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なぜカジノのお金持ちや富裕層は集まるのか
お金持ちが集まる場所というのは日本はそう多くありません。
その時点で日本に入ってくるお金は必然的に少ない、そう考えた場合『なぜ』カジノにお金持ちや富裕層が惹かれるのか気になったことはありませんか?
お金を持ちすぎたある国の人々が行き着く先がカジノ
カジノと言えばカジノロワイヤルという名がついた007の映画を思い出します。
日本でパチンコや競馬、競艇などをお金持ちがしているかというと、そうは思わないはずです。
もちろん、馬主として馬に投資するというのは一つありますが、カジノというギャンブルになぜお金持ちが集まるかと言えば、
中国の莫大な富を保有するお金持ちはカジノ好き
中国という独立した国は、圧倒的な統治力があります。
その中で、中国は意外にもパチンコや競馬・競輪というギャンブルがありません。
お金を持っている人は必ず一度はそのお金でどれだけのことができるのか、確かめる経験をします。
それがお金で幸せが買えるのかを確かめる一つのプロセスでもあるからです。
そもそも、中国のようにお金があってもお金が使いにくい環境に置かれると、内需など気にせずお金が使える場所へ行こうとします。
富裕層やお金持ち・セレブにはありがたいサービスもカジノにある
あくまでもカジノは利用者がたくさんお金を落としてくれることを望んでいます。
つまり、世界中からお金持ちや富裕層・セレブを誘致させたいのです。
そのため、カジノの運営会社は、誘致する際にカジノの入るホテルのスイートルームやプライベートジェット・リムジンでの送迎などの待遇が用意されます。
カジノは儲かるのか、ハイリスクハイリターンの投資に似ているのか?
お金持ちはや富裕層がわざわざ負ける・資産を減らすためにカジノに集まるか?
という疑問も残ります。
逆に、カジノはすごく稼げる・儲かる何か秘訣・戦略がある可能性も考えられます。
私自身、カジノなどのギャンブルはまったくの素人なので、シンガポールやドバイでカジノに通う人間からも話を聞いてみました。
カジノはビジネスが基本の原理で『負ける・損をする』
カジノの収益率で重要なのはペイアウト率という還元率で、これは緻密な統計論を併せて算出されています。
このペイアウト率は生命保険や損害保険などとも共通する仕組みで『保険数理』でも同じような計算が出てきます。
保険数理の世界では複合確率なども使われます。
簡単に言えば、カジノで言えば賭ける金額以上にカジノが報酬を払う状態、保険商品で言えば、保険料より保険金を支払う確率が100%未満にならなくてはビジネスや商品として成立させることができないということです。
つまり、経営側の支払い率が利用者の支出以上にならないように統計上はカジノもできているということです、
カジノのゲーム別ペイアウト率
オンラインカジノだと設備や運営経費に差が出にくいので、あえてオンラインカジノでペイアウト率を調べてみると、オンラインカジノ全体でのペイアウト率は95%〜97%でした。
ブラックジャックはカジノの多くで100%を超える上限設定がされています。
その代わり、バカラやルーレットのペイアウト率は高くとも98%ほどになっているので、ペイアウト率だけでいえばブラックジャックがスキル次第で稼げる可能性の高いゲームだと言えます。
カジノのキャッシュフローの仕組み
ペイアウトは前述通りですが、還元率であり、10万円をゲームに賭けた場合90万円が戻ってくるならば還元率は90%という計算になります、
それに加え、カジノの運営側への収益は控除率とも呼ばれ、運営側への報酬として設定されています。
カジノはかなり稼げる率が高いことになる
カジノとパチンコのペイアウト比較
パチンコやスロットの多くは80%〜85%のペイアウト率が設定されています。
宝くじはちなみにペイアウト率46%です。
簡単に言えば、統計論が通用し、リスクヘッジのバランスと取り続けることで、カジノでの勝率は上がることになります。
そもそも歴史的に見れば、統計学や統計論自体が貴族がギャンブルに勝つために数学者を雇ったとも言われています。
投資の世界でも勝率の統計というのがあり、『大数の法則』は投資や保険の世界でもよく使われます。
つまり、回数を多くすればするだけ、理論値に限りなく近づくため、戦略が組みやすくなると言えます。
大数の法則とは?
コインの裏表で表の確率は50%ですが、次も表で次も表という確率は最終的に90%以上の確率で裏になる状態が生まれます。
これを例えば1000回コインを投げ続けると、表と裏の出る確率は50%に戻ってくるという理論です。
つまり回数を重ねると勝率は上がりますが、連続して思い通りになる確率は理論上は不可能だということです。
カジノは最大の『裏のお金』の換金所
カジノの世界では、良いことをして富を得た人も、言い換えればどんな手段で手にしたお金でも関係はありません。
日本も海外もたくさんの表に出せないお金は、結果として紙切れでしかなく、どうにか裏のお金を表のお金に換金する方法を探します。
フェラーリを50台まとめて買うのは現実的に難しく、その50台のフェラーリを現金にするにはさらに時間もコストも要します。
その点、カジノは元々高額をチップに換金する人が多く、チップを友人などに渡すこともできてしまいます。
その仕組みを悪く利用すれば、いくらでも『裏のお金』の処理や『贈与』をさせやすくする環境とも言えるのです。
本当の富裕層がカジノの行く理由
私の本業は保険代理店の経営であり、ファイナンシャルプランニングをさせてもらっています。
その中で資産の多い人ほどギャンブルはしない・賭け事とは縁遠い生活をしている場合が多いです。
しかし、カジノに世界中の富裕層が集まる理由は何か?
そう考えると確かに稼げる確率が高いということもありますが、もうお金は焼いて捨てるほどある人の心理状態にあるとも言えます。
お金持ちの中でも富裕層は、お金で手に入れられるものは全て手にしてきています。
世界中の富裕層が集まる場所に身を置き、自分の資産が全てなくなるスリルを買いに来ているもの言えます。
海外でのカジノで荒稼ぎした場合の税金
カジノの二重課税の可能性
カジノを含め日本の重課税制度では「全世界課税方式」のため、海外で収益を生み出しても日本にそのお金を持ち帰れば納税義務が生じます。
カジノをプレイした国でも現地の法律通り納税する必要があります。
しかし、このカジノの場合はプレイした現地で納税した場合、日本では納税義務は生じません。
もちろん、プレイした現地の国で納税していない場合は日本で税金を納めることになります。
逆に考えれば。海外で納税してしまった方が税金は安い可能性もあります。
ちなみに、カジノでの収益は日本で、一時所得となるため、控除枠がある場合50万円までは非課税となります。
もし日本にカジノができれば円安は円高へ?
カジノ自体は良いことだけを見れば、大量の外貨が流れ込んでくる起爆剤になります。
日本は逆に今、法定通貨の円がどんどん外貨へ換金され、円安状態になっているため、真逆の循環が生まれます。
ちなみに、日本でカジノが作られると設備や環境整備などだけでも経済効果は1兆円を超えると言われています。
カジノに関係する経済効果は5兆円、運営・営業での経済効果は2兆円規模としています。