なぜ、できる男の質問は『なんで?』と聞くのか

なぜ、できる男の質問は『なんで?』と聞くのか

なぜ、できる男の質問は『なんで?』と聞くのか

できる男というとかなり大きな枠の話になりますが、経営者として言えば従業員を多く抱えている創設者やリーダーシップに定評がある人物、身近なところで言えば『上司』や『恋人』などにも当てはまるケースがあるかもしれません。

できる男ほどバカで無知を装う理由

できる男は学業ではない部分で、非常に賢いと言える部分があります。

よく巷ではマウントの取り合いなどという言葉を耳にしますが、全くの逆でできる男ほどバカで無知を装う傾向があります。

できる男の情報収集能力は一部だけを比べると一流企業のマーケティング会社の精鋭よりも長けています。

そのため『物知り』が多いのです。

しかし、できる男ほど「知らない・わからない」「なんで」「どうして」と口癖のように言います。

「何で?なぜ?どうして?」と聞く男を見極める

「何で?なぜ?どうして?」と聞く男は基本的に多くはできる男たちです。

知らないことをまず素直に聞く習慣があるという以外にも、知っていること聞けるというところにスキルであり能力があると言えます。

逆を言えば、ポテンシャルの低い人間ほど「知ってる・知らないの?」と言います。

なぜ、できる男の質問は『なんで?』と聞くのか

単純に情報を得たいのではなく、この話しをしている相手がそんな説明の仕方をするのかに興味がある場合が多いのです。

さらに言えば、説明の仕方で相手の話術や理解度、さらには本質を見極めようとする傾向があります。

例えば、皆さんが持っているスマホをスマホを知らない人に説明するならば何というでしょうか?

電話と多機能ツールの集合体と答えるのか、パソコンみたいな電話と答えるのか、電話という名の暇つぶしというのか。

真面目な話で言えば日本で2人に1人以上が持っている、生活に欠かせないツールと答えるのか、

日本の67%が保有してスマホ市場は年間7兆円を超えていると答えるのか。

それは人それぞれ価値観も視点も異なり、答える内容によってはその人の個性やキャラクターをしっかり認識し性格も読み取ることができます。

できる男は傾聴するスキルがある

できる男は聞き上手であるというのはもうすでに認識があると思います。

聞き上手というのは話をさせるのが上手なのか

話をしている本人が気持ちよく話せる空気感をいうのか、実は人それぞれ異なる場合があります。

しかし、聞き上手だと相手に思われるには、ただ聞いているのではなく聞きたいことを聞くわけではなく、何を伝えたいかを道筋立てるリードしていることが多くあります。

「なんで?」と聞けない男は『できない』

逆に、「なんで」と聞けない男はプライドが優先され年下や自分より入社歴が浅い人からのアドバイスを聞くことができない傾向にあります。

しかし、できる男ほど、そんなプライドはなく自分より基本的には上のポジションであってもそんなことは今関係ないし、どうでもいいことだと考えています。

できない男は「なんで?」と聞けないからこそ、知識も情報もインプットする口数が少ないため、どんどんと自分を追い込むことになってしまいます。

出世できない男の「なんで」は暴力

  • なんで、できてないの?
  • なんで、失敗したの?
  • なんで、守れないの?
  • なんで、間に合わないわけ?

出世が頭打ちの上司や人から好かれない男の話にも「なんで」という言葉が使われるケースがあります。

できる男と何が違うかというと、言われた側は「追い詰められている」と感じる暴力的な言葉に感じるのです。

そして、言っている側は無意識ながらも

「なんで、できてないの、(バカなのか?)」

「なんで、失敗したの?(バカだろ?)」

と、見下すような意味を込めてしまっていることがあるのです。

つまり、できる男になれない男ほど自分の優位性や過剰な自己評価を無意識に出してしまうことが多いのです。

そんな人とは話をしたくないし、相談もしたくない。そう思われた時点でその人の価値というのは組織では『無能』となってしまうのです。

できる男はなぜ話が楽しいのか

できる男は「なんで?」と聞くのは「何で」と聞くことで相手に興味を示しているという心理的アピールにもなることを知っている場合があります。

学生が先生に放課後、「ここがわからなかったんだ〜」と言いに来て、先生は「バカか、そんなこともわからず何を聞いているんだ!」とは怒りません。

むしろ、嬉しいと思いながらも感心し、その生徒の意欲を評価するでしょう。

この評価をすることが心理的アピールも着地点なのです。