お金は適当に使って金融リテラシーを上げる方法

お金は適当に使って金融リテラシーを上げる方法

お金は適当に使って金融リテラシーを上げる方法

自分のお金に使い方は『正しい』のか『正しくない』のか

お金の使い方というのは大事だと言われ続け、お金は大切と言われる反面、お金の亡者・貪欲な奴と言われ、矛盾だらけでどうすれば良いかわからないという人が実は多くいて良いはずです。

それにも関わらず学校教育では、「お金は大事に使いましょう」と教え、

具体的にどう使えば大切に使っていることになっているかの答え合わせすらできない状態に不信感を感じませんか?

そもそも、自分のお金に使い方は正しいのか正しくないのか

簡単にわかる方法と、それがどれだけ重要なことかをお話ししていきます。

お金は適当に使えば使うほど金融リテラシーが上がる理由

  • 無駄使いする
  • 記念やお土産は買う
  • せっかく何か買う

この3つで無駄だと思うのはなんでしょうか?

3つとも結局浪費じゃないか、そう感じながらも自分自身の生活はどれだけ浪費をしているでしょうか?

無駄使いはしないと決めているのに、100円ショップで1つだけ商品をレジに持っていく方はどれだけいるでしょうか?

100円ショップでは本当に必要な物を買いに言っても、平均客単価は700円を超えているため、『ついで』『せっかく』だからと買い物をしています。

実は、サラリーマンのランチの客単価より100円ショップの客単価の方が高い

しかし、私たちは無駄使いと気づいていないのではなく、『言い訳』を自分に言い聞かせているから浪費だと気づいていないのです。

もっと言えば、100円で買えるものを400円で楽天などの通販で売っていることというのはよくあります。

お金持ちが100円ショップを利用しない理由

あえて100円ショップではなく高い商品を通販で買う人は金融リテラシーが高い方に多い傾向があります。

少なくとも400円の商品を一つクリックする方が実は支出が少ないことが多くあるのです。

例えば、実際店舗に行くまでの交通費も時間も考えれば400円払った方が圧倒的に安上がりなのです。

では、なぜ皆100円ショップに行くのか。

「ついでにこれも欲しい」「こんなの欲しかった」「これ便利そうだ」という欲しいもの探しをしに行っているのです。

それと同時に、普段買い物や支出を我慢している鬱憤を、気づかないうちに解消させる場にしているのです。

もちろん100円ショップもその購買心理を知っているため、陳列のゾーニングやMD(マーチャンダイズ)をしています。

つまり、私たちはまんまと策略通りに浪費と支出を繰り返しているのです。

適当にお金を使えば使うほど、経済が理解できる

私たちは、商品やモノを買う時、自分の直感や感性以上にさまざまなチェックを掻い潜らないとモノが買えないようになっています。

例えば昼食どきに480円の弁当と600円の弁当、皆さん480円をまず買う候補に挙げます。

しかし、それが自分の食べたいものかはどの時全く気にしていないはずです。

つまり、自分自身の『食』に対しての欲は、お腹を満たすことしかクリアしないのです。

逆も言えて、600円の弁当が450円であれば、480円の食べたい弁当を選ばず普段600円で売られているものを買いたくなります。

これは購買心理を上手く利用されているだけで、自分の欲はお腹を満たすことしかされません。

そのことに何が問題なのか。

気づかない我慢・抑制は浪費していることすら麻痺させる

蓄積された気づかぬストレスがや鬱憤が、仕事終わりや休日の贅沢による支出に繋がるのです。

普段から我慢しているし、いつも500円以内なんだから発泡酒ではなく生ビールを飲もう。この心理が永続的に浪費させていく仕組みなのです。

普段から食べたいモノを食べている人は食にストレスがなく、もしこれが会社で可愛がってくれる上司との関係構築のきっかけになれば、気づかぬうちに引き寄せの効果が生まれるのです。

「給料前に大丈夫か?」

と言われるほど高いランチが食べたくても食べたいという欲を満たすにはランチは安上がりなのです。

むしろ、「僕は食べたくないものでお腹を満たさないことにしてみたんです」と言えば、面白いこという部下だなと思う人も多いはずです。

損得勘定より自分の適当な判断の方がお金は減らない理由

何も損得勘定なしに、必要なもの・欲しいものを買っていけばどれだけ無駄な支出をするのか。

実は普通に買うよりも中長期的には安く済むことが多いです。

適当に欲しいものを選べば、まず「自分のこれが良い」という判断を信じることができます。

欲しい・良い・素敵・カッコいい・可愛い

この感情が出た後、多くの方は『でも・・・』『けど・・・』と言います。

  • 欲しいけど高い。
  • 良いけど派手。
  • 素敵だけど・・・。

この自分の感覚や感情を常に何かしらダメ出しして抑制する。

この行動こそ浪費させやすい状況にします。

例えば、

趣味でギターを始めたい。

このギターの良さはわからないけど、ただただカッコいい。

これが弾けるようになりたい。

この感情を信じ抜いて買える人は、浪費家ではなく賢い判断です。

『安物買いの銭失い』が実は多い節約思考

なぜなら、初心者入門のギターセットを買っても、結局は自分の欲しいギターは買えていませんし、もしかすると本来欲しかったギターを買うことなくやめてしまうかもしれません。

それが無駄使いにならなかったと思うのは、考えがまだ浅いと言えます。

欲しかったギターを仮に最初から高くても買っていれば、簡単に諦めなかった確率はどれくらいあるでしょうか?

