゲイン)を受け取るということです。

インカムゲイン狙いで長期保有するという運用方法を選択することが視野に入れられるため、ポートフォリオを組む際に候補に挙げることができる仮想通貨だといえます。

このことを聞くと、ボラティリティは低い企業の年に何度かの配当を期待して保有する株式投資や銀行の定期預金などに似ています。

補足2:国内でステーキングサービスを受けることができるアルトコイン

現時点ではテゾス(XTZ)リスク(LSK・LISK)の2種類だけです

どちらもユーザーが仮想通貨から報酬を得る仕組みだが、ユーザーはどのような違いを意識するべきだろうか。

一方のステーキングはプロトコルによって利率が決定しており、より安定しているといえる。その代わりにレンディングに比べて一般的に利率が低いことが多い。

PoSは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)に替わる新しいコンセンサスアルゴリズムとして登場したものだ。PoSは一般的に、コインの保有量や年数に応じて、マイニングによる報酬が決まる仕組みであり、PoWによるエネルギー消費の問題を解消することが期待されている。

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レンディングを行っている国内取引所

取引所名取引手数料取扱通貨数最低取引単位レバレッジ取引
Coincheck無料17種類販売所:500円相当
取引所:0.005 BTC(500円相当)
なし

コインチェックの「貸仮想通貨サービス」は、14日間・30日間・90日間・180日・365日間の5種類から貸出期間を選択できます。

数量に応じて最大年率5%分の仮想通貨・暗号資産で金利を受け取ることができます。

*現時点ではGMOコインとbitbankは最大3%となっており、レンディングでコインチェックを選ぶユーザーが今後も増える可能性があります。

最低1万円(相当)から利用でき、貸出申請に上限は現時点ではありません。

コインチェックでは17種類と多くの仮想通貨のレンディングに対応しています。

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