CFD初心者が稼ぎ易い『VIX指数』での投資テクニック

CFD初心者が稼ぎ易い『VIX指数』での投資テクニック

CFD初心者が稼ぎ易い『VIX指数』での投資テクニック

CFD取引初心者の方や投資初心者の方は、リスクの許容度が非常に低い状況からスタートします。

特にCFD取引では、非常に銘柄や取り扱うジャンルが多いため、投資先の選定に苦労される方も多いことが背景にあります。

そんな中、『VIX指数』は何かとリスクヘッジやしっかり運用益を出すキーマンになる存在です。

今回はCFD取引においてVIX指数をどのように扱い、売買していくか、テクニックを含めて解説していきます。

『VIX指数』とは?

『VIX指数』Volatility Indexの略称でアメリカの主要株価指数である「S&P500」のオプション取引の値動きを元に算出されている指数です。

『S&P500』とは?

S&P500は、アメリカの代表的な株価指数で『S&P Dow Jones Index』が算出しています。

S&P500は時価総額加重平均で求められており、日本の代表的な指数である東証株価指数(TOPIX)や、中国の代表的な指数である上海総合指数も同じメカニズムで算出されています。

VIX指数の数値は0〜100%までで高いほど、投資家がマーケットの先行きに対して不安を感じている

逆にVIX指数が低いほど、安定的な経済情勢と判断することができます。

特にVIX指数は30%を超えたころに、警戒感が強まり、40%を超えた頃には引き金となった要因に対して経済ニュースはその話題で持ちきりという状態になります。

最近ではコロナウィルスによる経済的影響・不安視が影響しVIX指数が80%を超え82.69%をマークする事態となりました。

VIX指数とS&P500の相関性

基本的にVIX指数は7日間以上連続30を超えていると、S&P500はかなり高い確率(統計で69%)で上昇トレンドに入っていきます。

上昇トレンドに入る確率はVIX指数が公開された頃からの統計で69%S&P500が上昇しています。

もちろん、急激な上昇トレンドかは別としてVIX指数は7日間以上連続30の値を超えたのち、1年後には88%の確率で上がり、リターン率は26%増になっています。

つまり

中長期的に言えば、VIX指数が7日間以上連続30を超えた場合、『買いシグナル』とも判断することができるのです。

CFD取引における『VIX指数』とは?

前章の解説だけだと指標として、投資判断をするものという位置付けになりますが、CFD取引における『VIX指数』はVIX指数そのものへ資金を投入することができます。

CFD取引における『VIX指数』はバラエティCFDのカテゴリーに属しており、多くの取引所の取引高上位を占める銘柄となっています。

簡単に言えば、VIX指数が跳ね上がった事案に対して、収束すると思えばCFD特有とも言える『売り先行』でのエントリーで利差益を狙っていきます。

この運用方法はリスクヘッジにも使え、初心者から上級トレーダーまでVIX指数への投資は有効だと言えます

CFD取引における『VIX指数』はリスクヘッジに有効

VIX指数が跳ね上がる要因というのは常にありますが、ゆっくりと上昇を迎える事案もあります。

特にゆっくりと上昇を迎える時に、他の金融商品への投資というのはリスクが高まる傾向にあります。

そのため、VIX指数をCFDで買い・売りにすることで事実上の両張りを行うポートフォリオを作ることができます。

CFD取引における『VIX指数』投資テクニック

もっとも王道と言えるVIX指数を絡めた投資テクニックは、相対性のもっとも高いS&P500へ投資しVIX指数を逆張りしておくということです。

S&P500とVIX指数はほぼ逆の値動きをします。

S&P500とVIX指数をペアで保有するという投資テクニックは投資初心者にもおすすめだと言えます。

CFD取引における『VIX指数』投資テクニック

リスクヘッジを『VIX指数』で行う投資テクニックをもう少し深掘りすると、米国市場において米国株が上昇局面では『VIX指数』は下がる傾向にあり、『VIX指数』が上がれば、米国株は下がるという相対的位置付けになっています。

今は『VIX指数』を中心に解説をしていますが、現実的には株価が下がったのちに『VIX指数』は上がることになりますし、株価が上がったのちに『VIX指数』は下がります

『VIX指数』には配当や金利は存在しないため、株式や通貨ペアで配当利益・スワップを目的とした順目で運用し、そのリスクヘッジで短期でも長期でも保有してデメリットのないものだと言えます。

