庶民が庶民を抜け出せない理由

庶民が庶民を抜け出せない理由

私を含む庶民はなぜ庶民のままなのか、考えたことはありますか?

貧乏な状態から貧乏を抜け出せないのも実は同じ理由があります。

明らかな情報不足

一部は勉強不足

この2つが確実に大きな原因だと言えます。

その中でも今回は勉強ではなく『知らないことが多い』という情報についてフォーカスし、それが頭脳の差や技量の差ではないことを皆さんに気づいていただこうと思います。

「なんで私たちに教えてくれなかった」の問題

明らかな情報不足というのは、平等性にかけている生活環境に原因があります。

会社や人間関係で「なんで私や私たちにおしえてくれなかったの!」と感じたことや思ったこと、言っているのを聞いたことがありませんか?

この「教えてくれなかった」が『情報不足』を招く原因になっています。

教えてもらえる人=お金持ち・権力者

この事実は努力でどうにかなる部分とならない部分があります。

お金持ちはどんどんとお金持ちになっていき、貧乏な人はどんどんと貧乏になっていく、これこそが今ニュースでも話題になっている『格差』なのです。

しかし、格差が埋まらない=庶民のままであるということ、そしてそれをどうすれば良いのかを考え答えがでずに諦めてしまう人が多いのが実情です。

なぜお金持ちはお金持ちのままなのか

代々のお金持ちがお金持ちのままであり、先代がお金持ちで権力者の家庭はお金持ちになりやすいというのは『情報』の質と量が多いことが原因です。

例えば投資の世界で言えばお金持ちには優秀なファンドや投資信託などの商品が提案されます。

では、なぜ庶民にはそのチャンスが与えられないのか。

この理由は2つです。

そもそもお金持ち・資産がなければファンドがついてもらえないということ、そして信託銀行などの投資信託は預貯金額が1000万円以上でないと提案されないためです。

さらにもう一つが、皆がその情報を得てしまうと、混乱かお金持ちが儲からない環境になってしまうということです。

庶民は行動や知識より混乱が先行する

我々庶民がコロナ渦に何が起きたか、「マスク不足」「消毒液不足」などが思い当たります。

では、この『不足』という情報が出る前に知っていた人は何をしていたか、

ずばりマスクの確保であり消毒液の確保です。

さらに言えば、マスクや消毒液を作り出したり、国内へ輸入するという選択肢を取っているのです。

つまり、インサイダーに近い状況がお金持ちや富裕層ほど常に多いと言えるのです。

そのため、普段の生活からお金を稼げる環境、保身できる環境が整っていると言えるのです

もちろん、私たち庶民にマスクや消毒液がなくなる、とオンタイムで言ってしまえば間違いなくお金持ちや権力者・富裕層に行き届く量やチャンスが減ることは想像がつきます。

会社員であることへのリスクは『情報不足』『知らないことが多い』から

サラリーマンが会社の全ての情報を知っているかと言えば、ほんの一部のことしか知りません。

自分の勤めている会社の社長の名前や取締役などの重役ポジションが誰なのかもわからないかもしれません。

会社の社外秘を知ることができるのは『重役』でありエグゼクティブです。

ただの営業マンでは知り得ることができません。

「この話は内密に」「内々の話なのですが・・・」

こんなセリフを普通に聞くということは、もっと上の人物は日常が『内々』だということになります。

表上の公表情報以外に何が社内で起こっているかは上司やそのまた上の人物しかわからないのです。

つまり、サラリーマンや会社員は自分の身に起こることや起こっていることを知る術がないことがリスクだと言えるのです。

親と子供の関係性で言えば『知らない』を解決する方法が見つかる

親が子供を教育する時に、「子供にはまだ早い」と教えることをしないことが多くあります。

そして、子供のためを思って嘘や隠し事をします。

では、子供が大人の嘘や隠し事を減らすにようにしていくにはどうすればいいでしょうか?

