- 1. 20代・30代が今さら聞けない『資産運用と資産形成』のこと
- 2. 家計の金融資産の推移で『資産運用と資産形成』の重要性を知る
- 3. 資産形成と資産運用の違いとは?
- 4. 資産運用しないのは資産がないから?
- 5. CFD取引なら筆者も利用する『サクソバンク証券』がオススメ
- 6. 『元本割れ・損をしたくない』資産運用・資産形成はできないのか
- 7. 資産運用・資産形成はしないといけないことなのか
- 8. 資産形成・資産運用は『お金の余裕』が目的なのか?
- 9. 資産形成・資産運用は成功・失敗はない
- 10. 初めての資産形成・資産運用にはNISAとiDeCo
- 11. 補足:NISAとiDeCoとは
- 12. 初めての資産形成・資産運用、実は選択肢は多い
- 13. CFD取引なら筆者も利用する『サクソバンク証券』がオススメ
- 14. 参考図書
20代・30代が今さら聞けない『資産運用と資産形成』のこと
資産運用や資産形成はお金持ちがやることなのか
お金が好き・お金持ちになりたい、できれば良い暮らしがしたい、皆が少なくとも思っているにも関わらずなぜお金持ちにもなれず、生活水準や銀行の預金残高が増えないのか。
金融・経済知識を自身の生活環境や経済環境で活用できるか検証するマネーリテラシーは、学校では教えてくれず、税金などの仕組みによって稼げないと諦めているのか。
もちろん、税制度や仕組みという外部要因はあるにせよ、『資産運用』と『資産形成』の差くらいは説明できなければ『言い訳』にもならないというのも心痛い部分だと言えます。
今回はこの記事によって少しのチャンス、自分にもできるかも。というチャンスを感じてもらえるような記事を書いていこうと思います。
家計の金融資産の推移で『資産運用と資産形成』の重要性を知る
「自分さえ良ければ良い」から資産形成は始めるべき
「みんなお金がないのだから、自分だけの問題ではない」こんな考え方も一つです。
しかし、日本の家計を見てみると、このままだと『マズイ』というのもわかるはずです。
アメリカやイギリスと比べてそもそもの金融資産が非常に少ないのです。
三菱UFJ信託銀行が作ったこの指数表は、1995 年の日本とアメリカの家計金融資産の残高を1として、2015 年に資産が何倍になったかを示したものです。
見てわかる通り。日本は 1.47 倍、アメリカは 3.11 倍と大きな差が生まれているのです。
それに加え日本の運用・投資・財テクに消極的な国民性が壁となり、どんどん先進国内で格差が大きくなっているのです。
つまり、海外ドラマや映画で見る日常生活と、日本の日常に少しずつ乖離が発生し、今は真似ができることも今後できなくなってくるのです。
「じゃあ、どうしろと?」という投げやりな意見も非常にわかりますが、もっと身勝手に考えてもらって構わないでしょう。
「自分が今後生きていく上で困りたくない」それだけでいいのです。
引用元:金融庁(FRB、BOE、日本銀行より)
資産形成や資産運用と聞くからメンタルブロックが発生するだけで、「今年の年末に美味しいものを食べるため」「自分の誕生位にご褒美を買おう」それで良いのです。
今の状態だと、日常生活に拘束され余剰資金と呼ばれるお金が全く生まれないのです。
資産運用や資産形成は『老後のため』と20代や30代が聞いて冷静に、「まだ先のこと」と考えるのは無理ありません。
しかし、日本経済のリーダーは高齢化しているため、私よりも若い世代の方々には響かない言葉で促しているのです。
それを根拠に、内閣府の調査でも18歳から29歳で老後の生活設計を考えたことがあるのは32%です。
資産形成と資産運用の違いとは?
実はほとんどの若者がしている『資産形成』
資産運用すらしていないのに『資産の形成』などできているわけがないと思うかもしれませんが、そうではありません。
資産形成の意味は『お金を貯めたり、増やす行為』を言います。
つまり、お金を増やすというのは『稼ぐ』『仕事をする』ということなので、アルバイトでも正社員でも関係なく資産形成を行なっていることになります。
資産運用は「すでに増やしたお金を効率的に増やす行為」を意味します。
よって、『仕事で稼いだお金にさらに働いてもらう仕組み』を作れば資産運用となります。
資産形成は『お金を貯めたり、増やすこと』
資産運用は「すでに増やしたお金を効率的に増やすこと」
資産運用しないのは資産がないから?
資産運用を始めるためには準備が必要です。
しかし、ここで資産運用を諦めるか諦めないかの分岐点になります。
資産運用をするそもそもの原資をもっている人しか資産運用である投資などはできない。とネガティブに考えてしまうかどうかです。
では、資産形成をするための方法を見ていくと、普通預金に入れて気づかない程度の金利を受け取るのも資産運用なのです。
つまり、普通預金をしているのを定期預金にするだけでも資産運用になるのです。
貯蓄による資産形成 | 投資による資産形成 | |
---|---|---|
運用方法 |
|
|
CFD取引なら筆者も利用する『サクソバンク証券』がオススメ
①必要事項を入力する
②口座の選択
基本はFXやCFD取引のベーシック口座を選択
*全ての取り扱い商品を取引したい方のみアドバンス口座を選択する
③本人確認書類をアップロードする
④審査待ち
⑤口座開設通知書が届き開設完了
『元本割れ・損をしたくない』資産運用・資産形成はできないのか
リスクや損に恐れすぎる思考
資産運用や資産形成は、リスクは「リターンの大きさ」に比例します。
つまり、大きく増やしたければ、リスクが高くなる、速く走るクルマは早く目的地に着く代わりに、事故を起こす確率も上がるというのと同じです。
では、ここで気になるのは歩いていれば事故に遭う可能性はないのか、ということです。
飛行機と電車・鉄道・自動車で一番事故に遭う可能性が少ないのは?
