『Fintertechのデジタルアセット担保ローン』=日本で利用できる仮想通貨ローン

『Fintertechのデジタルアセット担保ローン』=日本で利用できる仮想通貨ローン

日本で利用できる仮想通貨 担保ローン『Fintertechのデジタルアセット担保ローン』

海外では仮想通貨を担保に住宅ローンを組むことができる『Crypto Mortgage』が登場し、NFTを担保にイーサリアムを借りるというDeFi(分散型金融)系レンディングサービスの『NFTfi』など仮想通貨・暗号資産の活用が拡大しています。

➡︎【初心者でもわかる】仮想通貨 高金利レンディングサービス『BlockFi』とは?

その中で、日本は金融商品取引法などガバナンスが厳しいため利用ができない、海外サービスに依存するということが起こりやすいですが、日本でもFintertech社が仮想通貨・暗号資産の担保ローンをスタートさせています。

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』=仮想通貨・暗号資産の担保ローン

国内初のイーサリアム(ETH)を担保化

Fintertech(フィンターテック)は、ビットコイン・イーサリアムを担保とした個人向け・企業法人向けで「デジタルアセット担保ローン」のサービスを提供しています。

Fintertechのデジタルアセット担保ローンは、これまで国内では担保として取り扱われてこなかった仮想通貨・暗号資産を担保に資金融資をするサービスです。

Fintertechのデジタルアセット担保ローンで使える担保銘柄は『ビットコイン・イーサリアム』で個人向け・企業法人向けの2種類があります。

特にイーサリアムを担保に融資・ローンサービスを提供するのは国内で初めてです。

参考引用元:Fintertech公式サイト(https://dabl.fintertech.jp

『デジタルアセット担保ローン』=Fintertech

Fintertech(フィンターテック)は、2018年4月に創業され 大和証券グループ本社80%、クレディセゾン20%で大和証券グループ本社のフィンテック関連の子会社という位置付けで運営をしています。

資本準備金を含めて24.1億円と資金調達能力が高いことを表しているとも言えます。

Fintertechは「Funvest」という貸付型クラウドファンディング事業や誰でも、かんたんに投げ銭サイトの作成・公開を可能とする投げ銭サービス「KASSAI」なども運営しています。

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』とは

『デジタルアセット担保ローン』=資金使途原則自由

ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)で担保掛目50%としており、追加融資・オーバーローンは担保率 200% 以上で可能となっています。

さらにご利用手数料はなく、仮想通貨・暗号資産から法定通貨への担保ローンとして日本円以外に米ドル(USD)での融資も可能です。

個人融資額は200万円以上10万円単位で、最大5億円となる(年収の1/3まで)でしており、借入利率は実質年率は4.0%~8.0%とされています。

契約期間は延長ができるが原則1年とし期中繰り上げ返済も対応しています。

法人・事業者向け融資では担保内容は変わらず、ロールオーバーありで500 万円〜最大5億円となっています。

*ここでのロールオーバーとは短期借入金としての意味で返済期日よりも先に同額の借り入れを行い、新しい借入金によって先にの借入金を返済することです。

参考引用元:Fintertech公式サイト(https://dabl.fintertech.jp

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』の金利・利息

Fintertechのデジタルアセット担保ローンの金利は融資希望額に応じて4.0%~8.0%と幅があり、融資金額が多いほど低い金利となります。

Fintertechのデジタルアセット担保ローンは既存のローンと大きな差というものはないため、通常であれば金利・利息分は経費として計上はできそうですが、そもそもの融資理由や使途が事業目的でないと当然ながら難しいと言えますが、税理士や会計士などへアドバイスを求めることをおすすめします。

参考引用元:Fintertech公式サイト(https://dabl.fintertech.jp

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』の使い方=レバレッジ運用

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』は考え方次第でかなり広い用途で利用ができると言えます。

基本的に筆者の見解としては事業者や個人投資家へのメリットが大きいと言え、あまり日銭が困っている場合に利用するローン・融資ではそもそもないと言えます。

逆に、Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』の金利である実質年率は4.0%~8.0%以上を利益が出せるならばレバレッジ運用としての資金調達として候補に挙げられるでしょう。

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』=キャッシュフロー対策

仮想通貨・暗号資産の中長期的な運用によるキャッシュフロー対策

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』は仮想通貨・暗号資産が仮に暴落した際などに逆張り意識を持って中長期的に仮想通貨・暗号資産を保有したい投資家にはメリットは大きいと言えます。

どうしても中長期的に保有・ホールドすると資金が動かしにくいため、別種目での運用がしにくくなります。

そのためFintertechの『デジタルアセット担保ローン』は投資家のキャッシュフロー対策としても利用価値があると言えます。

納税対策・資金調達=納税額を分割する方法として

あまり喜ばしいことではありませんが、再投資を行なった際に資金繰りが困るというのも投資家や事業者は少なくありません。

特に前年の所得ベースで税金は請求が来るため、納税額を『デジタルアセット担保ローン』の契約期間である1年で分割払いするという考え方もできます。

参考引用元:Fintertech公式サイト(https://dabl.fintertech.jp

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』=リスクヘッジ

個人投資家は特に、事業融資を受けにくいことでも知られていますが、Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』は担保のビットコインやイーサリアムがあれば使途用途に制限はないためリスクヘッジとしての候補として覚えておく・利用するのも有効的だと言えます。

参考引用元:Fintertech公式サイト(https://dabl.fintertech.jp

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』の代物弁済オプションとは?

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』は代物弁済オプションという返済方法もあり、返済期日満了のタイミングで担保で預けている仮想通貨・暗号資産で返済を行うことができます。

Fintertechの『デジタルアセット担保ローン』の注意点

仮想通貨・暗号資産はボラティリティが高いこともあり、高騰は望ましいと言えますが暴落をした場合、FXの強制ロスカットのように、担保として預け入れている通貨が暴落した場合、強制的に決済されることがある点です。

さらに、仮想通貨・暗号資産はボラティリティによる強制決済はFintertechの判断としている点は注意するべき点でしょう。

*債務総額に対して担保評価額(差入担保数量x暗号資産時価)が一定の割合(150%、140%、120%)に達した場合は、担保の追加依頼が自動メールで届きます。