OpenSeaでNFT(デジタルデータ・アート)を出品する方法

OpenSeaでNFT(デジタルデータ・アート)を出品する方法

OpenSeaでNFT(デジタルデータ・アート)を出品する方法

OpenSeaとは?

OpenSeaはNFTの販売を行っている最大手のマーケットプレイスです。

2017年12月に創業し。OpenSeaが誕生した当初は、NFTのマーケットプレイスではなくCryptoKittiesというNFTゲームが収益源となっていました。

その後、NFTのマーケットプレイスが始まり、現在では100万のウォレットがOpenSea常時接続されているとも言われており、OpenSeaの評価額は133億ドル(約1兆5440億円)にも成長しています。

OpenSeaの現在の収益元はNFTの売買等で発生する手数料で、約30日ほどで数億ドル(数百億円)の手数料が発生しているとされています。

そもそもNFTとは?

NFTは非代替性トークン、であることをまず最初にお伝えするべきでしょう。

NFT=Non-Fungible Tokenの略。

偽造することができない鑑定書や所有証明書付きのデジタルデータとイメージすれば、不動産やクルマの所有権・車検証のようなものがあると理解しやすいかもしれません。

であり、仮想通貨(暗号資産)と同様にブロックチェーン上で発行および取引されます。

今までのデジタルデータ(アートや音楽など)は簡単にコピーや改ざんができてしまうことが問題視されていました。

そのためどうしても貴金属などの現物資産が優位とされていましたが、NFTがその優位性を同等或いは上回れるようになるとされています。

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OpenSeaで何をNFTとして出品し販売できるか

OpenSeaでNFTを出品し販売や売買ができるのは40MBまでの下記のフォーマットでのデータとなります。
それ以外のフォーマットで制作したデータは『書き出し』等で変換すれば販売が可能です。

  • イラスト:JPG, PNG, GIF, SVG
  • 動画:MP4, WEBM
  • 音楽:MP3, WAV, OGG
  • 3Dモデル:GLB, GLTF

これ以外のフォーマットでOpenSeaにアップロードはできませんので初心者の方はフォルダ名などで確認をしておきましょう。

OpenSeaで『NFT』がクレカ決済可能に!

今回『OpenSea』はシンガポールを拠点とする、仮想通貨・暗号資産の決済関連企業である『MoonPay』と提携したことで『NFT』をクレジットカードで買うことが可能になります。

NFTをクレカ決済できるようにすることによって、NFTというビジネスカテゴリーでの経済規模を拡大させる狙いを感じて取れます。

具体的には『OpenSea』内での提供されているNFTの発行・発売・2次流通にもクレジットカード決済が可能になります。

『OpenSea』でのクレカ決済が行えるカード会社はVISA・Mastercard・Apple Pay・Google Payとなり、JCBやアメックス、ダイナースクラブは含まれませんでした。

➡︎【実は知らない】『NFT』をクレジットカードで買う方法(OpenSeaも可能に!)

補足:『MoonPay』とは

2018年にイギリスで創業され、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップル、そのほか80種類ほどの仮想通貨・暗号資産をクレジットカードやデビットカードを使って購入できる決済システムを提供しています。

2022年1月にMoonPayは『Moonstake』がというステーキングサービス事業を行う企業に導入され、『Moonstake』が2021年5月、シンガポール証券取引所に上場している『OIO Holdings Limited』の完全子会社化により拠点が移されたとされています。

『MoonPay』は世界的に認定が難しいとされるライセンスである「Malta Financial Services」からVFA(Virtual Financial Assets)を保有している企業です。

OpenSeaのコレクションと出品は意味が異なる

メルカリなどのフリマアプロをイメージしてしまうと既にプロセスが難解になります。

OpenSeaはまず店のような箱≒コレクションを準備し、その中から出品していく仕組みとなっています。

そのためまずはコレクションを作り、その後出品という流れになります。

コレクションを制作するだけでは費用はかかりません(ガス代もこの時点では発生しません)

