暗号資産CFD(仮想通貨CFD)とは?ビットコイン fxとの違いは?
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)とは?
「暗号資産CFD(仮想通貨CFD)」とは、暗号資産(仮想通貨)を対象とした差金決済取引(CFD)です。
*差金決済取引は、対象となる資産の受け渡しは行わず、売買で発生した損益のみを受け渡すことで取引が完結します。
「暗号資産CFD(仮想通貨CFD)」も、トレーダーと取扱業者との間で暗号資産のやりとりはなく、売買した差額(法定通貨=円)が増減する仕組みです。
暗号資産CFDも既存の投資と同じく証拠金を預け入れ、その自己資金である証拠金に担保にレバレッジをかけた運用ができます。
仮想通貨FX(ビットコインFX)同様に空売りができるのも特徴です。
そもそもCFD(差金決済取引)とは?
CFDとは「Contract For Difference」の略、日本語では「差金決済取引」と呼ばれる金融デリバティブの一種です
CFDの取引サービスは1990年代にイギリスで始まり、欧米そして日本にも広がってきた経緯があり、有価証券などを保有せず、買い値と売り値の差額のみを決済する取引方法です。
対象となる資産は、今回紹介する仮想通貨・暗号資産以外に、株式・株式指数、債券、原油や金など多くの種目で取り入れられています。
外部サイトFinance Lite Tokyo:FXトレーダーがCFDで運用をするきっかけになる記事より
補足:どこで暗号資産CFD(仮想通貨CFD)取引ができるのか
- SBI証券
- マネックス証券
- Money Partners
- トレイダーズ証券
- BitFlyer
- DMMビットコイン
- GMOコイン
- カイカ証券
結局、暗号資産CFD(仮想通貨CFD)とFXとの差は何か
暗号資産・仮想通貨の受け渡しは行わず、売買で発生した損益のみを受け渡すことで取引が完結させることができる点です。
投資家・トレーダーからするとメリットは少なく感じるかもしれませんが自分の保有する暗号資産が取引中などに不正に流出してしまうというリスクを回避することができます。
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)=店頭取引のみ
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)≠『仮想通貨FX・ビットコインFX』
暗号資産CFDは、取引の相手方がサービスを提供する業者となる「店頭取引」のみです。
投資家や仮想通貨の保有者同士が仮想通貨・暗号資産を交換する『取引所取引』がありますが暗号資産CFD(仮想通貨CFD)には該当しないのも暗号資産CFD(仮想通貨CFD)と『仮想通貨FX・ビットコインFX』の差だと言えます。
取引所や証券会社目線で見る『暗号資産CFD』
暗号資産CFDはデリバティブ取引だと前述しておりますが、仮想通貨・暗号資産の現物取引ができる証券会社でなくとも暗号資産CFDは取り扱うことができます。
このことだけから読み取ると株式投資や外貨FXからのシェア拡大で暗号資産取引所を開業していない(暗号資産交換業者の登録を行なっていない)証券会社に利点があるとも言えます。
結局、FXとの差は何か
今でこそDMMビットコインやGMOコインなどが拡大させてCFD取引を可能にしていますが、厳密に言うとDMMビットコインからDMM CFDへページ移行します。
ビットフライヤー(bitFlyer)のような仮想通貨取引所は『bitFlyer Lightning』などと名称化し仮想通貨の現物・FX・先物取引に対応した取引所にしています。
FXや株式の取引でなじみのある証券会社で暗号資産が取引を始めやすいのがCFDだと言えます。
その裏付けとして、『SBI FXトレード』が提供する取引ツールと同じデザインで暗号資産CFDの取引ツールは作られているので投資家やトレーダーの「面倒・不便」を一定量カバーすることができると言えます。
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)の位置付け
外貨・為替=FX
株価指数+レバレッジ取引=先物取引
暗号資産・株式・株式指数、債券、原油や金など+レバレッジ取引=CFD
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)の魅力=レバレッジ
