2023年最新の投資トレンド！これから注目の分野を徹底解説
2023年もまもなく折り返しを迎え、パンデミックからの脱却やESG、インバウンド需要など投資家が注目すべき分野や成長産業は多岐にわたります。
今回は2023年から2024年春までに意識し注目するべき『新たな時代』に合わせた投資戦略を分析し解説していきます。
この記事を読むことで、先読みの意識付けや多くのベテラン投資家が何を気にしているかを読み取るスキルに綱がげてもらえればと思います。
2023年最新の投資トレンドとパンデミック脱却とDX経済
パンデミックの脱却が見え始め、デジタルトランスフォーメーションが本格化しています。
デジタルトランスフォーメーション（＝DX化）はAIやクラウドコンピューティングなどのテクノロジー関連企業への投資が市場の成長を牽引しています。
具体的に個人投資家と経営者、DXを推進させるコンサル会社など視点は複数あります。
その中で個人投資家がDXに関連する投資を行うには今から解説する部分を意識していくことが重要です。
DX化が進む中で、DX化させなければならない企業をクライアントにしテクノロジー企業は市場の中心に立つことになります。
個人投資家であればテクノロジー企業の株式を購入することが最も直接的な投資だと言えます。
他にも
- クラウドコンピューティング関連企業への投資
- デジタル決済やフィンテック企業への投資
- ビッグデータとAI関連企業への投資
- 新興企業やスタートアップへの投資
- デジタルトランスフォーメーションを進める既存企業への投資
- DXを促進するベンチャーキャピタルへの投資
- テクノロジー関連ETFやファンドへの投資
- 自動運転技術やロボティクスに関連する企業への投資
- クリーンエネルギーや再生可能エネルギー分野への投資
などを意識し注目することで2023年〜2024年の投資トレンドに乗り遅れることなくポートフォリオに組み入れることができるでしょう。
2023年最新の投資トレンドは『医療』
パンデミックにも関連する医療への投資
医療業界もDX化のトレンドが迫っていますが、パンデミック以外にも健康意識の高まりや高齢化社会が経済を動かす起爆剤になろうとしていると考えることができます。
ヘルスケア関連企業への株式投資はもちろんのこと、社債や債券への資金を移すことも意識されています。
医療機関や製薬企業が発行する社債や債券に投資することで、彼らの事業を間接的にサポートし、安定的な収益を得られるように投資戦略を組みことを意識している投資家が増えています。
医療と新興国やベンチャービジネスに投資する大口投資家を参考にする
元々比較的多くの資産・資本を持つ個人投資家の投資戦略で使われていた5つのセンテンスを意識した運用・投資も注目されています。
特に、海外の個人投資家は医療分野で尚且つ新興国に特化した投資信託（ETFを含む）をポートフォリオの一部に組み入れ始めています。
投資信託やETFは、複数の医療関連企業や新興国の企業に分散投資することができるため、リスクを分散することもできるため日本の個人投資家も真似しやすい投資モデルだと言えます。
他ににも少額でもクラウドファンディングを活用し医療分野で、新興国でのプロジェクトに対してクラウドファンディングに参加するのも投資トレンドです。
2023年夏以降、急激に市場が加熱するのはグリーンエネルギー産業
グリーンエネルギー産業というと聞きなれないかもしれませんが、ESGやSDGsなどの持続可能な発展に本気にならざるを得ないタイミングが2023年夏以降だと言えます。
水面化で企業はいち早く、CSRレポートなどでESGの推進状況を報告させる必要がありました。
しかしパンデミックにより、遅れが目立ちにくい経済状況が続き、脱却した瞬間にグリーンエネルギー産業へのニーズはさらに加熱する動きが予想されます。
そもそもSDGsは、2015年に国連が採択した17の目標に対して、2030年までに持続可能な開発を実現させなければなりません。
つまり、世界中が動く、お金が動くのはグリーンエネルギー産業・市場一択とも言えるのです。
バカにされないためのグリーンエネルギーとクリーンエネルギーの違い
グリーンエネルギー産業とクリーンエネルギー産業は似ていますが、少し異なる意味を持っています。
グリーンエネルギー産業は、主に環境に配慮して持続可能なエネルギー源を生産・供給する産業を指します。
これは再生可能エネルギーを活用し、化石燃料に比べて温室効果ガスの排出量が少ないかゼロのエネルギー源を重視しています。代表的なグリーンエネルギーとしては、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電などがあります。
一方、クリーンエネルギー産業は、環境への悪影響を最小限に抑えることを目指すエネルギー産業を指します。これは、環境に対する負荷が少ないかゼロであることを重視しますが、再生可能エネルギーに限定されず、非再生可能エネルギーでも効率的に使用し、排出物の処理などを行うことも含まれます。
つまり、グリーンエネルギー産業は再生可能エネルギーによる持続可能なエネルギー供給を中心とし、クリーンエネルギー産業は環境への負荷を最小限に抑えるエネルギーの生産・供給を目指しています。両者の目標は環境への影響を軽減することですが、用語の意味合いに微妙な違いがあります。
個人投資家はどうやってグリーンエネルギー産業へ投資するか
当然ながらグリーンエネルギー企業の株式を購入する選択肢もありますが、グリーンエネルギー関連のETFの購入も数年前から商品化され個人投資家の資金が流入しています。
グリーンエネルギーへの投資に限ってできること＝グリーンボンドの購入
グリーンボンドは、環境に配慮したプロジェクトに投資するために発行される債券です。個人投資家も証券会社を通じて購入できるものがあります。
具体的にグリーンボンドは国債や社債のように複数のグリーンボンドが市場に存在します。
そのため投資目的やリスク許容度に合ったグリーンボンドを選択することができるのが特徴です。
グリーンボンドは一定期間の保有が必要な場合が多く、一定期間動かせないというデメリットがありますが、ロングタームの視点で将来の成長性や企業の基本的な価値を重視し、長期的な視点で投資判断を行う傾向が2023年〜2024年は強まるため、決して大きなデメリットとも言えないでしょう。
2023年成功している投資家が注目する投資手法を解説
2023年までに成功している投資家が注目する投資手法は『ディバーシフィケーション』へ注目しています。
ディバーシフィケーション自体、聞きなれないかもしれませんが簡単に言えば『分散投資』と考えていいでしょう。
つまり、2023年現在、投資で成功している人々の多くは集中投資するべき時期ではないと考えているということです。
もっと言えば、株式、債券、不動産、先物などあらゆる金融・投資商品に爆発的な運用利益が生まれる可能性があるとも解釈できます。
一流の投資家はディバーシフィケーションの質を高めたポートフォリオを形成しようとしている
どうしてもディバーシフィケーションと呼ばれる前のリスク分散では資産運用のクラス・質が酷似していることが多いです。
つまり、外国株にディバーシフィケーションさせても、GAFAなどのITテック企業に資産が集中してしまう。
外国株にポートフォリオを分散させたいのに、気がつけば米国株ばかり保有しているということになっていることが多いのです。
一流の投資家はディバーシフィケーションの質を高め、完全に異なる資産クラスや国・地域、産業などの分野に投資させようと意識しています。
このことにより、リスク分散をさせ、単一の資産に依存させないようにしています。
つまり、2023年以降の投資トレンドはまず『保守』して『攻める準備』をする時期だと言えます。