バカな上司というの必ず居るものだと考えるべきです。
社歴が長ければ年功序列で手にする上司という席があるからです。
上司=出世は少し違うのです。
ただその上司になってしまっただけの会社員が図に乗るとバカな上司になってしまう可能性が高いのです。
命令口調でハラスメントを行い、指示が右往左往し、結果として業績や何かのトラブルで責任回避をするのです。
バカな上司の定義とは?
何でもかんでも『バカ上司・バカな上司』と決めつけると、主観的な表現のため誰でも誰かからすると『バカだ』と感じるかもしれないので『バカな上司』の定義をこの記事では決めておきます。
バカな上司の定義は
- 導力の不足: バカな上司は、従業員を適切に指導できない場合があります。方針や目標を明確に伝えず、従業員が期待通りの業務を遂行するのを妨げることがあります。
- コミュニケーションの不足: 上司としての役割において、コミュニケーションが不足している場合、部下は指示を理解しにくくなり、情報伝達が円滑に行われません。
- 意思決定の遅れ: 意思決定が遅い上司は、プロジェクトの進行を遅らせ、組織全体の効率を低下させる可能性があります。
- フィードバックの不足: バカな上司は、部下に対して適切なフィードバックを提供できないか、あるいは全くフィードバックをしない場合があります。これにより、部下は成長の機会を逃すことがあります。
- 尊重の欠如: 部下を尊重し、協力的な関係を築けない上司は、組織内での信頼を失う可能性があります。
- 情報の非透明性: 上司が情報を適切に共有せず、組織内の透明性が不足していると、従業員は組織の目標や方針を理解しにくくなります。
- 責任転嫁: 上司が責任を転嫁し、問題が発生した際に他者を非難する態度をとる場合、リーダーシップが不足していると感じられることがあります。
よく会社に居がちな人材だと思います。
しかし、その中で更に付け足すのは『イジメを行う上司』です。
イジメを行う上司は部下が育たないだけではなく、職場環境やモチベーションを下げ、会社にとって不利益そのものと言えます。
今回はこのバカな上司がどれだけ浅はかな行いをしているか、そんな上司はどう破滅していくのかを解説していきます。
バカな上司がイジメるターゲットは『新人・新入社員・異動後すぐの社員』
バカな上司が社内でイジメを行うのは、サイクルや癖のようなものがあります。
悩みが聞こえてくるタイミングが『毎年何月ごろが多い』というのに気づくためです。
基本的に
・4月入社の新入社員からの悩みは入社半年後
・4・6・8・10月の中途採用は3ヶ月後
に悩みが聞こえてきます。
つまり夏と年末年始は悩みの相談が多く聞こえ、人事考査・監査期間が明け、勤務不能になる前に異動を考えることあります。
そのため、『新人いびり』の習慣というのは未だにどこの会社にも存在すると考えたほうがいいでしょう。
しかし、その時に毎年共通の上司の名前が出るので、確実に部下の問題ではなく上司に問題があると確信できるため、コソコソ陰湿にイジメているつもりでもバカな上司の上司や人事にはバレているものです。
バカな上司が完全に消される日
バカな上司は簡単に部下をイジメる
バカな上司はある日突然消えることがあります。
バカな上司が永続的に生き残れる会社は少なくなってきました。
会社も社会もコンプライアンスやハラスメントという縛りに身動きが取りにくくなった一方で、『イジメを行う上司』を追放し極力消し去る風潮が出てきました。
バカな上司が『一流の部下』をイジメるとどうなるか
圧倒的に実力のある一流の部下にバカな上司がちょっかいをかけ、イジメを行い部下に実損を与えた場合。
できる人間は基本的に争いは最小限、争うとなれば瞬間的で圧倒的に戦います。
今の会社という組織は「できる社員」『いい人材』に辞められては困るのです。
『できる部下を持ったらどうするべきか』
一般的な上司は圧倒的な実力を持つ部下には道を開け、後ろを追従しフォローしていくのが通例となっています。
その際に上司としての力量が試され、部下のポテンシャルを最大限に引き出せる環境とチャンスを作ってあげられるかが重要です。
その際にバカな上司は、部下の功績や成功を自分のモノのようにして報告することがあります。
しかし、そんな成功や功績の横取りなど早かれ遅かれ気づかれ、バレることなのでしないのが一番です。
1割ほどのバッターが急に4割打つようになった場合、理由を考えるように更に上の上司もなぜ成功したのか、検証するためです。
『できる部下をイジメたバカな上司』の末路
