投資家も注目、ディズニーついに『メタバース・WEB3』に参入!

投資家も注目、ディズニーついに『メタバース・WEB3』に参入!
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投資家も注目、ディズニーついに『メタバース・WEB3』に参入!

アメリカのディズニー社がついに既存のメタバース関連企業などを事業開発のプログラムに選び、本格的な参入を示唆しました。

近年のディズニーの作品は既存の作品よりも2倍以上のコストをかけて、ディズニー社の作品はリアル動きのなアニメーションを追求し、AIなどを早くから取り入れた作品作りがされていました。

そのような最新技術を恐れず取り入れる姿勢にディズニーのWEB3化、メタバース参入というのは投資家もディズニーファンも非常に興味があり、ニュースを待ち望んでいました。

Web3.0へ移行することで解決されるとしている問題

  • サービスやモノを買うためには自分の個人情報を企業へ預けなければならない
  • サービスやモノを売るためには顧客の個人情報を保管・管理しなければならない
  • 中央集権型のサーバーに依存することで、自分でリスク管理ができない環境にある
  • 中央集権型のサーバーに依存することで、自社に過失がなくとも企業として大きなダメージ受ける可能性がある

▷▷▷『Web3.0』への投資を本気で考えなければいけない理由

ディズニーが『メタバース・WEB3』に参入した背景

デジタルワールドというものにマッチする資産をディズニー社は多く保有しており、その資産であるメディアやエンターテイメントが最新のテクノロジーによって今以上に楽しめる展開になる

*和訳は筆者がしています。

とボブ・チャペク最高経営責任者(CEO)は発言しました。

メタバースとは

メタバースは、超越を表す古代ギリシャ語の「meta」に、世界を表す「universe」を掛け合わせた造語であり、語源とさえれています。

インターネットが世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークと説明するならば、メタバースはインターネット上にある三次元の仮想空間のことです。

▷▷▷メタバースが投資として成り立つ仕組み

『ディズニー+』で勝ち取った『WEB3』へのチケット

2018年に『ディズニー+』というストリーミングサービスのビジネスの考案があり、その後2019年にアメリカなどでサービスが始まりました。

『ディズニー+』は開始後1年で8680万人ものユーザーを確保し、ITツールやソフトウエアの有効活用・マネタイズを成功させています。

参考出典:Disney +(ディズニープラス)(https://disneyplus.disney.co.jp/)

ディズニーのNFTの発売とWEB3・暗号資産

2021年11月発売に前述した「Disney +(ディズニープラス)」のプロモーションとして、販売されたものです。

「GOLDEN MOMENTS(ゴールデンモーメンツ)」というコレクションは4,333点のNFT作品は即時完売しました。

これがディズニーのNFT参入の時でした。

その後、NFTの二次流通ではプレミアが付き333ドル(約3万7千円)だったものが100倍以上の値段で取引されています。

ミッキーマウスのNFT化

ディズニーのメインキャラクターであるミッキーマウスも2021年末に初めてNFT化されています。

このように遡るとディズニーは着実にWEB3の波に乗っていると言えます。

ちなみに、2021年12月のに発売されたThe Mickey Mouse NFT(ザ・ミッキーマウスNFT)もプレミアが付き市場がディズニーのWEB3を待ち望んでいることを感じたようです。

ディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだ企業

  • ポリゴン(MATIC)
  • Flickplay
  • Lockerverse
  • Inworld
  • Obsess
  • Red 6

NFTとは?

NFT=Non-Fungible Tokenの略です。

偽造することができない鑑定書や所有証明書付きのデジタルデータとイメージすれば、不動産やクルマの所有権・車検証のようなものがあると理解しやすいかもしれません。

参考:NFTって結局何?を解決する記事

ディズニーが選んだ『メタバース・WEB3』のブロックチェーン プラットフォーム

筆者の私も実は驚いたのが、ディズニーがブロックチェーンのプラットフォームに選んだのが暗号資産ポリゴン(MATIC)だったことです。

それと同時に『さすが、ディズニー』とも言える選択にブロックチェーンに知識のある方々は思ったのではないでしょうか?