欲しかったギター、一目惚れのモノを抱えて帰る帰り道はどれだけウキウキしているでしょうか?

欲しいギターを買って諦めずに続ければ『一生の趣味』にできれば安すぎる支出になりませんか?

ギターで交友関係が広がり、仕事にまで良い影響を与える可能性はあります。

お金は適当に使えば使うほど金融リテラシーが上がる理由

お金を使うことが悪だという節約思考より適当な支出が金融リテラシーを上げる

節約や倹約、ミニマリストという言葉でお金を使わない、浪費しない・節約することを美化させるコンテンツはたくさんあります。

しかし、

お金をなぜ使わないのか、節約をする目的や倹約する理由なくしているのは、経験という機会損失をし続けることに気づけないのです。

  • 手取りが少ないからなのか。
  • 転職しようとしていて休職期間に補填する資金を確保しているのか。
  • 投資や資産運用をしたいと思っているから、節約するのか。
  • それとも、全くお金を使うことに興味がないのか。

目的がない限り、お金は適当に適度に使う方が、身を持って経験という資産を調達できるという事実を都合よく隠してはいけないのです。

むしろ、何がしたいのか、何をするべきなのかがわからない言い訳に節約や倹約に生きるのは非常にリスキーな生き方だと言えます。

浪費癖は年間行事に組み込まれた経営戦略

恋人や夫婦の記念日や誕生日・クリスマス・バレンタインデーなどの支出について、真剣に考えたことがある方は少ないはずです。

理由は非常に簡単で、記念日や誕生日・クリスマス・バレンタインデーなどはモノを売りたい側やメディアが情報を操作しているためです。

クリスマスやバレンタイン産業はその1ヶ月間の売上で、年の売上の半分以上を占める企業が多くあります。

こんな風なロマンチックな恋愛・幸せそうな家族団欒。

これらはメディアが生み出した歪んだお金の使い方です。

経済を動かすコマとして自分たちが自分のお金を経済に還元させる習慣に貢献しているだけなのです。

そのコマになった人間は、結果として気づかずに自分の誕生日やクリスマスには欲しいものを探す習慣や期待すらしてしまっているのです。

本来なら大切な人が欲しがっているものを知ったらその日、その場で満たしてあげたいと思うはずです。

それを抑制させて、単価の高い、割引や原価率の高い商品を在庫に置くタイミングに当てに行くのはまさに経営戦略なのです。

【重要】適当に使うほど難しいお金という存在

私たちはお金を使えない生き物になっている

適当にお金を使うなんて勿体ない、この記事を読み始めてここまでお付き合いくださった方のほとんどはそう感じているはずです。

もちろん、その中で適当にお金を1週間だけ使ってみようか、とトライするのは1割に満たない方なのも承知の上で結論を書いておきます。

もう私たちは適当にお金は使えない人がほとんどになっています。

  • 1ヶ月自分の食べたいものだけを食べてみる
  • 欲しいものを欲しい時に値段や色違い、他のブランドなどと比較せず直感で買ってみる

この2つはおそらく年収を倍にする以上に難しいことです。

もう私たちは無駄使いや浪費という言い訳に、自分で決断する能力が著しく低下しているからです。

  • 何がしたいのか
  • 何が欲しいのか
  • 何が食べたいのか
  • どこに行きたいのか
  • どっちが好きなのか

決められないのです。これは大変なことです。

節約や倹約・浪費やお金を使うことを抑制した副作用として、自分で自分のことが何一つわからない状態にしてしまっているのです。

もし欲しいもの、したいことができない理由が、資金不足の場合

フェラーリやポルシェに乗りたい、ロレックスやパテックフィリップが欲しい、ハリーウィンストンをプレゼントしたい、海外移住したい、シンガポールに行きたい、

だけど、お金がない・お金が足らないからできない。

だから節約するし、倹約に生きる。無駄使いもしない。

そう思うならば、一度自分が節約や倹約した結果を数字にしてみましょう。

手取りが仮に30万円の方が実家に住み、弁当を持って会社に行き、友人や同僚の飲み会も断り続け生き続けても額面以上の貯金はできないのです。

つまり、仮に給料の全額を貯金しても3000万円のフェラーリを買うまでに100ヶ月かかります。

さらに停める駐車場などを考えれば、買うまでに10年以上かかります。

ここでは悲しみや夢を壊すことを言いたいのではなく、

節約や倹約、ミニマリズムに言い訳するのではなく、支出よりも収入が大切だということです。

適当にお金を使い続けても、収入があれば必然とお金は貯まっていきます。

自分が注力する必要があるのは支出ではなく収入を増やすこと。

そして、自分の直感を信じられるように生きる習慣を今日から意識付けすることで人生は大きく変化していきます。