生保大学課程は転職する時にしか役立たない

生保大学課程は転職する時にしか役立たない

生命保険大学課程の受験

これまでの生命保険募集人資格のプロセス

生保一般過程、3日以内に合格できる資格

生命保険専門課程は3日は勉強すれば落ちない

生保応用課程は一夜漬けだと厳しい

応用課程試験の合格者を対象に、ファイナンシャル・プランニング・サービスに必要な生命保険、その関連知識をより専門的なレベルで修得することにより、真の生命保険ファイナンシャルプランナーの育成を目的としています。生命保険大学課程試験(全6科目)合格者で、一定の条件を満たす者には『トータル・ライフ・コンサルタント〔生命保険協会認定FP〕(略称TLC)』の称号が授与されます。

もはや生保大学まで受験するのはモノ好きとしか言えないくらいのレベルの試験です。

正直、すごく難しかったです。

私は一度落ちました。

それでも再受験した理由はメリットよりこれだけ持っていないのが悔しいという気持ちだけでした。

合格した時の点数は92点で、90点以上で賞状のようなものをもらうことができます。

生命保険大学過程は大きく変更された部分がある

生命保険大学過程は今までもCBT化された今も2科目×3回の受験でようやく合格できるという構成自体が合格までに時間がかかる資格です。

*科目受験スケジュール 5月~6月・9月~10月・1月~2月 どこから受験を開始しても問題はありません。

しかし、一般課程からお話してきた通り、CBT化が生保大学過程でも適用され形態が大きく変わっています。

私が受験した当時は税務系が一番ボリュームゾーンでここを合格すれば、難所はクリアという感じでした。

生保大学課程は転職する時にしか役立たない

生保大学を合格したからと言って、商談で有利になるようなことはありません。

ただただ知識が増えたというくらいで、トータルライフコンサルタントにシニアライフコンサルタントからなったと言ってもお客さんはどちらがすごいかわからないのも理由です。

しかし、保険業界では大学課程は損保も生保もトップレベルの難易度で普通に考えれば、ファイナンシャルプランナー1級を取る方が絶対優位性は高いのに保有しているという部分で言えば、学歴がなくとも努力した営業ということは分かってもらえる資格です。

本当に転職で役立ったか

生命保険会社から保険代理店へ転職する際に、生保大学課程は合格していましたが面接官の方は「お〜すばらしい」以上のコメントはありませんでした(失笑)

しかし、生保大学を保有してよかったと感じたのは、そのあとに保険関係のセミナー講師のオファーがきた時です。

ファイナンシャルプランナー1級を持っている人は多いけど、生保大学合格者は少ないのでセミナー講師の仕事を受け始めてからは持っていてよかったと感じました。

資格保有者が少ない資格ほど珍しがられるという稀な対応を感じた瞬間でした。

さて、ここからは実際生保大学を受ける必要が出てきた方向けにお話していきます。

生保大学の合格のコツ

これはズバリ、地道にコツコツです。

『要領よく勉強した人が落とされる試験』と言っても良いと思います。

要領をつかまず全ての単元で、理解し自分で言葉で解説できるくらいのレベルで私は合格しました。

ちなみに過去問だけでも受からないと思います。

私自身、生保応用課程でしっかり勉強した方でしたが、落ちました。

え?見たことない!っていうような問題が出たのが記憶に残っていますが、2回目の受験の際はなんとなくここのことだなというのがわかるようになっていました。

つまり、過去問ベースで勉強すると文章の形や形式で覚えてしまいますが問題文自体がしっかり変わって出題されるので注意が必要です。

そのためテキストの読み込みが応用過程よりも重要になってきます。

生保大学は配点の大きさと合格点数で戦略的に挑む

ここで唯一要領が使える部分は合格点数が60点だということです。

100点満点を狙うよりも確実に取れる問題を確実に回答していけば受かりやすいですし、精神的にも余裕を持って受験することができます。

その中でもやはり計算問題は生保応用過程同様重要な問題なので、配点が大きい部分は絶対に逃さないように勉強していくことのが要領とも言えます。

損保大学過程との差

保険代理店へ転職した後、損保も同様に資格をたくさん取っていた私ですが、損保大学も難しかったです。

しかし、ファイナンシャルプランナー1級の方がやはり勉強していても実務で役立つことが多いです。

損保大学過程は専門コースとコンサルティングコースに分かれていて、ボリュームは同様に多かったです。

法務・税務は生保大学で十分勉強していたので抵抗なくできましたが、結果として保険業は損保も生保も『税金』の部分が共通して苦戦する部分なので、最初からしっかり勉強しておく方が時短にはなると思います。

生保大学課程を合格するなら・・・FP1級

今となってもう一度受けるかと言われると疑問を感じる試験(笑)です。

というのも有効期限付き資格なのでまた継続しないといけないのです。

知識は残りますが、継続してこの資格を保有していくだけのモチベーションがあれば営業でMDRTを目指した方が絶対に経済的にも社会的地位もメリットがあると思います。

ちなみにMDRT会員の人で生保大学を持っていると言う人にはあまり出会いませんでした。

それよりファイナンシャルプランナー1級が圧倒的です。

あえて、綺麗事抜きにちゃんと生保大学過程のお話をしてみました。

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