CFDは『天然ガス』で稼げる

CFDは『天然ガス』で稼げる

CFDは『天然ガス』で稼げる

具体的にCFDというジャンルで稼ぐという話題ではなく、『天然ガス』への投資の可能性をフォーカスして書いてきました。

実際、運営側にも具体的な投資商品や方法までをシリーズ化する依頼もありました。

今回は、そんな天然ガスへの投資をCFDで『稼ぐ』ノウハウという違う目線で書いてみようと思います。

【予備知識】天然ガスはどのようなモノなのか

天然ガスは世界中で生産されており、国際情勢の影響を受けにくい天然資源です。

日本は97%輸入という事実は変わりませんが自給率は3%ほどあります。

天然ガスは冷却することでLNG(=液化天然ガス)に変え、体積を1/600 程度まで圧縮できるため、輸出・輸入のコストが他の資源よりも安くなるのも特徴です。

【予備知識】天然ガス市場と需要

石油や石炭などは特定の国へ強く依存をする傾向が強く、近年の地政学リスクで経済に影響を大きく与えました。

化石燃料よりも火力発電を稼働させる際の二酸化炭素の排出量が少ないというメリットがあり、企業はSDGsやESGの達成、ゴールを求められるため需要は年々高まっています。

脱炭素社会を目指すと電力は確実に天然ガスを求める社会になる

CFDで天然ガスを狙う

私が実際運用をしているサクソバンクでの天然ガス銘柄はUS天然ガスです。

天然ガスの取り扱い銘柄は証券会社ごとに異なり、。スプレッドやLotに違いがあります。

IG証券のNY天然ガス先物よりも取引単位が少なく、レバレッジも最大20倍なので、ポートフォリオの隙間を埋めるにも都合が良い商品です。

CFDにおける『天然ガス』は買いなのか、売りなのか

CFDに限らず、天然ガスは年中需要はあるものの、特に需要が高まるのは冬です。

特に冬場の空調は商業施設など環境配慮義務のある企業は天然ガス経由のエネルギー調達をしたいため需要が高まります。

日本と比べて極寒の国の暖房でのエネルギー消費は大きく、実需としては冬と言えます。

冬までに買うというのは一つの目処として覚えておきたいポイントでしょう。

天才、投資家ウォーレンバフェット氏も天然ガスをポートフォリオに

ウォーレンバフェット氏のポートフォリオや投資先は世界中の投資家が注目をしています。

ウォーレンバフェット氏やウォーレンバフェット氏のバークシャー・ハサウェイが保有・売買した銘柄のボラティリティが上がるほどの影響力を持ちます。

そんなウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイは、何度も天然ガス関連株を2022年より前から購入しています。

このウォーレンバフェット氏の天然ガス市場への投資にもしっかりしたエビデンスがあります。次章『CFDで天然ガスを狙うならシェールガスもチェックする』に続く。

CFDで天然ガスを狙うならシェールガスもチェックする

CFDで天然ガスに注目する、或いは投資し資金を流す場合必ずチェックしておくべきなのが『シェールガス』です。

ウォーレンバフェット氏が天然ガスへ投資を始めたのもシェールガスによる天然ガスの抽出を成功させて間もない頃から始まりました。

シャールガスとは?

シャールガスは岩の岩層に含まれる天然ガスを抽出する技術が必要で、抽出する技術が非常に難しいのですが、アメリカはその抽出を実現しました。

CFDで天然ガスは『買い』

シーズンで割安感の出た場合、天然ガス市場はCFDでは買いと見る場合が多く、私自身も少しでも安く買える場では買って保有している平均価格を下げる方針をとっています。

一方、天然ガスは前述通り、世界中で生産が可能な点には留意が必要です。

簡単に言えば、インフレ・デフレが天然ガスという市場で起きる可能性もあり得るためです。

現時点では石油や天然ガスの輸出大国である国へ地政学的リスクや制裁措置によって需要が高まっていますが、長期保有する際には情報収集が欠かしてはなりません。

CFD取引なら筆者も利用する『サクソバンク証券』がオススメ

CFD口座ならサクソバンク証券一択?FXトレーダー向けCFD入門』という記事を書かせてもらいましたが、サクソバンク証券のCFDは常時約9000銘柄取引ができ、CFD銘柄のほとんどを網羅しています。

さらに無料でオートチャーティストというシグナルツールやサインツールが使い放題です。

他の大手FX会社とは異なるマーケットレポートも読めるため、口座は保有していて損はないと思います。

①必要事項を入力する

②口座の選択

基本はFXやCFD取引のベーシック口座を選択

*全ての取り扱い商品を取引したい方のみアドバンス口座を選択する

③本人確認書類をアップロードする

④審査待ち

⑤口座開設通知書が届き開設完了

天然ガスをCFD以外で投資したい場合

天然ガスをCFDでは資金がなく、他の投資口座を使って投資したい場合。

基本的にはETFを使い、天然ガス関連ETFを保有するのをおすすめします。

ETFであればNISA枠を使い実質的な節税を行うこともできます。

しかし、CFDと異なりレバレッジがかけられないため、値動きは決して大きくないので利差益は取りにくくなるでしょう。

他にも天然ガス関連企業の株式を個別銘柄で保有するという選択肢もあります。

国内株でも三菱商事や三井物産など天然ガスやLNG関連企業はありますが、基本的に商社への投資が多く、他の要因で株価が変動する・影響を受けることに注意するべきでしょう。

INPEXを投資先として検討することも多いですが、INPEXは日本最大の石油・天然ガス開発企業なのは事実ですが、『石油』にも関連企業でもあり、クリーンエネルギー事業なども行なっているので、その点は注意が必要です。

参考:天然ガスへの投資と半導体投資が似ていると言われる理由

天然ガスへの投資というのは、巨額の設備投資が必要です。

輸出・輸入という必ずギブアンドテイクの関係で市場が成り立つ上に、市場規模が大きく需要が増えるものは、ハッキングなどの脅威があります。

私たちのパソコンがハッキングされるのとはレベルが違い、制御コンピューター等に過度の負担をかけ物理的に発火させることを企む組織も出てくるのです。

半導体は近年利権争いやサイバー攻撃の標的となり、実際データで見ると工場などの火災は日本だけでも前年比3割を超える火災発生数を記録する年もあり、約2ヶ月に1回は確実に工場で火災が起こっている状態です。

利権争いなどに巻き込まれやすい点で、天然ガスは共通しています。

筆者が過去に寄稿した外部サイトの記事『半導体への投資どうすれば良い?』より