私たちのお金が動きの9割はパクリ
最近素晴らしい本や音楽、アート、ビジネスも今既存であるもの全てはパクリからできていることに気づいている方はどれくらいいるでしょうか?
誰だけ魅力的な商品も人も基本は全てパクリからできている
ファッションで言えば、数年に一度はタイトなデニムが流行り、またオーバーサイズになっていく。
テレビ番組も新しいのは名ばかりで過去の番組の再編成です。
なぜそんな真似事ばかり、パクリばかりの世の中、経済になるのか。
パクリがニーズや需要の生みやすさに関係している
パクリばかりの世の中、経済になる理由
人間は少しの親しみと少しの斬新に興味を惹かれるようにできているからです。
特に日本は『前へならえ』の文化の習慣が強いため、先生の真似、友達の真似、親の真似、俳優やモデルの真似をします。
しかし、その真似される側も全て真似からできているので、もう新しさというのは実はほぼ含まれていないことになります。
みんなパクって真似した経済の全て
パクリ、真似、偽造、模倣、さまざまな言い回しはありますが、結果何が違うのかと言えば発言の場と表現です。
近年で言えば、パロディ・オマージュなども原画があり、リメイクも元々感性されたものを作品化しています。
音楽シーンでよく聞く『カバー作品』も同じく、完全なオリジナルでないもので需要やニーズを充しています。
何百年も前から続くシェイクスピアの舞台、クラシックコンサートと同じです。
誰が喋り、誰が訴えかけ表現するか、既に私たちの周りはもう差別化も新しさもないのです。
ビットコインなどの仮想通貨や暗号資産も結果として真似から始まる
仮想通貨が全く今までにない通貨だと話題になりました。
しかし、よくよく考えてみるとスマートコントラクトやDefiの根源は昔からありますし、そもそもビットコインのコンセンサスアルゴリズムであるPoWの仕組みはゴールドの特徴を仮想通貨というプラットフォームに入れ込んだだけといえばそれまでなのです。
つまり、お金は物々交換の現物硬貨が根源でそれ以上でもそれ以下でもないのです。
これが仮想通貨として紙幣・貨幣という形から無形物に変わったのです。
『私たちのお金が動きの9割はパクリ』だからパクれば良い?
例えていうならば、生徒に人気の先生に自分がなれば今の世の中はうまく立ち回れるということです。
- 聞いてもらえる人
- 聞きたい人
- 聞きたくない人
これが本質的なニーズに合わせたお金や経済を動かす仕組みになっています。
例えば、誰も知らない人が旅をしている番組と人気俳優が旅している番組、どちらが視聴率を取れるのか?
やっていることは旅を映像にしているということです。
しかし、絵面が違うから観る人の量が変わるのです。
人気俳優や著名人が自分の知らない街、知っている場所に行くことに価値を見出したかどうかなのです。
番組企画で言えば、これが可愛いワンちゃんといく旅なのか、移動中にどんな話をしているのか、ということが色付けになっていますが、基本は全て昔からある旅番組なのです。
どうすればパクリの世界で活躍できるのか
全てを逆に言えばこの世の中の注目を集めることができる
このことにハッとした方は、モノや自分を売るという思考力や免疫が出来上がっている方だと思います。
自分の売りたいモノや自分という魅力を伝えるためにはどうすれば良いのか?
と、考えた結果、自社でも他社製品でも、自分以外から買うメリットが見つからない、打ち出せないと悩むはずです。
近年で言えば、インスタグラムやTwitterなどのSNSでも悩む部分でしょう。
『美味しい・綺麗・カッコいい』×何か
という付加価値をつけることを目指すのがトレンドですが、その『何か』とは何か。
に迷うのです。
簡単に経済や需要・注目を集める方法
全てを逆に言えばこの世の中の注目を集めることができることに気づいたことはありますか?