【VIX指数投資テクニックまとめ】『VIX指数』は後出しジャンケンで勝てる

『VIX指数』はもう一度テクニックとして使える特性をお伝えします。

現実的には株価が下がったのちに『VIX指数』は上がることになりますし、株価が上がったのちに『VIX指数』は下がります

つまり、なぜ株価が上がったのか、下がったのか、他の関連銘柄はどうなのか。

総じて下げ・上げに転じているのか、この精査する時間が取れるというのが『VIX指数』の勝率を上げるヒントになります。

簡単に言えば、

①大きな経済的負担・不安視する事象が起きた

②株価は総じて下がる

③S&P500は下がる

④『VIX指数』は上がる

段階的に利幅は減っていきますが、判断するべきポイントは何度もあります。

『VIX指数』が上がる。下がるという現実が起きる前までに売買をすれば、勝てるのが『VIX指数』の面白いところです。

投資初心者が混乱する『VIX指数CFD』と『VIX指数先物の違い』

『VIX指数』という銘柄の特性は理解できたと思いますが、CFDと先物取引ではレバレッジも売り先行での投資もできるため、違いがわからないという方も多いです。

『VIX指数』に限らず、念のため復習すると、手数料や決済期限という点でCFDと先物取引には違いがあります。

下記の表だけ見ればCFDなら期限も手数料もないため、先物は選ばないとなりますが、先物はレバレッジが20〜30倍かけられるという点で、よりハイリスク・ハイリターンを狙う投資商品と言っていいでしょう。

さらに、先物は平日の日本市場が開いている時のみ取引ができますが、CFDは祝日も取引ができ、8:30〜翌7:00(夏期は翌6:00まで)と、取引時間が長いことが挙げられます。

CFD先物取引
売買方法買/売買/売
レバレッジ約10倍
手数料無(スプレッドのみ)
決済期限

 

投資初心者が『VIX指数先物』を買わない理由

投資初心者の方が『先物』を選ぶ理由というのは少ないと言えます。

そもそも先物の方が資金が多く必要という大前提の部分から初心者には先物はおすすめしません。

いかに少ない資金で多くのお金を動かすかという部分で言えば、CFDのレバレッジも追証のリスクはありますし、ロスカットもあり得ます。

しかし、先物のように決済期限が決まっているというのは投資初心者にはリカバリーのチャンスを減らすことになるためおすすめしません。

CFD初心者が『VIX指数』を買う理由

ETFでは手数料がかかる+レバレッジがない

CFD初心者が『VIX指数』へ投資する理由はVIX指数と投資する上で、ETFなら信託報酬や売買手数料がコストとしてかかるためです。

*証券会社によっては売買手数料0キャンペーン等がある

レバレッジがETFではないため、ある程度の値動きや変動がなければ、利益は出しにくいですが、CFD取引であれば少額資本で尚且つ同じ値動きでも大きく利益を稼ぐことができます。

参考:CFD意外のVIX指数(恐怖指数)への投資方法=ETF

VIX指数で金融・経済市場に影響が出ることを予測する以外にも、ETFを活用して運用をすることもできます。

もちろん、相場・市場が安定的な時に保有しても効果は発揮できませんが、VIX指数が高まり、ボラティリティが高まる状態で保有し、安定的になった時点で売ることで利益を出す方法です。

参考:CFD意外のVIX指数(恐怖指数)への投資方法=ETN

『S&P500恐怖指数連動ETN』などを短期保有するのもVIX指数への投資には有効的だと言えます。

VIX指数が長期間高止まりすると予想できる場合やS&P500が上昇トレンドに入る前のスポット運用なども候補に入れることができます。

ほかにも完全にVIX指数と連動させるのではなく、ボラティリティ・ファンドなどの活用もリスクヘッジ運用ができます。

VIX指数(恐怖の指数)で稼ぐ『買い時・売り時』おすすめテクニック

『VIX指数』をCFDで投資するメリットはあるのか?

『VIX指数』はレバレッジがかけられるCFDとは総評すれば相性が良く投資するべき銘柄と言えます。

株価指数系のCFD投資の中でも考え方次第では、さまざまなタイミングで利益を稼ぐことができる投資先だと言えます。

参考程度に追記すればIMFは先進国は約6年で景気サイクル・循環が一周すると言っており、常に不安と安心のバランスは揺れているのが経済です。

いつ、どのタイミングであっても『より大きな不安』『より大きな安心材料』を求め、投資家は動くため投資心理を学ぶために注視する癖付けとして『VIX指数』を自ら保有し身銭で感覚を養うというのも筆者の私はおすすめだと考えています。

『VIX指数』のデメリット

『VIX指数』は米国株式市場と密接な関係にある指数です。

大きな経済影響を与える事象が毎日起きることはありません。

つまり、毎日売買する CFDの銘柄ではないということです。

しかし、いざ『VIX指数』の変動が大きくなった時に即座に動けるのは、日頃注視している投資家であり、運用プランや知識・ノウハウを持っている方だけなのです。

『VIX指数』のデメリット②

『VIX指数』は恐怖指数と言われるだけあり、アメリカ経済を中心に世界中に経済的影響を与える事象によって変動します。

特に地政学的なリスクなどでは、あまりにも大きな影響を与えると認知された場合取引規制が引かれることがあります

『VIX指数』は取扱う証券会社ごとに異なりますが、基本的には注文時に注意喚起の文言が出ます。その後に新規の規制が行われます。

ある意味、早い者勝ちとも言える『VIX指数』は、稼ぎ時に買えない・売れないという事態も起こりうるため、『VIX指数』の許容値を知っておくことも重要です。

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VIX指数(恐怖の指数)で稼ぐ『買い時・売り時』おすすめテクニック