円安で儲け稼ぎ切れるかは『中国』次第

円安で儲け稼ぎ切れるかは『中国』次第

グレートリセットやSDGs・ESGに加え、DX(デジタルトランスフォーメーション)化・・・そして企業・会社としての存続。

悪い円安という波・ハイパーインフレ・スタグフレーション。

さらには、それに重課税制度が上乗せされ、もはや日本は終わったとも言える状態を稼げる投資家はどう乗り切っているのか。

悪い部分ばかりに目をつけてもお金は生まれませんが、格差の生まれる仕組みで、格差を活かし切る・稼ぎ切ることにマインドを向けた投資家はそんな投資戦略を組むのかをお話ししていきます。

今、最悪の日本の経済で稼げる投資

ポートフォリオの再構築で稼げる仕組みを作る

稼げる投資家というのは常に相殺運用を行っています。

ヘッジファンドなどの投資手法と同じです。

格差の渦・時代錯誤の企業として見切りが切りやすいのは今だということです。

生き残ろうと努力をしている企業もあれば、このままどうにか縦横の繋がりで守られると思っている経営者などに分かれています。

少なくとも今の稼げる投資家は後者を切り、国内株であればプライム市場を見切りグロース重視のポートフォリオに切り替える投資家も増えています。

この不景気に一番稼ぎやすいのはFXか

ドル円という安定的な通貨ペアで、最近では50pips以上動く日も多く、100pipsを動かすだけの強い円売り圧力がかかっています。

これに私たちは絶望と苦しみを感じているわけですが、そもそもどれだけ不景気になっても収入さえ確保できていれば何も心配はないというのも大方の部分では正解です。

それと同時に皆があまり関心を置かないところで稼げるチャンスを模索できるのも今だと言えます。

『悪い円安』を活かしてFXで稼ぐには2つの方法しかない

  • 長期的に見れば円安が継続し、ドルが高止まりする可能性に投資をするのか
  • 超長期的に見て、過度のドル高と捉えるかということです。=円の価値が回復する

少なくともユーロ円などの合成通貨はただでさえわかりにくい相場のトレンドを読みにくくするとも考えることができます。

しかし、ここで私たちが気づきにくいところでの通貨ペアに面白い動きがあります。

それは新興国の中国です。

合成通貨ペアとは?

海外ではユーロ円などの通貨ペアを合成相場とも呼びますが、前述通り本来は国際通貨である米ドル主軸なので、「EUR/JPY(ユーロ円)」「GBP/JPY(ポンド円)」というようなドルがペアになる通貨ペアはあり得ないことになります。

そのため「EUR/JPY(ユーロ円)」であれば『ユーロ/米ドル』と『米ドル/円のレート』を合成しレートを算出します。

ユーロ円のレート算出式

EUR/JPY = EUR/USD × USD/JPY

そのため、通貨ペアではなくそもそもの相場自体が米ドルを仲介した合成相場なのです。

中国の経済回復にお金は動く

感染症でのロックダウン等で経済的な影響はあったものの経済の再開は一気に、株価や経済を押し上げる起爆剤になりうると考えることができるためです。

ちなみに、

円と比較すると中国の『人民元』は元高です。

さらに、実はロックダウン等での景気の落ち込みでは外貨としては世界中で『元買い』の動きがあったことにも注目ができます。

2021年末には、報道こそ少なかったですが、約3年半ぶりに『元高ドル安』のトレンドになっていたのです。

もちろん大手企業のデフォルト危機などの危険因子はあるものの、貿易の強さ・内需・エネルギー関連・独立したデジタル通貨制度の計画。

これだけの円安で厳しい局面では安定材料として、認める方も多いでしょう。

中国がビットコインを規制した経緯

2021年は二度の禁止制定があり、一回目は5月に暗号資産マイニングと取引の制限をより強め、2021年9月、段階的に仮想通貨・暗号資産の規制していた中国はついに、中国の規制当局は暗号資産取引を全面的に禁止しました。

元高円安で狙うは中国のインバウンド関連か

ここで唯一既存の需要がさらに拍車をかけるのは極めて強い円安というトレンドです。

全体的に経済不況の日本は外国からすれば、ラッキーとも考えられるのです。

例えば、中国からのインバウンド(訪日外国人観光客)から高額の外貨が日本に流入するチャンスです。

物価高と言いながらも、実際生活用品の値上がりはしているものの、円安という突風に勝っているものではないと中国から見れば思うはずです。

中国の『爆買い』復活は日本の円安が逆に魅力

中国人が爆買いをするのは何か、と言えば百貨店やリセールされる小売業です。

さらにはユニクロやドラッグストアもインバウンドでは底上げされます。

現在はある程度、百貨店などの人が集まる場所への警戒感が薄れているため百貨店の株価は上昇しています。

  1. 高島屋(8233)
  2. Jフロンティア(3086)=大丸・松坂屋
  3. エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)=阪急百貨店・阪神百貨店など
  4. 三越伊勢丹(3099)

『爆買い復活』とメディアが取り上げた瞬間の市場の熱量は、かなりの期待ができると言えます。

中国・円安とロレックストレンドで投資するなら・・・

インバウンドが始まれば品薄になると想定されるのは、今でも購入が難しいロレックスです。

ロレックスは現在も品薄ですが、今後さらにインバウンドが需要で品薄になると考えることができます。

つまり、投資としてロレックスを現物投資するというのも、アナログな投資ながら効果は高いと言えます。

さらに、コメ兵(2780)などの高級腕時計の二次流通を支える企業も株式投資の候補と言えます。

ロレックスの購入制限とは?

2019年11月から正規のロレックスの店舗全店で

指定モデルは一人一点限り、同じコレクションの購入は5年間できない。

別のコレクションであっても、指定モデルに関しては購入後1年間同じく購入することはできない。

新品でデイトナの素材違いやフェイス白と黒を正規で買うならば、何十年とかかることになります。

ちなみに、人気の二次流通系の時計販売店でも下取りや買取でもローンで購入している腕時計に関しては、完済証明がなければ買取しない販売店も増えています。

この買取事情に関しては、マネーロンダリングへの予防策とされています。

円安を政府が止めない理由を投資に活かす

そもそもなぜ円安を止めないかを考える

日銀の黒田総裁は急速・急激でなければ「円安が経済にプラスに作用しているという構図に変わりはない」ということを、発言しています。

つまり、円安状態でデフレを恐れる日本では円安という地合で稼ぐ方法を模索するほうが、簡単とも言い換えることができます。

2022年4の3月決算で日本を代表とするトヨタなどが4年ぶりの過去最高益を記録しました。

日本を代表とする企業自体が円安の恩恵を受ける事業である以上、円高に政府が積極的にしていく可能性というのは低いとも読み取ることができます。

スタグフレーションやDX化、グレートリセットにはこれからも注視は必要ですが、『円安』に順応し投資で稼ぐというスイッチングができないと、「昔は稼げたのに・・・」という側になってしまいかねません。