例えば、
- お金持ちになったら後悔すること
- 投資で稼ぎたければ損をすること
- ポイ捨てすれば稼げる
- 人は騙せば騙すほど感謝される理由
このようなお金持ちになって後悔することなどないし、投資で損すれば稼げない・ポイ捨てはいけないこと・人に嘘はついてはいけないという、全て逆の打ち出しが注目を集めます。
常識を全て覆す打ち出し方は注目を集めるためお金は集まりやすくなります。
なぜ逆説が注目されるのか
逆説というのは、『ない』ところに『ある』を生み出すためです。
既存のマーケットで言えば、『高くて美味しい』のは当たり前だから『安くて美味しい』という価格の高いと安いというギャップにニーズが集まるのです。
私が書く記事もすべて真似・パクリ
ちなみに、私が書く記事もパクリ・真似です。
もちろん、どこかのサイトを丸々コピペしているわけではありません。
ワードプレスというソフトを使い、Googleなどポリシーを守りながら、過去の論文や投資、稼ぐ話を書くのは結局昔からあることをいかにわかりやすく説明するかしか方法はないのです。
なぜなら、情報のほとんどはもう全て世間に出回っているからです。
旅番組で言えば、もう旅番組はいくつも存在しています。
しかし、誰がどこに、どんな、どうやって、という一段下の部分を精査すると『新しい需要』に結びつくのです。
金融リテラシーに遠い話題に話題が逸れきっていると思うかもしれませんが、『自分自身』という価値を見出すだけで差別化ができ、経済的な確立・ポジショニングというのはしやすくなるのです。
知らない情報、集められない情報を得てとパクればいい
皆が知りたい情報が皆の元に辿り着かない理由は、調べるのが面倒だからです。
たったGoogleで一言検索すればいいのに、それをしないからこそ、自分の気になるコンテンツに目が行きます。
何が言いたいかといえば、知りたがっている人と知っている人、コンテンツは知っている人には周りの情報、知りたがってる人には本質を伝えればいいのです。
もっと言えば、面倒なことにこそ、お金を生み出すチャンスがあります。
投資でも資産運用でも同じです。
四季報を読み、経済ニュースや今の相場・マーケットの値動きの矛盾に気づき、海外の新聞と日本の新聞で内容の差を見つける。
情報を集める手間や面倒なことには他の人が『気づけない』宝を掘り起こすチャンスがいくらでもあるのです。
日本ではこんなに大きく取り上げているニュースが、海外では全く触れられない。
逆に、日本は言わないのに、海外のニュースでは大きく懸念・問題視しているという部分を探すことが重要です。
すべてを0から組み立てる必要はない
すべてを0から組み立てるのが全てではありません。
WEB2.0からWEB3に移り変わっている今、自分達という付加価値を発信させる方法はいくらでもあります。
=稼ぐ方法は無限にあるということ。
簡単に言えば、全国1位の売上の営業マンの自己啓発本を見かけたら、『全国で平均を取り続けた営業マン』『ビリしか取れない営業マンの毎日』というのは興味が皆あるのです。
なぜなら、ほとんどの人は『普通』で共感したいという欲があります。
逆に『ビリ』は自分もビリだから仲間意識や可能性を見出したいというニーズがあるのです。
つまり、トップや1位、優秀・敏腕・一流などは全て、自分の価値観や置かれた状態と置き換えて稼ぐ方法に変換してしまえばいいのです。
投資や資産運用でよくあるのは、成功している投資家から学ぼうとする欲です。
むしろ、
大失敗し続けている投資家がなぜ失敗したのかを知る方がタメになることが多いのです。
≠成功している投資家から学ぼうとする欲
なぜ投資で自己破産することになったのか、なぜ含み損が1億円もできたのか、
という疑問は自分の身近に起こりうる懸念材料なので、成功事例よりも実は根強いニーズにつながります。
私たちのお金が動きの9割はパクリだからこそ
『パクり』のスキルで最も重要なこと
パクリと言うから聞こえが悪いですが、前述で言えば『前へならえ』も含め、スポーツも真似、美術もまずは真似。
女性で特に多い、ファッションやメイク・髪型も同じです。
すべてがパクリから始まり、応用をしていくことになります。
つまり、
いかに質の高いパクリのスキルを身につけるかが重要です。
『パクり』なら簡単だ、と思う方は本当に真似をしたことがない方に多く、細かく分析をしてそのパクる相手がどうやって生きてきたかまで見ていく必要があります。
逆に言えば、パクる相手は元々の状態が自分に近い人の方が質は高めやすいため、真似る相手・パクる相手を探すのも重要なのです。
『パクり』をオリジナルに変換するスキル
パクリ続けて結果を出せば、自ずと新しい目標が見つかります。
甲子園球児を目指す中学生が、高校生のフォームや練習を見習い続け、プロを目指し、メジャーリーグを目指すプロセスと同じです。
簡単に言えば、私たち一人ひとりの価値や生産力は、9割以上パクリの集合体で、残り1割が自分自身なのです。
1割の自分にどんな価値を見出すのかと言えば、真似る相手探しです。
ひとりの人間のパクリの集合体こそがオリジナルの作品になります。
投資で言えば、株式投資のウォーレンバフェットを完全にパクリ、安定的なスノーボールスタイルの投資を身につける。
しかし、株式だと余剰資金に限界があるので、レバレッジをかけられるFXやCFDなどを利用してやってみる。
これがオリジナルになっていくのです。