と考えるとこのリスクヘッジの思考が変わります。
一番致死率の高い乗り物は自動車です。
早さ・速さというコミットと非相対で航空機事故は毎日運転して事故が起きる確率は8200年に1回程なのです。
ちなみに新幹線は今まで一回も新幹線の事故で死亡事故が起きていません。
つまり、目的の側面を見ると『資産運用・資産形成』をしていない方がリスクである可能性があり、資産運用や資産形成でリスクを取らないことにリスクがあるという考え方につながるのです。
資産運用・資産形成はしないといけないことなのか
私たちのWEBコンテンツは証券会社や何かのコンサルティングを行なっているわけではありません。
そのため、他のサイトや雑誌、本とは違う角度で説明します。
あえて言うならば『資産運用・資産形成はしないといけない』のではなくしておく方がいいというのも事実です。
老後2000万円問題など、自己資金が足らず老後破産をするリスクがあるという脅しのような話題も多いですが、それ以上に20代30代の方に言いたいこと・伝えるべきことは、
『いつまで働きたいのか』
逆に言えば、
『いつまで働かないといけないのか』
ということを明確に自分で決めていれば、場合によって資産形成も資産運用も投資も貯金も関係ありません。
仮に、自分の身体が動く限り働き続けたい、若い人材に囲まれて仕事をしていきたい、そう考える方もいるからです。
しかし、
お客さんや上司が自分より年下になっていき、給料も社会的地位も追い越されていく時、自分は耐えられるのか。
そこを考えると少しでも資産形成はするべきだと心の底から感じる方もいるはずです。
資産形成・資産運用は『お金の余裕』が目的なのか?
65歳就業・70歳就業、年金は75歳から?
60歳で定年退職どころか、65歳就業・75歳就業という社会的な仕組みを組み立てつつある今、
『働かないといけないから働いている人』と『働かなくても良いが働いている人』で格差が生まれます。
自分はどちらになりたいのか、そう考えると私なら息子や娘へ結婚祝いもしたいし、『要り用』があれば助けてやれるだけの経済力も欲しい、そして孫が生まれたら思う存分『おじいちゃん』を楽しみたいと思うはずです。
つまり、お金という資産力・経済力以外に『時間』も働く限り拘束されることに気づく必要があります。
ここで、それでも生涯独身で生涯現役を貫く『心づもり』があるならば資産形成も資産運用もせずで良いでしょう。
資産形成・資産運用は成功・失敗はない
銀行に預けていて今まで失敗したという経験が反省をしたことがない理由は、儲かったからでもなく『損』をしてないからでもありません。
銀行に預けるのが当たり前だと思っていたから、という固定概念だけで成立していることです。
過去には郵便貯金で定期預金の金利が7.5%ほどあったため、郵便局に預金・貯金するだけで、定年まで働いて、貯金をし税金を納めていれば金利と年金で一生を終わらすことができた時代もありました。
しかし、今はゼロ金利・マイナス金利と言われる時代、成功せずとも失敗するような資産形成や資産運用まで求めずとも誰でもできるところからやっておくのも選択肢にあることを忘れはいけません。
初めての資産形成・資産運用にはNISAとiDeCo
普通預金・銀行の預け入れしかしたことがない方は、まず『NISA/iDeCo』の活用からだと言えます。
特に、NISAとiDeCoは組み合わせ方次第で十分リスクを分散して資産形成を行うことができます。
補足:NISAとiDeCoとは
NISA(少額投資非課税制度)とは
NISA自体は金融商品などではなく、『制度』です。
簡単に言えばNISAは「NISA用に作った口座の中の資金で運用・投資するものは非課税にする」という制度です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
iDeCo(個人型確定拠出年金)は平成14年1月より制度運用を開始した私的年金のことです。
iDeCoは、国民年金や厚生年金に上乗せし、老後の所得確保を目的にしています。
iDeCoは財形と似ている部分が多く、払出の制限等はありますが、税金に対する優遇策のボリュームに雲泥の差があると言えます。
ここで様々な固定概念があると思いますが、どうせ投資するなら株式投資をしたい!という方もいると思いますが、NISAが株式投資による運用益が最長10年まで非課税です。
つまり、どうせ投資をするならまずはNISAでやってみるべきだということに気づいてもらえると嬉しいです。
さらにiDeCoは60歳まで資産を引き出せないという条件があるため、本当に少ない金額からでもコツコツとやっておくと複利によって大きな資産になりやすくなります。
ちなみにiDeCoの場合は成功も損もせず、利益ゼロでも年齢が若ければ若いほど運用期間(預け入れ期間)が長いため大きな資産になります。
iDeCoを20歳で2万円ずつ仮に貯金していけば利益ゼロでも960万円は確実に資産形成ができます。
初めての資産形成・資産運用、実は選択肢は多い
NISAやiDeCoはリスクや元本割れのリスク配分は比較的低いものとなります。
その中で『ポートフォリオ』を組んで少しリスクのある金融商品にチャレンジしたいという向上心がある方には、下記の表も参考にしてみてください。
*ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのことで、特に具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します