イーサリアム(ETH)という仮想通貨・アルトコインの優位性や特徴について

イーサリアム(ETH)という仮想通貨・アルトコインの優位性や特徴について

イーサリアム(ETH)という仮想通貨・アルトコインとは何か。優位性や特徴について

イーサリアム=(ETH)とは=アルトコインで1番ポピュラー

ETH(イーサリアム)は、現状多くある仮想通貨のスマートコントラクトの基盤になっている仮想通貨・暗号資産です。

アルトコインで、ビットコインはアルトコインには含まれないため、アルトコインで1番ポピュラーな仮想通貨と言えます。

イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額2位を誇る仮想通貨・暗号資産として信頼・信用性・知名度ともに高いこと自体に優位性があります。

イーサリアムの構想自体はロシアのヴィタリック・ブテリン氏が、なんと19歳のときに考案したといわれています。

イーサリアムの特徴

イーサリアムの強み=スマートコントラクト

イーサリアムの『スマートコントラクト』とは、ブロックチェーンシステム上で、設定されたルールや条件下に実行・取引・売買が行えるプログラムです。

スマートコントラクトを一番わかりやすくイメージするのは自動券売機・自販機

スマートコントラクトをブロックチェーンや設定されたルールと説明すると難しいですが、簡単に言えば切符を買う際の自動券売機や、飲み物を買う際に使用する自動販売機もスマートコントラクトの仕組みです。

一定の条件を満たせば自動的に契約が成立するというのは、つまり買い手が持っているお金が切符や飲み物を買えるだけあれば商品を渡し、足りなければ買えない・渡さないという単純なルールを人がいなくてもしてくれるというのがスマートコントラクトです。

タバコやお酒であれば年齢制限や年齢認証もスマートコントラクトでいうルールと条件で、『20歳以上・購入可能資産あり』というプログラムで実行されるのです。

自販機以上の価値がイーサリアムのスマートコントラクトはあるのか?

ここでスマートコントラクトの基礎が理解できると、イーサリアムの優位性とまで言えるのか?

「30年ほど前から自販機はあったぞ?」

という部分ですが、ブロックチェーンとイーサリアムのスマートコントラクトがタッグを組むことで、社会は大きく変化します。

スマートコントラクトでほとんどの契約は自動化できる

ブロックチェーンの仕組みは中央集権型でないということは理解できると思いますが、スマートコントラクトが加わると、不動産やクルマ、保険など営業マンなどを介してしか購入や契約ができなかったものが全てスマートコントラクトで成立できるという部分なのです。

イーサリアムのブロックチェーンと『Dapps』

Dappsはイーサリアムのブロックチェーン上で開発されることが多いのにも理由があります。

Dappsは、イーサリアムのブロックチェーン・スマートコントラクトを利用して、開発や応用が進められています。

イーサリアムのブロックチェーンやスマートコントラクトはそもそも、イーサリアムのビジョンとして『Dappの開発を容易化』が含まれており、Dappsを開発する場合に便利なツールをイーサリアムは多く共有化しています。

つまりDappsを開発するインフラが整っていないブロックチェーンよりも整っているものを選びたいと言う根底があります。

スマートコントラクトの『人間を介さない契約』は企業にはメリットしかない

まずは人件費やコスト・経費が格段に減るということです。

信頼や透明性も個々によって差が生まれることもないということです。

不正行為もほぼ不可能で、改ざんもできないと言える保全力を人間に求めることはできないため、イーサリアムのスマートコントラクトは企業にとってメリットしかないと考えられるのです。

このことによってDiFiの利用者拡大が可能となりました。

補足:DiFiとは

DeFi(Decentralized Finance)は経済紙やネットの言葉を用いると『中央管理者を必要としない分散型金融』のことです。

ここでの中央管理者というのは中央銀行や政府機関をイメージしてもらうと、銀行を必要としないで銀行が行っているサービスが受けられるということです。

中央銀行や政府機関はDeFiの反対語でCeFi(=Centralized Finance)の略です。

DeFiiが分散型金融に対してCiFiは『中央集権金融』を表します。

合わせて参考にしたい記事

DeFiで稼ぐ方法と流動性マイニングの関係・仕組みを理解する

イーサリアムのスマートコントラクトが不景気や格差を引き起こす可能性

イーサリアムのスマートコントラクトが全世界に実用化された場合、多くの人の仕事は奪われる可能性があります。

営業やセールスという会社にはいなくてはならない存在がほぼ不要になり、マーケティングや販売促進に営業やセールスが吸収されることが想像できます。

つまり、『雇用する人数を企業は減らせる≒雇い手・雇用先の現象』が容易に想像できるのです。

プライベートブロックチェーンもスマートコントラクトの需要を高める

スマートコントラクトはあくまでもブロックチェーンの環境下で中央集権型から分散型のプラットフォームにしたのは事実です。

あくまでも、イーサリアムのスマートコントラクトもプログラミングされたものであるため応用性は計り知れません。

その中でご紹介するのはプライベートブロックチェーンです。

スマートコントラクトのプライベートブロックチェーンとは?

