ステラルーメン(XLM)の期待値・優位性・将来性を投資に活かすための記事

ステラルーメン(XLM)の期待値・優位性・将来性を投資に活かすための記事

ステラルーメン(XLM)の期待値・優位性・将来性を投資に活かしたい

ステラルーメン(XLM)とは

ステラルーメン(XLM)は2014年に、リップルの開発者メンバーであるジェド・マケーレブ氏が中心となって非営利団体であるステラ開発財団が開発した仮想通貨・暗号資産です。

リップル社・リップル(XRP)の優位性、何が凄いのかを解説

イーサリアムとイーサリアムクラシックの関係のように、ステラルーメン(XLM)は後発アルトコインとして既存の仮想通貨・暗号資産・アルトコインとの差別化しています。

ステラルーメンは、「新興国における個人間の送金取引を、円滑におこなえるようになること」を目標にしており、先進国であるアメリカや日本・中国が仮想通貨・暗号資産、ブロックチェーンをインフラに根付かせようとしている一方、新興国の国民が安心して金融サービスを受けられるようにしたいという背景やバックボーンがあります。

ステラルーメン(XLM)の特徴=中央集権性=マイニングがない

マイニングが存在しない「中央集権的」な仮想通貨

ステラルーメン(XLM)は既に上限発行枚数を全て発行済みのアルトコインです。

そのため、他の主要コインであるビットコインなどと違い、マイニングという仕組みがないのが特徴です。

さらに非営利団体であるステラ開発財団が開発・運営しているステラルーメン(XLM)やブロックチェーンの『ステラ』は、利益を目的にしていないため、利害関係や収益性という部分で不透明感が極めて少ないと評価を受けています。

補足:ステラルーメンの発行上限枚数=焼却(バーン)の実施した過去

ステラルーメン(XLM)は2019年に焼却(バーン)を実施しました。ステラルーメンはバーンを行ったことにより発行枚数の半数以上減ったとされています。

ステラルーメンはこの大量の焼却によって、ステラルーメン(XLM)の流通量を減らし、希少性や流通価格を上げました。ステラルーメン(XLM)は焼却によって一時25%ほど上昇しました。

中央集権的なステラルーメン(XLM)

ここまででもお分かりの通り、非営利団体であるステラ開発財団が中心に運営しているところから、非中央集権は感じられず、むしろ中央集権性の強い仮想通貨・暗号資産だと言えます。

ステラルーメン(XLM)の強み=ブリッジ通貨

ステラルーメン(XLM)は個人間の送金にある特化しており、この送金に対しての利便性の悪さを解消することに強みを持っています。

先進国では当たり前にできる海外送金も実際は、送金・入金確認までに非常に長く、さらに送金に対する手数料が非常に高いという点で、そもそも新興国では利用できる人が限られています。

ステラルーメン(XLM)の強み=決済スピード

ビットコインの100倍以上の決済スピード

ステラルーメン(XLM)は、決済で利用可能な仮想通貨の中でも、決済スピードが速く後発のアルトコインとして注目されるだけの強みを持っています。

例えば、ビットコイン決済承認には10分程度必要ですが、ステラルーメンなら5秒以内で決済承認が可能です。

ビットコインの100倍以上のスピードで送金が可能だということです。

ステラルーメンの強み=リップルの強み

ステラルーメン(XLM)より早く誕生したリップルは国際送金と言えば、の代名詞とも言える存在です。

海外の場合大陸続きのため国を跨いでの引っ越しや異動・ビジネスチャンスというのが多くあります。

その中で、実家への仕送りなど実生活で想像できそうなところから、輸出入などでの契約金の着金・送金など非常にタイムタグがあることが不便でした。

さらに、送金する際の手数料は高額で5000円を超える送金手数料がかかる場合が多くあります。

その中で既存するSWIFTという国際送金システムの送金スピードや手数料などが改善されず、リップルは抜本的な仕組みの再構築を考え国際送金に仕組みを完成させました。

リップルの強みやエッセンスを取り入れることができたのはリップルの開発者メンバーであるジェド・マケーレブ氏が開発にいたからこそできたことでしょう。

ステラルーメンの独自性=コンセンサスアルゴリズム

リップル独自のコンセンサスアルゴリズムである「XRP LCP(XRP Ledger Consensus Protocol)」をステラルーメンも使用していました。

XRP LCPは、「バリデーター」と呼ばれる承認者のうち80%以上が正当・悪意性がないと判断した取引が承認される仕組みです。

この承認スキームは他の仮想通貨や暗号資産より処理・承認速度が上げられる要因となっています。

その後ステラルーメン独自のコンセンサスアルゴリズムである 『SCP(Stellar Consensus Protocol)』に移行しました。

この独自のコンセンサスアルゴリズムである 『SCP(Stellar Consensus Protocol)』はマイニングをせず、迅速かつ低コストで大量の取引や承認の処理することができる仕組み優位性を獲得しました。

 

追記1:コンセンサスアルゴリズムとは

ブロックチェーンの運営・維持方法のルール・ガイドラインを意味し、承認権利や報酬などを決める際にも持ち入ります。

追記2:仮想通貨のコンセンサスアルゴリズムの種類

  • PoS(Proof of Stake:プルーフ・オブ・ステーク)
  • PoW(Proof of Work:プルーフ・オブ・ワーク)
  • PoI(Proof of Importance:プルーフ・オブ・インポータンス)
  • PoC(Proof of Consensus:プルーフ・オブ・コンセンサス)

ステラルーメンの優位性=IBM社との関係(IBM World Wire)

アメリカの大手コンピュータ関連企業IBM社は年中無休で今より高速・安全・低コストで国際送金・決済が利用できる仕組みがステラを国際送金に採用することで可能になると考えました。

そしてステラのブロックチェーンを国際送金システムに採用することを2018年9月、IBM社は発表しました。

このことにより、ステラルーメン(XLM)やステラルーメンのブロックチェーンへの信用信頼が加速しました。

その後、IMF(国際通貨基金)が2020年10月19日に、デジタル通貨に関する報告書を発表しその中で、これからデジタル化が加速し国際金融市場の流動性が高まり、将来的にはドル基軸体制が崩れる可能性があると指摘しました。

これはIMFが、仮想通貨・暗号資産の普及を示唆した、とも捉えることができ、大手企業はリスクヘッジの一つでステラルーメン(XLM)などの透明性のあるアルトコインに注目し始めました。

ステラルーメン(XLM)の投資判断ポイント(まとめ)

  1. 非営利団体であるステラ開発財団が開発した仮想通貨・暗号資産であること
  2. ステラルーメンの強み=リップルのノウハウが活かされている
  3. ステラルーメン(XLM)=中央集権性
  4. ステラルーメン(XLM)=マイニングがない
  5. ステラルーメン(XLM)=決済スピード
  6. 透明性の高い仮想通貨・暗号資産であること
  7. ステラルーメン(XLM)=ブリッジ通貨としての役割がある
  8. ステラルーメン=独自のコンセンサスアルゴリズム
  9. ステラルーメン=世界的企業IBM社が担保している

この上記のポイントにより今後の将来性や期待値が容易に想像できる仮想通貨・暗号資産と言えます。

ブロックチェーンのステラも他の分散型思考の強いものとの差別化ができており、その仕組みはリップルの先行コインをモデファイしているため安心感があります。

それに加え、運営元であるステラ開発財団は非営利団体であることから、中央集権的であっても管理・運営元が稼ぎ優位性を高めることをしにくいため、透明性が担保できているのも珍しい部分だと言えます。

アメリカや中国などの先進国ではなく新興国を中心に根付くことも期待できます。