CFD初心者が買いやすい『US30』の稼ぎ方
CFD取引初心者の方や投資初心者の方は、リスクの許容度が非常に低い状況からスタートします。
特にCFD取引では、非常に銘柄や取り扱うジャンルが多いため、投資先の選定に苦労される方も多いことが背景にあります。
そんな中、『日経225』と同じように分散しつつ、投資ができる『US30』は買いやすい銘柄だと言えます。
US30は仮に買いやすくとも、儲かりやすい・稼げるか
今回はCFD取引とUS30の相性や、『稼ぐ』という視点で投資するべき銘柄なのかを解説していきます。
『US30』とは?
投資初心者が混乱するUS30CFDとUS30先物の違い
US30CFDとUS30先物の違いを理解することは、投資初心者にとって重要です。両者の主な違いは下記にて詳しく説明します。
- CFD(Contract for Difference):
- レバレッジ取引: CFDは、少額の証拠金で大きな取引ができるレバレッジ取引です。これは、投資家が実際に拠出する金額よりも大きな取引を行えることを意味します。レバレッジはリスクとリターンの両方を増加させます。
- 決済期限なし: CFDには決済期限がないため、ポジションを持続する限り、取引を継続できます。つまり、ポジションをいつでも閉じることができます。
- 取引時間: CFD取引は24時間、週7日行えます。これは、世界中の主要な市場が開いている時間帯で取引できることを意味します。
- 先物取引:
- 固定された決済期限: 先物取引は特定の期限までの契約です。契約の終了日(満期日)が設定されており、それに従って決済が行われます。この期限を過ぎると、自動的にポジションが決済されます。
- 固定された取引時間: 先物取引は特定の取引時間内に限られています。通常、平日の特定の時間帯に取引が行われます。週末や祝日には取引が停止することが一般的です。
- 固定されたレバレッジ: 先物取引では、固定されたレバレッジが適用されます。CFDのように柔軟にレバレッジを変更することはできません。
つまりCFDは柔軟な取引時間、無期限の契約、可変的のレバレッジが魅力で、一方、先物取引は特定の期限、取引時間、固定されたレバレッジです。
投資家は自身のリスク許容度や取引スタイルに基づいて、どちらの取引方法を選ぶかを慎重に検討する必要があります。
表だけ見ればCFDなら期限も手数料もないため、先物は選ばないとなりますが、先物はレバレッジが20〜30倍かけられるという点で、よりハイリスク・ハイリターンを狙う投資商品と言っていいでしょう。
さらに、先物は平日の日本市場が開いている時のみ取引ができますが、CFDは祝日も取引ができ、8:30〜翌7:00(夏期は翌6:00まで)と、取引時間が長いことが挙げられます。
CFD | 先物取引 | |
---|---|---|
売買方法 | 買/売 | 買/売 |
レバレッジ | 約10倍 | 有 |
手数料 | 無(スプレッドのみ) | 有 |
決済期限 | 無 | 有 |
CFD初心者が『US30』を買う理由
『US30』は1銘柄で分散投資ができるため
CFD初心者が『日経225』を買う理由は投資初心者でも知っている日本有数の国内企業へ分散させて投資することができるためです。
『US30』は少額から取引を始められ、初心者がリスクを最小限に抑えつつ投資を始めるのに適した方法です。
前述通り、CFD取引では少額の証拠金で大きなポジションを持つことができるレバレッジ取引が可能で、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。
CFD取引は市場が開いている時間帯であれば24時間取引が可能で、世界中の市場の動向に合わせて取引することができます。
特にUS30は、アメリカ市場の代表的な指数であり、世界中の投資家に注目されています。
CFDプラットフォームでは、US30をはじめとするさまざまな銘柄や市場に対する取引が可能で、株式、外国為替(FX)、商品、仮想通貨など、投資家の好みや戦略に合わせて選択肢を広げることができます。
さらに、US30はアメリカ経済の健康状態を示す重要な指標であり、アメリカの経済や政治の動向を把握し、それに基づいて取引戦略を練ることができます。
経済ニュースや指標発表に敏感に反応する市場の特性を活かして、投資家は市場の動向に応じた戦略を展開できます。
『US30』のデメリット
『US30』の特徴の一つは、分散されている点です。
30の企業で構成されているため、1社が株価を大きく伸ばしても、他の企業でのマイナスの動きが影響を及ぼすことがあります。
このような分散された構造は、一部の企業の好調が指数全体に波及することを難しくし、投資家にとって挑戦となります。
日々の株価の乱高下は、世界的な企業が多数含まれているため、ボラティリティが大きく、安定感に欠ける一方で、潜在的なリスクも孕んでいます。この点を考慮しながら、投資判断を行うことが重要です。
どうしても、30社のうち1社が大きく株価を続伸し、その1社が自分の本命だったとしても、他の29社にマイナスの影響を与える情報があればUS30は基本的に下がります。
*US30の中で構成バランス・ウエイトがあるため30分割した指標ではない
この連れ下げしてしまうという点が分散しているような指標はCFDの難点だと言えます。
『日経225』よりも世界的な企業が多いためボラティリティは大きいと言えますが、有名企業・経済を支える主要な企業の株価が毎日乱高下していると、世界はパニックに陥ります。
そのため一定の安定感は、『稼ぎにくさ』にもなり兼ねないという点に留意が必要です。
US30の安定感は稼ぎにくさとも言える
『US30』のデメリットを打ち消すCFD取引
前述の『US30』のデメリットはCFD取引であれば、レバレッジ効果によって小さい指数変動でも利益を大きく取ることができます。
投資初心者ほど資本は少ない傾向にありますが、たくさんの資本を持たずともレバレッジによって運用原資をフルに活かすことができます。
US30をCFD投資するメリットはあるのか?
『US30』はレバレッジがかけられるCFDとは総評すれば相性が良く投資するべき銘柄と言えます。
しかし、個別銘柄で選定に自信があればCFD取引で狙っていくのも一つの投資戦略です。
個別銘柄へ投資し、下がる要因を分析後、下げに転じる際上がり易い銘柄や指数をチェックし、リスクヘッジを行うことも運用の術としては考えることができます。
CFD取引が慣れないという方にはUS30は合っていても、実際大きく稼いでいくことをCFDで求めるのか、リスクヘッジを求める投資なのかによって変わってくるのです。
筆者の私は少なくとも、株式投資はレバレッジがかけられず、運用資産が大きく嵩むという点でポートフォリオで重きを置きません。
かといって先物というハイリスクへ充当するだけの資金は限られているという点で、やはりCFD取引というのは欠かすことができない投資となっています。
『感覚』として自分自身がFX向きなのか、株式投資なのか、CFDなのか、さまざまあると思いますので、『日経225』はCFD取引が自分に向くかどうかを見極めるには最適であり、推奨したい銘柄だと言えます。
*みんなのコインは継続取引意向率約90%(2022年1月4日オリコン調べ)達成
