『テクニカル分析』の苦手を解決する記事
テクニカル分析はFX始め、さまざまな投資で用いられています。
苦手意識のある方も多く、MACDやRSIなど言われると混乱するという方もこの記事はぜひ読んでみてください。
今回は代表的なテクニカル分析の仕方、チャートの捉え方を解説します。
最後にはテクニカル分析などもう無理だ!という方にも投資の可能性を見出すノウハウを共有していきます。
テクニカル分析のための勉強はいらない
私たちはテクニカル分析をするためにテクニカル分析の勉強をしているわけではありません。
投資で稼ぐためにテクニカル分析を勉強する必要があるのです。
極端に言えばテクニカル分析の仕方や特徴などを、間違って理解していても永続的に稼げていれば問題ないのです。
テクニカル分析は複雑?
テクニカル分析というのは簡単に考えれば、中学生でもわかります。
複雑に考えれば、数学や統計学者でも一生かかってもわからないと言います。
テクニカル分析というのは投資する銘柄や注目する株などへ資金を注入するか、現金に戻すか
その大義名分の役割をしています。
「これだけ、こうなっているから買う、売る、利確する」
しかし、大前提に100%正しい分析はできません。
例えば、1分足では正しい分析でも月足で見れば全くシグナルとして機能しないというのはよくあります。
テクニカル分析には正解はなく、テクニカル分析の精度ではなくテクニカル分析をすることによって利益を増やし、損を減らす。
もっと言えば間違ったテクニカル分析をしていても、稼げていればそれはテクニカル分析なのです。
私たちはアナリストでもなければ、ただの個人投資家です。
テクニカル分析の精度を上げるというベクトルを間違えてはいけません。
テクニカル分析≠精度
テクニカル分析=利益増・損失減
テクニカル分析で重要な感覚とスキル
テクニカル分析は点ではなく面で捉える
テクニカル分析で重要なのは、インジケーター一つで全ての情報を読み取ることはできないということです。
もっと言えば、テクニカル分析が仮に100%の精度であっても稼げる投資家になれるとも限りません。
私たち個人投資家は複合的に見て、分析を行い『肌感覚』で相場の流れが掴めるようになることが第一段階の目標だと言えます。
感覚でMACDを理解する。
MACDでは交わる点があれば、注意をする癖をつける。
MACDがクロスするゴールデンクロスとデッドクロスはダマしでない限り上昇トレンドか下降トレンドが発生します。
たったそれだけがまず分かるだけで、よくわからないポジションで売買をすることが減ります。
過去の寄稿した記事より:FXで簡単に稼ぐにはMACDを必ず活用しよう
MACD×RSIのコンビネーションはベテラン投資家も使う
MACDの不便なところは『今の現時点』での相場の加熱度がわからない点です。
チャートにMACDは基本的に沿って動くため上限も下限も存在しません。
市場で言えば、インフレ状態かデフレ状態かはわからないのです
MACDだけではテクニカル分析は不自由分なのです。
だから、RSIが必要になります。
RSIでMACDを補う
MACDでは今の現時点でどれくらいの投資家が売買をして、変われ過ぎているか、売られ過ぎているか判断できません。
この欠けた情報を補うのがRSIです。
RSIは変動幅0〜100%と下限・上限が決まっている数値です。
一般的に、
- 70〜80%以上で買われすぎ=上昇トレンド
- 20〜30%以下で売られすぎ=下降トレンド
と判断されます。
過去の寄稿した記事より:FXで簡単に稼ぐには『RSI』を必ず活用しよう
RSIだけでも相場は掴めない
RSIだけではMACDの特徴である『トレンド』がわかりません。
しかし、MACDとRSIを合わせると効果的に相場を読むことができます。
例えば、RSIが『20%以下になり、MACDがゴールデンクロスしたら上昇トレンド発生』とルールを決めることができます。
この極限に分析し尽くしたのがシステムトレードなどの売買シグナルです。
機械で判断するか、自分で判断するかだけの差です。
MACDやRSIの『ダマし』がわからない
RSIのレンジ相場で基準の70%や30%を行き来してしまう『ダマし』やMACDのゴールデンクロスとデッドクロスのダマしかわからない場合どうすればいいのか。
そんな場合は、サブのFX口座で少額のシステムトレードや「テキストマイニングAI」を活用してみることをオススメします。
自分自身が手動エントリーしたタイミングにシストレで含み益が増えているか、含み損が減っているか、という答え合わせをすることができます。
特に、システムトレードや「テキストマイニングAI」は感情を抜きに過去の値動きなどの膨大なデータを基にシグナルやエントリーを行うため、テクニカル分析の精度を上げることにも適しています。
ちなみに、私が散々オススメしているみんなのシストレは
- 「みんなのシストレ」と「テキストマイニングAI」を同時に利用する
- 「みんなのシストレ」のみで自動売買ツールとして利用する
- 「テキストマイニングAI」のみで売買のシグナルツールとして利用する
という分割して機能を使うことができ、運用資本が5,000円程度から取引できるため一度試してみることをオススメします。
MACDとRSIを理解すればボリンジャーバンドもわかる
ボリンジャーバンドは今後どれくらいの変動幅が発生するかを予測するものです。
一般的には逆張りで使われやすいですが、順張りで十分効果を発揮します。
簡単に言えば、ボリンジャーバンド×MACD×RSIというコンビネーションは、どれくらいの熱量で売買され過ぎていて、今後どれくらいが目処で変動するかが読み取れます。
過去の寄稿した記事より:テクニカル分析の基礎の基『ボリンジャーバンド』をもう一度見直す
テクニカル分析はコンビネーションの断捨離も必要
テクニカル分析を始めて、分かった気になるとあらゆる指標をチャートに出して、『情報が渋滞している』チャート画面をたまに見かけます。
前述した通り、私たちは投資で稼ぐためにテクニカル分析を必要としています。
ボリンジャーバンドを例にしてみれば、MACDは必要だけどRSIは要らないと思えば、断捨離してしまうほうが、雑念や迷いが減るという方もいます。
テクニカル分析のためにテクニカル分析をしているわけではありません。
ファンダメンタルズだけで稼げるならテクニカル分析などしなくて良い、それくらいのスタンスでテクニカル分析はしていけばきっと楽に稼げるようになるはずです。
テクニカル分析は名前などどうでも良い
テクニカル分析でMACDやRSIなど用語は自然と覚えます。
むしろ、名称や呼称などどうでものです。
仮にMACDをRSIだと思っても、RSIをMACDと思っても問題はありません。
複合的に見て相場の流れなどがわかれば、個人投資家の私たちには問題はありません。
まずは苦手意識を持たないこと。
そして、基本を完璧に習得すること=肌感覚でわかるようになる
これがテクニカル分析を目的にするのではなく、稼ぐためにテクニカル分析をする秘訣です。
テクニカル分析が得意な『稼げない投資家』にならないために
テクニカル分析が得意な投資家や賢い頭脳を持っている方々は大勢います。
しかし、テクニカル分析が得意でも稼げるかは別問題です。
テクニカル分析が得意でもポジションの利確タイミングや損切りをできなければ永遠に投資は上手くいきません。
テクニカル分析ができてもリスクの許容ができていなければ、するべきタイミングで損切りができず、相殺すれば利益の出る場面で損を持ち越してしまうのです。
そんな投資家になるのは非常にもったいないので、『テクニカル分析を目的にしたテクニカル分析の勉強』から抜け出せるように前進していきましょう。