CFDの基礎『日経225』VS『US30』稼ぐならどっち?

CFDの基礎『日経225』VS『US30』稼ぐならどっち?

CFDの基礎『日経225』VS『US30』稼ぐならどっち?

『日経225』と『US30』はこれで分かる

『日経225』とは?


日経225(日経平均株価)は東京証券取引所のプライム市場(旧:一部上場)銘柄のうち、市場を代表する225銘柄を対象とした株式指数です。

現在の日本の相場や経済状況を比較・検証するためにも用いられ、CFDに限らず多くの投資家が参考にする指標です。

一般的には金融商品では「『日経平均』に投資するなら」というキャッチコピーをよく見かけます。

『日経225』への投資方法、選択肢

  • 日経225連動型上場投資信託(1321)などのETF銘柄を売買する
  • 『日経225』をCFDで売買する
  • 『日経225』を先物取引する

『US30』とは?

US30はアメリカのNY証券所に上場している優良企業30銘柄で構成される株価平均型指数です。

『US30』 と聞いてピンとくる方は意外と少ないかもしれませんが、『NYダウ』『ダウ平均』も同じ株式指数を意味します。

他にも『ダウ工業株30種平均』『米国30』『USウォールストリート30』『ダウジョーンズ30』『DJ30』などと呼称され銘柄名になっているものもあります。

S&P500と類似した株式指数ですが、S&P500はIT企業が中心で『US30』は業種などに特出していないという特徴があります。

S&P500は別名『US500』とも呼ばれます。

『US30』への投資方法、選択肢

  • NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30(国内/1546)などのETF銘柄を売買する
  • 『US30』をCFDで売買する
  • 『US30』を先物取引する

『日経225』VS『US30』稼ぐならCFD

『日経225』VS『US30』稼ぐならどっち?という話題の前に投資方法によって稼ぎやすさというのは変わってきます。

日本ではETFや投資信託で運用している方々が多い傾向にあります。

しかし、本気で

『日経225』か『US30』で稼ぎたいならETFという選択肢は入れなくていいでしょう。

ETFだと信用取引でも3倍ほどしかレバレッジがかけられず、投資信託においてはレバレッジはかけられません。

つまり、運用資産を効率的に使うという点でCFDが優勢なのです。

CFD取引なら筆者も利用する『サクソバンク証券』がオススメ

①必要事項を入力する

②口座の選択

基本はFXやCFD取引のベーシック口座を選択

*全ての取り扱い商品を取引したい方のみアドバンス口座を選択する

③本人確認書類をアップロードする

④審査待ち

⑤口座開設通知書が届き開設完了

なぜ多くの投資家は『日経225』『US30』を非効率に運用するのか

念の為、補足しておくと『日経225』『US30』をETFで運用するメリットが少ない中、なぜ投資家はETFで運用をするのか。

その点においては、そもそもCFD取引という運用方法を取り入れていない層がまだまだ多いのです。

いざCFD取引をしようとして、立ち止まる日本の投資家

CFDは1990年代前半に、ロンドンで始まった金融商品で、アメリカでは1997年の法改正後にCFDがスタートし日本には店頭CFDとして2005年に上陸しました。

その後、2008年ごろから本格的にFX口座を運営する企業などがサービスを拡大させ、現在に至ります。

CFDという金融商品自体の歴史が非常に浅いため、ポートフォリオに取り入れている投資家が少ないと言えます。

過去の寄稿記事より:FXトレーダーがCFDで運用をするきっかけになる記事

『日経225』VS『US30』稼ぎやすいのはどちらか?

という結論を先にお伝えしておくと、利幅という点で言えば『US30』が長期的に大きく続伸しています。

NYダウの過去100年間の推移を見ると1920年頃のNYダウは約80米ドルでした。

そこから多くの市場動向が起こったのにも関わらず、NYダウは2021年に33,000米ドルを超えました。

そのことを考えるとUS30の方が稼ぎやすいと言えます。

NYダウに10年間投資した場合、損をする確率は0.8%というデータがあります。(1970~2021年の約52年間 (年率+11.1%))

約99.2%は10年間NYダウに投資していれば、儲かっていたということになります。

ちなみに、100年間のうちでどのタイミングからでもNYダウに10年間投資投資しても損が出る確率は15.9%しかありませんでした。

『日経225』VS『US30』損をしにくいのは?

一方、日本の投資初心者が運用利益の大きさではなく運用で損をしにくいのは『日経225』だという点にも触れておきます。

US30はあくまでも30社の株価の変動がベースになっています。

それに対して、『日経225』はプライム(旧東証一部上場)銘柄のうち、市場を代表する225銘柄を対象としています。

つまり、分散させている分母数が異なるため分散作用は『日経225』の方が高いと考えることができます。

特に昨今は日本経済は鈍化しており、大きな成長が期待しにくい状況と言えます。

だからこそ、長期保有でじわじわ回復を狙い、損を仮にしてもジリジリと下げていくため、多額の損失をいきなり抱えるということは少ないでしょう。

参考:「ひとつのカゴに卵を盛るな」の心得

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまう。

いくつかのカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としても割れる卵の数は限定的にすることができる。

という、集中投資をすれば、一つの相場変動で一気に資産を減らしてしまう。という教えです。

『日経225』VS『US30』損と稼

分散投資の意味を間違えてはいけない

『日経225』と『US30』は共通して複数の企業の株価によって変動する株式指数という点で、どちらも分散投資していることになります。

前述のような投資初心者であれば利益を大きく出す前に損へ身構える心理状況が強いため有効ですが、リスクの許容度がある投資家は分散投資の本当の意味を間違えてはなりません。

分散投資はすればするほど、リターン率が下がり、大きく稼ぎにくくなります。

つまり、『損』も少ないですが、『得』もない状態になります。

投資初心者ほど実は『US30』をCFDで売買するべき理由

投資初心者の多くは資本が少ない状態から始めます。

軍資金・運用資本が少ない時ほど、分散投資やリスクヘッジをすると利益がしっかり取れないのです。

分散投資はある程度の資本を持っていないとなりません。

仮に100万円を分散投資させた時、アクティブに運用できる資本は20万円ほどで、20万円から掴める運用利益が120%でも、稼げたうちに入らないのです。

資本が少ないうちは分散投資ができるように集中投資をしていく方が、賢明な投資戦略

ちなみに、あの世界最強の投資家と呼ばれるウォーレンバフェット氏は以下のことを言っています。

Diversification is a protection against ignorance. It makes very little sense for those who know what they’re doing.

分散投資は無知を保護する手段。投資を理解している人にとって、分散投資は理にかなっていない。