それと同時に暗号資産ポリゴン(MATIC)がセカンドレイヤーソリューションの役割を超えたとも判断できました。

ちなみにディズニーがポリゴンを選んだという情報があってからの24時間で約6%ほどの上昇があったことでポリゴン自体の評価が上がったとも言えます。

仮想通貨 ポリゴン(Polygon・MATIC)とは

Polygon(ポリゴン)は、イーサリアムのセカンドレイヤー・ソリューションとして、イーサリアムとの互換性を持っています。

仮想通貨 ポリゴン(Polygon・MATIC)はイーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決するためのプロジェクトとも言え、イーサリアムが抱える課題や欠点・改善点をクリアしてきました。

ポリゴン(Polygon・MATIC)には、MATICと呼ばれる独自のトークンがあります。

▷▷▷ポリゴン(Polygon・MATIC)は稼げる仮想通貨なのか、投資するべき優位性のまとめ

補足:セカンドレイヤーソリューションとは

セカンドレイヤーとは、メインのブロックチェーン以外で何らかの取引を実行・承認作業を行う技術のことをです。

セカンドレイヤーのメリットは、メインのブロックチェーン上で処理を行わないために、情報の渋滞が起こりにくくなることです。

投資家が注目するディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだFlickPlay(フリックプレイ)

ディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだFlickPlay(フリックプレイ)はソーシャル・メタバースアプリ開発会社です。

「FlickPlay(フリックプレイ)」は、あのNFTゲームであり大人気メタバースゲームのThe Sandbox(ザ・サンドボックス)とパートナーシップを結んでいる企業で、メタバースの枠組みを完成させられる手腕があると言えます。

▷▷▷【初心者でも分かる】The Sandbox(SAND)とは?

投資家が注目するディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだObsess(オブセス)

Obsess(オブセス)は、「バーチャル店舗」を構築する体験型Eコマースの長けた企業です。

最も有名なのはラグジュアリーブランド『ディオール(Dior)』の、パリの実店舗を再現したVRストアです。

トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)

ファーフェッチ(Farfetch)

リーバイス(Levi’s)などのVRストアを手掛けています。

投資家が注目するディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだ『Red 6』

アメリカ空軍とも契約しているAR企業

2018年に設立された『Red 6』2021年にアメリカ空軍と約77億円の契約をしたことで有名になりました。

『Red 6』はAirborne Tactical Augmented Reality System(ATARS、航空戦術ARシステム)という空軍向けのトレーニングシステムを開発しており、戦闘機のヘルメットにARデバイスを実装し、飛行中にARを用いてトレーニングできるようになります。

ディズニーが『メタバース・WEB3』のパートナーとして選んだ人材・リーダーとは?

『次世代』と『ディズニー』を掛け合わせる優秀な人材

2022年2月にディズニーの同SEOはメディア・エンターテインメント配信部門の幹部のマイク・ホワイト(Mike White)氏を、Next Generation Storytelling and Consumer Experiences(次世代ストーリーテリングおよび消費者体験)担当シニアバイスプレジデントという新しい役職に任命しました。

2011年にマイク・ホワイト氏はディズニーの子会社ディズニー・インタラクティブ(Disney Interactive)の最高技術責任者(CTO)として入社しています。

*ディズニー・インタラクティブは1994年にIT関連やゲームなどでのソフトウェアの開発や販売を目的として設立されました。

その後、ディズニーパークスなどで責任者を歴任し、モバイル・アプリ・ゲーム・データなどをディズニーが上手く経営戦略に取り入れるというキャリアを築きました。

つまり簡単に言えば、WEB2世代をディズニーに乗り越えた一人とも言えます。

投資家がディズニーのメタバース参入に恐れるのは『過度の期待』

今まで、ディズニーは多くの作品やコンテンツ・サービスに対して、期待を超える結果を残し、ファンを増やしてきました。

確かにWEB2世代を乗り越えたディズニーはある程度の自信があるとは思いますが、メタバースというまだ浸透していないプラットフォームや仮想通貨・暗号資産を利用することで利用者の期待は爆発的とも言えます。

簡単に言えば、ヘッドセットの中、家の中に世界中のディズニーランドに匹敵するものを作る必要があるとも言えます。

他のアニメーションなどであれば3D化されるだけで満足するものもディズニーはより高いモノを求めてしまうため、『永続的に勝ち組』のディズニーというブランドが失墜する可能性もあるのです。