- 1. YouTuberが稼げなくなるブラウザ『Brave』とは?
- 2. Braveの優位性=Youtube広告をブロックできるBrave Shields(ブレイブ・シールド)
- 3. 次世代のGoogleアドセンスになるのか=「Brave Ads(ブレイブ・アド)」
- 4. なぜYouTubeやGoogleはbraveを市場に入れたのか
- 5. Braveブラウザでも生き残るYouTuberとは?
- 6. Braveのスパチャ機能=Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)=投げ銭
- 7. Braveが評価される理由=ブラウザの快適性・ブラウジング速度
- 8. Braveが評価される理由=Brave Sync(ブレイブ・シンク)の利便性
YouTuberが稼げなくなるブラウザ『Brave』とは?
投資家大注目として紹介した仮想通貨暗号資産の『BAT』のパートナーのような親子関係のような『Brave』は、なんと言ってもYouTuberの収入を下げ・稼ぎにくくする可能性が非常に高いと言えます。
現在の日本のYouTubeなどの動画広告市場規模はなんと広告費3862億円とも言われており、YouTubeのコンテンツ内に挟み込まれるインストリーム広告は1800億円にもなります。
有料のYouTube閲覧サービスを受けない限り、YouTubeのコンテンツは広告なしで観ることはほぼ不可能とも言えます(広告をつけていないコンテンツを除き)
そんなYouTubeの収益スキームが急激に雲行きが怪しくなっているのは次世代Googleとも呼ばれるBraveの存在です。
Braveの優位性=Youtube広告をブロックできるBrave Shields(ブレイブ・シールド)
このYoutube広告をブロックできる「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」はYouTubeだけではなくブログやWEBサイトなどの広告もブロックすることができます。
Braveは「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」というWEB広告を自動で削除する機能が標準で備わっています。
safariやGoogle Chromeの拡張機能を利用するのと違い、拡張をする必要がありません。
つまり、削除したいユーザーだけが広告をブロックする、という既存の考えではなく、広告自体をユーザーが見なくても良いブラウザ環境を作ったのです。
既存のインフラの一部になっているブラウザを根本から変えていく姿勢が見えます。
補足:検索エンジンはGoogle、Bing、DuckDuckGo、DuckDuckGo Lite、StartPage、Qwantからユーザーが選ぶ仕組み
次世代のGoogleアドセンスになるのか=「Brave Ads(ブレイブ・アド)」
Brave独自の広告システム「Brave Ads(ブレイブ・アド)」
YouTuberやブロガーなどの収入の軸はGoogleの『Google AdSense』ですが、次世代のグーグルとも呼ばれるBraveにも、独自の広告システム『Brave Ads』が既に実装です。
Googleアドセンスとの違いは広告を観た側が報酬を受け取れるという部分です。
だからと言って、広告を観させるためにどんどん広告を出していくのではなく、一定時間感覚で広告が出る仕組みです。
もちろん、仕事中や急ぎの調べごとであればこのBrave Ads(ブレイブ・アド)をオフにすれば、スピーディにブラウジングが可能です。
この報酬に仮想通貨・暗号資産の『BAT』が用いられます。
なぜYouTubeやGoogleはbraveを市場に入れたのか
ここでビジネスマンであれば、確実にGoogleを潰しにきているとも思えるビジネスモデルですが、なぜbraveはブラウザ市場に参入できたのかという部分もお話しします。
ブラウザや検索エンジンを選ぶ権利はあくまでユーザーにある。ということです。
明らかにブラウザのユーザーが今まで依存していたブラウザというインフラから開放された、という点でユーザーに支持率に勝るものはないのです。
ユーザーは利便性・有益性があるブラウザを利用するため、ユーザーエクスペリエンスの部分で劣ってしまえばユーザーは減り、広告収入を収入源にしているYouTuberは格差を生むことになると言えます。
Braveブラウザでも生き残るYouTuberとは?
このBraveの存在でYouTuberの収益元は投銭へ移行するとも考えられており、先を見越したYouTuberは既に『YouTubeライブ』をコンテンツに折り込み始めています。
このYouTube LIVEは配信中に、視聴者が配信者に金銭を寄付する方法があります。(スーパーチャット(スパチャ)」です)
この寄付スタイルの収入はGoogleアドセンスの一般的な1再生単価よりも高い傾向があり、応援者・支援者が多ければむしろ収入は上がるとも考えられています。
そのため、他のSNS等でファンを作り、いくつかのコンテンツでYouTubeライブができる条件をクリアさせたのち制作コンテンツはなしで、ライブ専門のYouTuberが今後増える可能性があります。
逆に、とりあえずたくさん広告を貼り付けているコンテンツは淘汰されるのが予想されます。
Braveのスパチャ機能=Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)=投げ銭
Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)はGoogleの広告とは真逆で、製作者ではなく広告を観た側のユーザーが稼げる仕組みです。
ポイ活などでCMを観たらポイント進呈されたり特典が受けられるのと似ています。
この視聴者であるユーザーの収益はYouTubeなどで応援したい人へ寄付ができるという仕組みです。
この時にBrave と親子関係と伝えたBATという仮想通貨・暗号資産です。
Braveが評価される理由=ブラウザの快適性・ブラウジング速度
Braveを使ってブラウジング(WEBサイトを閲覧)するだけで表示が高速でサイトを読み込むことが可能です。
Braveでは、既存のブラウザよりも約3倍早い速度でWEBサイトが表示されてます。
条件によっては最大約8倍の速度でブラウジングできたということもBrave が公式に発表しています。
Braveが公式に発表したデータによると既存のブラウザで通信している際、ユーザーが意図していない広告やトラッカーを読み込むために半分使用しているそうです。
つまり、この広告やトラッカーを排除できるBrave は物理的にブラウジングのスピードを確保できるということです。
さらに、Brave ブラウザを使用する端末であるスマホやタブレット,PCなども通信するそもそもの量が既存のブラウザより少ないため、バッテリーの消耗も抑えることができます。
Braveが評価される理由=Brave Sync(ブレイブ・シンク)の利便性
Braveブラウザは複数端末で設定ができます。
しかし、別のタブレットで読んだニュースを友人に今見せたいが、スマホしかない。という場合もBrave Sync(ブレイブ・シンク)で同期ができるため、複数のブラウザで行ったことやお気に入り・閲覧履歴などを管理することができます。
速報:ビットフライヤーとBrave、暗号資産ウォレットのAndroid版を公開
2021年に国内で利用可能となったBrave ¥は仮想通貨・暗号資産のウォレット機能の提供がAndroidで開始されたこともニュースになりました。