一定の中央集権型スキームは保持したまま、だれも管理できないのではなく、特定の管理者が許可した者を参加させて、VIPルームのような環境をブロックチェーン上で作ることもできるのです。

ここでVIPルームで何をするのか、という部分で言えば中央集権型のスキームは残っていますが、管理者がルールを変更できる点です。

例えば、インビテーションされた人との契約で、ビジネスシーンであればクーリングオフのようなルールなども独自に定めるブロックチェーンが構築できるということです。

合わせて参考にしたい記事

なぜイーサリアムがあるのにイーサリアムクラシックに投資するメリットがあるのか。ETHとETCの差を解説

 

イーサリアム(ETH)のフリップニング効果とは

イーサリアムの『フリップニング』とはイーサリアムの価格がビットコインの価格を上回ること状態を言います。

ビットコイン以外をアルトコインと呼ぶ中で、イーサリアムの流用性の高さ(特にNFTやDeFiなど)が市場価値の逆転する可能性があるということです。

補足:NFTとは

非代替性トークンを意味しNFT=Non-Fungible Tokenの略。

偽造することができない鑑定書や所有証明書付きのデジタルデータとイメージすれば、不動産やクルマの所有権・車検証のようなものがあると理解しやすいかもしれません。

であり、仮想通貨(暗号資産)と同様にブロックチェーン上で発行および取引されます。

今までのデジタルデータ(アートや音楽など)は簡単にコピーや改ざんができてしまうことが問題視されていました。

そのためどうしても貴金属などの現物資産が優位とされていましたが、NFTがその優位性を同等或いは上回れるようになるとされています。

ブロックチェーン上で発行・流通されることによりコピーやハッキングが非常に難しいため、資産価値として今後大きく認められることは間違いないと言えるでしょう。

イーサリアム(ETH)と『NFTfi』

『NFTfi』とはNFTとDeFi(分散型金融)によるレンディングサービスです。

NFTfiは、NFTを担保にイーサリアム(ETH)を借りたい人と貸したい人をマッチングするプラットフォームです。

もっと簡単に言えばNFTを保有している人間が一時的に資金調達をするための担保として使うことができます。

*イーサリアム(ETH)は、イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額2位を誇る仮想通貨・暗号資産

➡︎『NFTfi』とは?NFTとDeFiで何ができるのか

補足:仮想通貨・暗号資産のレンディングとは?

レンディングというのは簡単に言えば、銀行に預けて利息をもらうことと同じです。

金融機関に預けた場合は金融機関が運用するという中でも金利が発生しますが、仮想通貨・暗号資産の中のレンディングはあくまでも第三者への貸し付けることで金利のように報酬を受け取る仕組みです。

ちなみに『レンディングサービス』とはこの、第三者に貸し出すための借主と貸主とを仲介するサービスを言います。

「レンディングサービスを利用する」とは言いますが、「レンディングサービスで投資をしている」とは言いません。

イーサリアム企業連合(EEA)とは

イーサリアム企業連合は、イーサリアムのスマートコントラクトをビジネスに活用することを目指して、2017年に設立された非営利団体です。

イーサリアム企業連合は世界的シェアを持つトヨタ自動車やマイクロソフトなど大手企業が150以上もすでに参加しています。

さらにスマートコントラクトが実用化された際に巨額の送金等を行いそうな財閥企業である三菱東京UFJの名前もあります。

イーサリアム企業連合(EEA)がイーサリアムの信用と担保に

イーサリアムやビットコインの評価ポイントというのは時価総額が一番大きな項目です。

しかし、ボラティリティが高い市場ということもあり、なかなか一定の評価をしにくいという問題があります。

その分、今後イーサリアムを導入しようとしている企業が担保と考えるのがイーサリアム企業連合です。

このイーサリアム企業連合の参加企業が推しているということが何よりの信用であり信頼だと考えられるため、イーサリアムを支える大きな柱とも言えます。