その答えは『成長すること』です。

子供が成人すれば親が嘘をつく機会も減りますし、隠すことも減っていきます。

つまり、社会でも自分自身が『知る価値のある人間』『教えることで相手にも価値がある人間』にならなければならないのです。

たくさんの情報を持ってい人はなぜ情報が集まるのか

お金を持っているから、影響力があるから重要な情報が集まってくるのではありません。

情報を与えることで見返りやメリットがあるからこそ、皆がお金持ちや権力者に情報を集め提供するのです。

そして、その情報を上で留めておいてしまうため庶民はずっと庶民のままで、富裕層はずっと富裕層なのです。

お金持ちほど優遇される社会になっている

営業の仕事をしていると、社長のご友人だからと「特割」「社割」が適応されるケースや赤字決済が下りたという商談に出会すこともあると思います。

つまり、社長の近くにいる人はただそれだけで優遇されるということです。

お金持ちの周りにはお金持ちが多く、お金持ち同士が『得』と『施し合い』をしていれば庶民に入る隙はないのです。

情報を簡単に集めて庶民を卒業する方法

これは逆張りで動くということが一つの選択肢で挙げられます。

生命保険の商品で言えば大数の法則というものがありますが、少ない方が重宝されるということに気づけば今すぐ自分がするべきことがわかるはずです。

羊の群れならば、羊は庶民。

庶民同士の場にずっといることに居心地の良さを感じてしまうのです。

それを抜け出せるかどうかがまず庶民を卒業する第一関門だと言えます。

サラリーマンや会社員が庶民を抜け出す方法

サラリーマンや会社員が庶民を抜け出すには簡単な方法があります。

会社を辞めるか、結果を出すかです。

この2つの選択肢のどちらもが不可能な場合は庶民でいることに納得して諦める方が楽であり安泰なのかもしれません。

もっと言えば、結果が出せない人は会社をやめるしか選択肢はないと言えるのです。

なぜか会社をやめると庶民から抜け出せるのか

会社という組織も規模や大きさは変われど、サラリーマンという社会的な立ち位置でありサラリーマンが影響を与えることというのは非常に少ないと言えます。

しかし、会社を辞めて、サラリーマン・社員という職業をやめて会社を立ち上げるとどうなるでしょうか。

『経営者』の仲間に入ることができるのです。

経営者と会社員では情報の集まる量が違いますし、判断権・責任の重さが変わってきます。

つまり判断権が強くなれば、判断・決断するだけの選択肢が増えるということです。

責任が大きくなるということは影響力が大きくなるということです。

提案はする側が庶民になりやすい

プレゼンテーションや商談で、提案をする側はお願いする側であり提案をされる側は社会的地位が高い傾向にあります。

社会的地位が高ければ、便宜や賄賂に近いことが多く起こります。

例えば、うちの新商品取り扱ってもらえませんか?

と提案をする側ではなくされる側であれば、営業マンからポロッと有益な言葉が出るかもしれません。

庶民を嫌う経営者の存在

経営者の多くは庶民を顧客として抱えていますが、経営者が庶民を嫌うケースというのはよくあります。

その理由は何か。

ずばり、決断やリスクを取らずに文句ばかりを言うということです。

経営者にお金持ちが多い理由は決断やリスクの大きさがサラリーマンよりも大きいためだと言われています。

確かに、数十億の借入をしてサラリーマンは生きていけないことは多いでしょうし、商売を始める前は皆に「無理だ無理だ・バカだ・変だ」と言われた経験もある人が多いのです。

そうなると、庶民にわざわざ手を差し伸べる経営者がいるとすれば、あまりにあまった環境になった後の話になるのです。

庶民が庶民を抜け出せない理由

庶民が庶民を抜け出すには手を差し伸べてくれる人を待つというのは、無謀だと言えます。

庶民の周り=自分たちの周りには庶民しかいないということに気づく必要があります。

そしていち早く、庶民を抜け出すか抜け出さないかという決断をするべきだと言えます。

そもそも、会社をやめず、実績や結果も出さないで庶民を抜け出すというのが都合がいい話だと富裕層に思われてしまえば仲間入りは難しいでしょう。