少額資本でも投資収益は大きく狙える=レバレッジ運用
暗号資産CFDは『仮想通貨FX・ビットコインFX』同様にレバレッジ取引が可能となっているため、自己資本が少ない少額資本でも投資収益は大きく狙える利点・メリットがあります。
➡︎稼げる仮想通貨FX・ビットコインFXやめておくべき投資なのか
『仮想通貨FX・ビットコインFX』とレバレッジ差
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)の魅力してレバレッジをかけることができる点は、必ず押さえておきたいところだと言えます。
しかし、仮にも『仮想通貨FX・ビットコインFX』よりもレバレッジが高い・低いということがあるならば、気になる点だと言えると思いますが、日本国内での『仮想通貨FX・ビットコインFX』も『暗号資産CFD(仮想通貨CFD)』も上限2倍のレバレッジ取引となっています。
法人名義の投資口座に関しては、一例で挙げるとビットフライヤーの『Lightning FX/Futures 法人アカウント』は2021年5月以降暗号資産リスク想定比率を用いた「最大」レバレッジを選択することができ2022年は6.69のレバレッジをかけて運用することができます。
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)=24時間365日取引可能
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)=『仮想通貨FX・ビットコインFX』
FXや株式投資は土日祝日や年末年始などに取引はできません。
仮想通貨や暗号資産はの場合は24時間365日取引ができる特性があるため、『仮想通貨FX・ビットコインFX』同様に暗号資産CFD(仮想通貨CFD)も取引が可能です。
24時間365日取引ができるため、平日仕事でトレードができない方などが挑戦するにも向いている投資だと言えます。
さらに、投資家としては、自己資金が完全に止まる期間を減らすことができるので、常に『自己資金を働く・動かす』環境が作れます。
➡︎仮想通貨・暗号資産との相関性は『S&P500』にあるのか
売り先行での空売り等も暗号資産CFD(仮想通貨CFD)は可能
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)=『仮想通貨FX・ビットコインFX』
現物取引では保有していないものは売却できませんが、FXの仕組みを使えばCFDでも売り先行の取引が可能です。
つまり、高騰した仮想通貨・暗号資産に逆張りをすることが可能だということです。
さらにネガティブサプライズがあれば、価格が暴落すると予測できるため空売りの運用も非常に有効です。
現物取引ではこの空売りができないため、順張でエントリーするには遅すぎた高騰相場の場合、エントリーはできず待つしかなくなります。
この現物取引にはできないトレード手法であらゆる角度から利益を狙っていくには、仮想通貨FXは有効的だと言えます。
手数料が少ない証券会社=スプレッド幅が大きい傾向=実質手数料
暗号資産CFDでの取引は、売値と買値にスプレッドがあります。
FXのトレーダーであればスプレッドはあって当たり前と思うかもしれませんが、仮想通貨・暗号資産の投資家はさまざまな投資種目のキャリアを持っている方が多いため念のためお伝えしておきます。
ちなみにスプレッドの具体的な数値や変動制・固定制なのかという点も元々ボラティリティが高い仮想通貨では証券会社ごと、取引所ごとに仕組みが異なり個々に臨機応変に情報がアップデートされるので確認をしておくことをおすすめします。
【まとめ】投資初心者でも暗号資産CFD(仮想通貨CFD)は可能
暗号資産CFD(仮想通貨CFD)はまず証拠金である資本を一定程度確保し、含み損を損切りする機会が遅れても、決して強制ロスカットされることがないように注意しましょう。
対策はこれしかなく、変に『稼げている投資家』の真似をしたりする必要はありません。
クルマの運転をして事故をするのと、クルマの便利さを感じて人生を過ごすかのように、リスクから逃げ続けて儲かる仕組みはこの世に存在はしないはずです。
地道さ、謙虚さを大切にお金という資本で自由や、不便さを取り除けることを願っております。
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