ウブロの大ブームからパネライの密かな復活が始まる
今までの記事で、ウブロのことに触れてきました。
そして、うちの会社の新人もウブロを貯金0にも関わらず購入しました。
そんな魅力溢れるウブロが高級時計のトレンドをリードしている最中、パネライが再起をし始めたことを今日はお話していこうと思います。
パネライブームも早、数年前恐ろしいほどの勢いがありました。
(滝枝私物のルミノールマリーナです。)
高級時計の中でこの10年くらいのトレンド時計は5モデル
フランクミュラー
(モデル問わずクレイジーアワーが特に象徴でした)
シャネル J12
パネライ ルミノールマリーナ
(途中:GaGa MILANOガガミラノが登場)
ウブロ ビッグバン
(然程大きく流行りませんでしたが、途中ロジェデュブイ・クストス・ハリーウィンストンなど)
現在 オーデマピゲ ロイヤルオークオフショア(仮定)
スピードマスターの前には『キムタクブーム』もあり、ロレックスのエクスプローラが大爆発しました。
その大ブームは少し置いておいて、パネライのブームについて触れていきます。
パネライブームは大きなフェイスとリューズカバーの特徴的デザイン
パネライの時計はまず代表格のルミノールマリーナというモデルがあります。
基本的に44mmモデルが多く40mmとの併売が続いていました。
リミテッドは47mmがあります。
パネライの前に大きなトレンドを作ったシャネルのJ12はセラミックを使った、ニュージェネレーションな時計でラグジュアリーな雰囲気が強い時計でした。
その後、パネライというシャネルとは真逆とも言える元軍需用時計にスポットが当たりました。
少々フェイスの大きさが気になるとは言え、スーツにも相性は比較的よくタフな時計として未だに多くのコアな愛用者がいる時計ブランドです。
パネライが一つだけ貫けなかったこと
パネライの時計を最近雑誌でよく見るということにみなさん気づきませんか?
パネライブームの時、実はパネライというブランドはファッション雑誌には衣装協力をしませんでした。
LEONのモデル、ジローラモさんもパネライ愛好家として現在も新しいモデルをつけていますが、当時は『腕時計私物』と書かれていました。
大手の時計販売店の社長が言うには、「安易に一目に自社ブランドを触れさせるのは好ましくない」というのが理由だと当時聞きました。
要するに、「好きな人だけ買ってくれればいい」「ミーハーは勘弁」という雰囲気を漂わせていたということです。
しかし、大きなパネライブームが小波になり、静かになった時、パネライはもう一度ブームを作るべく動き出したのです。
積極的なパネライアンバサダーの採用 2019年反町隆史氏
2019年パネライのアンバサダーに選ばれたのは俳優の反町隆史さんです。
初のギャラでパネライを購入したという縁があるとそうです。
現在ではあらゆるメディアの出演時に着用し、様々なコーディネートでパネライを活躍させています。
ジャニーズはパネライ着用率高い
jacob&coをつけているイメージの強い赤西仁さんも現在はパネライ数本着用しているようです
元々は交友関係の深い錦戸亮さんがパネライを愛用していました。
その他にもV6の井ノ原快彦さんや、嵐の松本潤さん、渋谷すばるさん・内博貴さんドラマでは山田涼介さんも着用していたようです。
*デビュー年など様々なファンの人ならではの決まりなどもあると思いますが、順不同で失礼します。
新,パネライブームは『薄さ」がポイントか
今回アンバサダーの反町さんが着用しているモデルは下記が詳細なのですが、何よりパネライの大きなフェイスのイメージは残しつつもダウンサイジングを行い厚みを薄くしています。⇨反町隆史さんの私服情報の多いサイトをご紹介
外国人より比較的手首の細い日本人の日常にマッチするパネライ流のフェイスサイズに変化しました。
もちろんパネライは、強い顧客力を持っているため、今までのルミノールマリーナや1950ラインは一定量の販売をしつつ価値を落とさず、愛されていくことが予想されます。
そのためこの新パネライブームが訪れるとシンプルにパネライは新規顧客を取り込むことに成功します。
プレミア『パネライ』は登場するか
パネライがメディアに多く露出させない理由は、上記の理由の他にも定量生産をという決められた本数しか作らないという付加価値をつけている部分にあります。
付加価値が付く分、買い占めやせどりなどで荒稼ぎされることを防ぎたいパネライ社は顧客を大切にする戦略を取っています。
パテックフィリップも同じく定量生産で、さらに極めて本数が少ないためプレミアがつきやすく、資産価値として高い時計だと言えます。
パネライはロレックスに比べるとまだ相場の動きが限定的ですが、今後『新パネライブーム』でどれだけ需要に対して生産が足りなくなるかがポイントだと言えます。
それと同時に『パネライ』というブランド自体に付加価値がさらにつけば、販売終了モデルの価値はさらに上がり中古市場を賑わすモデルが増えてくると言えるでしょう。
2020年〜2021年、最新パネライのリセール情報
パネライは数年前に比べ少しずつ中古市場の価格も上がり始めている傾向があり、前述した赤西仁さんが着用されているレフティーモデル(Panerai Luminor Power Reserve PAM00123)などは中古市場でも出回ることが少ない品です。