OpenSeaでのコレクションの作り方

My Collections」をクリックし各設定をしていきます。

OpenSeaでのコレクションはまだ難しい単語は出てきませんのでさくさくと記入していけるはずです。

ロゴとアイキャッチの差

ロゴはコレクションのアイコンとなるものでアイキャッチ画像はコレクションの一覧ページや検索で出てきたときに表示されるものです。

*同じものでも構いません

OpenSeaでの出品はロイヤリティ利率・ブロックチェーン・仮想通貨設定が第一関門

OpenSeaでのRoyaltiesは作品の二次販売時に作者に還元されるロイヤリティのことです。

つまり自分の作品を購入したクライアントが次に転売や譲渡をする際に作品を制作した自分にも販売代金の0%〜10%までを還元するように設定することができます。

もちろん、0%での設定も可能です。

OpenSeaでのBlockchainというのはNFTを売買する際に利用するブロックチェーンの種類のことです。

日本も含め海外でもイーサリアム(ETH)での取引が主流となっていますが、随時ブロックチェーンは増える可能性がありますので、自分にあったブロックチェーンを選ぶことが可能です。

イーサリアム(ETH)という仮想通貨・アルトコインの優位性や特徴について

OpenSeaでのPayment tokensとは、出品した商品が売れた場合に支払われる通貨を設定することだと認識してください。

NFTはご存知の通り現金やクレジットカードは使用できないため必ず、仮想通貨での設定となります。

これも主流としてはイーサリアムETHです。

OpenSeaでのコレクションはnameは作品名

Name:アイテムの作品名であり、製作者やアーティストの名前ではありません。

わかっているという声も聞こえそうですが、以外とこのようなミスも英語表記になれず起こりやすいので注意しましょう。

OpenSeaでのSupplyとは

OpenSeaでのSupplyとは、現在のアート市場の表現で言えばエディション(edition)です。

あくまでもデジタルデータのため制作段階で販売数を決めなくてもいいですが、OpenSeaではSupply数=販売数量です。

OpenSeaでのFreeze metadataとは?

NFTアイテム・NFTのロック(凍結)とは?

OpenSeaでのFreeze metadataは、NFTに含まれる全てのコンテンツを永久にfreeze=ロック(=凍結)することです。

Freeze metadataを行うメリットは、Freeze metadataを設定することで永久的に改ざん・紛失から保護することができるためです。

もちろんFreeze metadataを設定せずの出品することも可能ですが分散ファイルストレージ(IPFS)に保存できるのもNFTの魅力なのでぜひ知っておくべきでしょう。

OpenSeaでのNFTアイテムの出品方法

アイテムの登録(=コレクション)が終われば店は完成したという認識でいいと思います。

この完成したお店で何を展示に販売するかが『出品』という段階になります。

OpenSeaでのNFTの販売方式は少し複雑

固定価格出品(Fixed Price)でNFTをOpenSeaで売る

NFT作品やデジタルデータのCDショップのように1枚3000円なと固定で決めて販売することです。

ここでは販売する期間も設定ができるため、『1日限定販売』というような付加価値を作りやすい仕組みとなっています。

値引き交渉等も購入する側は可能なためメルカリの「お値引き可能ですか?」というコメントが来ることを前提で価格設定をしておくのも一つの戦略かもしれません。

オークション出品(Timed Auction)でNFTをOpenSeaで売る

オークション形式は注目度がある商品に適しているといえます。

そのため一般的には固定価格出品でいいでしょう。

オークションの形式としては、値段をどんどん上げていき最終的に購入希望者が1名になるまで落札価格を決めるイングリッシュオークション(Sell to highest bidder)と『ダッチオークション=Sell with declining price』という最上限価格からどこまでお買い得に購入者が落札するかを決める方法の2種類があります。

OpenSeaでの用語・単語集

OpenSeaでのDescriptionとは

OpenSeaでのDescriptionとはコレクションの詳細説明という認識で書き加えていきましょう。

OpenSeaでのSchedule listing(Duration)とは

販売期間を設定します。登録されているプリセットから選ぶ他、詳細なスケジュールを自分で決めることもできます

OpenSeaでのSell as a bundleとは

複数のアイテムをまとめてセット販売する際に用いるオプション設定のことです。

OpenSeaでのReserve for specific buyerとは

OpenSeaは購入者を指定する事ができ、必要に応じてReserve for specific buyerを設定します。

OpenSeaでのInclude reserve priceとは

リザーブ価格のことで。購入者には公開されません。最低出品価格のことです。

OpenSeaでNFTを出品する際のガス代

OpenSeaではNFTの販売で一番注目されており、コスト扱いされているのがガス代です。

売れるかどうかわからない出品や試しにOpenSeaでNFTを出品したい方には嫌な存在でしょう。

そしてここでMetamaskを使用する機会がやってきます。

初回のNFTアイテム販売時のみ、ウォレットの初期化をする代金とトークンを使うための手数料が必要です。

ガス代は、2回目以降の出品では発生しません。

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