基本的バカな上司は各部署から総攻撃に遭い、人事は評価を下げ、異動が命じられることになります。
ムダな昇進の妨害や功績や成功事例の横取り、イジメ行為などをされた部下は一瞬でそのイジメた側の上司の上司になっているためそこからの返り咲きは不可能です。
会社の組織はどれだけ大きくとも小さくとも、このような人事評価は記録に残します。
仮に人事課の人員を総入れ替えしても残ります。
なぜなら、同僚は同僚に喋り、その会話は更に伝達されイジメた内容以上にアップデートされ、残り続けるからです。
「100%無理な商談をまとめた」
「1日1000件テレアポした部長」
「年間〇〇〇台売った本部長」
など逸話が社内にいくつかあると思いますが、その逆のパターンです。
離婚した後に社内恋愛した男性社員が、不倫や女性関係の噂の的にされてしまうケースなどもドンドン噂は尾鰭が付いていきます。
だからこそ、自分は絶対にイジメる上司にはなってはいけない、もしイジメの心当たりがあれば今すぐ、今日から心を入れ替えるべきでしょう。
力の見せ所がないバカな上司はイジメをする
そもそも頭の回転が良ければ喧嘩を売っていい相手かどうかわかるはずです。
それがわからないから、出しゃばってしまうのです。
できる部下を持つことは喜ばしいことなのに、芽を摘むようなイジメを行うのは自分はそのできる部下以上に力は発揮できないが、力を持て余していることが多いのです。
つまり、暇な上司ほどイジメを部下にする傾向があります。
そもそも、出世すればするほど楽になると思いきや、ほとんどの会社は役員になるまでタスクやストレスは比例していきます。
役員になって初めて、アシスタントや秘書が付いたり、部屋を与えられたり大多数の社内会議時間などを自分が調整できるようになり、半減していきます。
役員になるまで『上司の上司』になっても本来忙しいままなのです。
イジメてる暇がある上司は上司自身が『諦めた』人材と言えます。
自分はそんなバカな上司ではない、それがヤバい
「自分はそんなバカな上司ではない」よくハラスメントの講習やセミナーでいるのは、「私は配慮し会社の規定に沿っている」という上司です。
会社の規定に沿って配慮し熟知し現場の部下に気持ちよくモチベーションを上げさせる上司など数えるほどしかいません。
むしろ、自分が知らず知らずのうちにハラスメントやイジメと感じ取られかねない言動をしていると、反省している上司ほど理解している傾向が強くあります。
俺は悪くない、謝罪しないバカな上司
モラハラ、パワハラ、セクハラなどのハラスメントが社内で問題になった時、「私は悪くない、悪気はない、過剰反応だ」というバカな上司がいます。
これは事態を悪化させるだけです。
謝罪できない大きなプライドと自信は自分を追い込み窓際へ追い込むのです。
バカな上司がなぜか異動させられない・降格させらない会社の不思議
『バカな上司』が異動や降格させられないケース
毎年問題行動や言動などの報告で共通の上司の名前が出て、確実に部下の問題ではなく上司に問題があると確信できても『バカな上司』が異動や降格させられないケースがあります。
これを「人事やもっと上の人間はどこを見ているのか」とヤジられてしまうことがあります。
簡単に言えば、バカな上司がなぜか異動させられない・降格させらない会社や組織・部署が存在する理由は、その『バカな上司』が辞めるまでの居る場所です。
今以上の出世は100%なく、給料も会社の社内規定以上上がらず、期待もされない居場所として会社が用意した場所です。
そのバカな上司が部下の報告を上に提出しても誰も読みませんし、信じません。
他の上司がサポートする(≒兼務)をしている状態になっています。
名ばかりの管理職がいるように名ばかりの『放置された上司』が会社や組織には何十・何百人といます。
会社側が降格や休職処分・解雇を下すほどの証拠を集め、動くほど価値がないと思えば逆に、『消えないバカな上司』となるのです。
バカな上司がなぜか異動させられない・降格させらない部署に異動になった
会社も悪気なくバカな上司がいる部署へ有能な人材を送ってしまうことが多々あります。
私も経験し、人材を失った失敗があります。
なるべく『バカな上司』の中でもマシな部署に配属・異動させたつもりでも、想像を超えている場合があるのです。
つまり、最後まで読んでいただいた方にお伝えします、
バカな上司は想像以上に多く、更に個々の社員のクセやキャラクター、性格を考えると一人の社員にとって本当に良い上司に出会う確率は恋人を探すより難しい、
というのが真実だと言えます。