『妬み・嫉妬+α』はプライド/看護師のメンタルを鍛えられる職場環境とは

『妬み・嫉妬+α』はプライド/看護師のメンタルを鍛えられる職場環境とは

現代社会はまだまだ男性中心に回っています。

女性の社会進出が進み男女雇用機会均等法など政策があったとしても、男女の性別差による職場でのボーダーラインは少なからず残っています。

しかし、その男女の性別差がないに等しい世界が看護師の世界です。

『専門職・技術者』『女性社会』『縦社会』この環境下に置かれればメンタルが強くなくては続きません。

メンタルの強い女性の多い職場

 

・看護師

・キャビンアテンダント

・ネイリスト

・百貨店の販売員(化粧部員)

・生命保険会社

・水商売

などの職種は女性の雇用が多く女性のメンタルの強さを感じます。

このような職種の女性はどうしてこんなにもメンタルが強いのでしょうか。

今回も比較的知識の深い看護師に注目して見ます。

患者に鍛えられる看護師のメンタルの強さ

多種多様な患者の世話をする看護師という仕事です。

体調が悪い時には身体はもちろん精神的にも不安定な状況の患者を、看護師は日々サポートしています。

加えて、小さな子供の死や重篤な病、必死に苦しみながら治療しても治らない病気などを間近で見ていくうちに涙は出なくなります。

事あるごとに自分の感情を出していれば仕事にならないからです。

この環境が看護師のメンタルを鍛えています。

『妬み・嫉妬+α』はプライド 鍛えられる女性のメンタル

女性社会において、嫉妬や妬みがあるのはどこの職場でも同じでしょう。

看護師の世界ではこれに『プライド』が加わります。

プライドが高くないと、『人の命を看護する』という非常に責任が重い激務に自分が潰れてしまいそうになります。

看護師の『妬みや嫉み』の本当にあった話

  • その日、自分が担当していたカート(医療器具やカルテ用のPCが置かれたカート)に、乗っていたはずの高価な医療器具を紛失。リネン室のカゴの中から発見される。
  • 夜勤明けに家に着いた途端に緊急電話。
  • 「痛み止めの麻薬が入ってある金庫が空っぽになっている。〇〇さん持って帰ってない?」といきなり身に覚えのないことを疑われる。

他の薬と違い鍵のついた金庫で保管することが義務付けられている取扱注意の薬のがなくなっていると電話連絡があり、自宅付近から病院にとんぼ返りしてナースステーションに駆け込むと作業台の上に乗っているという陰湿のケースもあります。

結局「そこに誰かが出しっ放しにしてたみたい。お疲れ」と、一言で終わりました。

・先輩看護師が仕事中に後ろからついてきては、カルテの記載やメモの取り方、ごみの分別やガーゼやテープの長さに到るまで些細なことでも呼び止められて注意される。

・どこの病院でもよくあるのはインシデントが発生すると、病棟ではメンタルの弱い新人看護師や若手看護師に責任を押し付ける傾向があります。

*インシデント:重大な事故につながる一歩手前の事故『ヒヤリ・ハット』

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重大インシデント?食事の配膳間違え

低血糖食や高カロリー食、アレルギー除去食など患者それぞれに合わせた食事のメニューがあります。

万が一、配り間違えてしまった場合、企業でいうヒヤリハットが発生します。

健康状態に異常をきたさなかった場合は、『インシデント1』として報告をあげます。

<インシデント>

レベル0:間違ったことが発生したが、患者には実施されなかった時。(未遂)

レベル1:間違ったことを実施したが、患者に変化は生じなかった。

またはその場の対処で今後に影響を及ぼさないと考えられる程度。

レベル2:生命に異常はないが今後経過観察を要し、検査の必要性が出た。

緊急の治療は必要ない程度。

<アクシデント(医療事故)>

レベル3:事故により生命に異常はないが、緊急の治療処置が必要となった。入院の日数が増加した状況。

レベル4:事故により生命への影響が強い。患者に障害が残った状況。

レベル5:事故が死因となった。

インシデントレベルは新人看護師が起こす確率も高いですが、慣れてきた熟練看護師こそ思い込みで起こすことも多くあります。

ただしプライドの高いメンタルの強い熟練看護師は非常に高い確率で認めません。

そしてメンタルのまだ弱い新人看護師の責任にされてしまうのです。

個人のクリニックの看護師や、介護ヘルパーさんが主となる介護施設の看護師と、昼夜問わず極限状態で働く急性期病棟の看護師では、施設環境が全く違うためメンタル面でも様々でしょう。

緩やかな環境で働いていたメンタルを鍛えられていない看護師が、忙しい病棟の勤務になれば半数以上の看護師が数週間も経たずメンタルを崩してしまいます。

上手に付き合える性格でも生き残ることは難しいと言えます。

限られた精鋭の女性が生き残る世界は毒毒しいが、メンタルを鍛える機会

男のビジネスシーンや会社経営でも常に嫉妬や妬みと隣り合わせなのはご存知の通りです。

女性の職場の嫉妬や妬みも陰湿で非常にメンタルへのダメージが大きいです。

しかし、上手な部下の育成ができる人でなければ、キャリアアップも難しいと言えます。

それでも職場は嫉妬や妬みが溢れ出るように、日々の日常にあります。

確かに仕事で嫌な思いをしたりストレスを抱えても、職場の空気を良くする人材が一番マネジメントする側は重宝します。

もしも自分が人をまとめるのが仕事になれば、当然のことでしょう。

ところが、またマネジメントを担当するとマネジメントするチーム側で嫉妬や妬みも多くあります。

この負のサイクルはビジネスのシーンで払拭する方法はないのでしょうか。

しかし、その負のサイクルに揉まれることでメンタルの強い女性になることは残念にも間違いありません。

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