モノを売るコツは売れないようにすること

モノを売るコツは売れないようにすること

モノを売るコツは売れないようにすること

モノが溢れて販売側は飽和状態、買い手は選び放題という環境。

それでもモノを売らないといけない仕事というのが営業やセールスという仕事です。

サラリーの仕事だけでなく、経営者・起業家として商売をする上で今モノを売るには『コツ』を明確に理解する必要があります。

そう言われている中、出せば売れて、発信せずとも欲しい、売って欲しい、買いたい!と声がかかるものもあります。

誰もが商売をする際、これなら儲かる、生きていける!と確信してトライする中この仕組みに気づく人と気づかない人の差は何でしょうか。

モノを売らないコツを考える

営業マンも経営者も『どうやって売るか』をひたすら考え続ける中であえて売らないという営業手法を取り入れるのが得策と言えるのも確かです。

マッチするものがないのではなく、見つけない

これこそが、ヒントになります。

今からモノを売るためにはどうするか

成功には2つの選択しかありません。

  • 潤沢に資金を使うこと
  • モノを如何に売らないか

この二つです。

営業マンの立場で言えば、正直な話鬼になるか悪人になるかしか圧倒的な結果は出ないでしょう。

営業の仕事を辞めればモノを売れるようになる

経営者の観点で言えばわざわざモノを売るマーケットでビジネスをしないことかもしれません。

思い返せば、保険営業をしている人よりも元保険営業マンの方が、アドバイスが鋭くわかりやすい。

似たような経験をしたことはありませんでしょうか?

元ディーラー営業マンには「クルマを買おうか迷っている」話かけますが、いざディーラー営業マンに素直に心のうちを打ち明けるでしょうか?

つまり、『売ることをしない=買いたくなる』という逆のパワーで押され合っているということです。

経営者の目線で言えばモノは売らない

商売に成功している経営者を見ると、ホールディングス化して複数のビジネスを興し一括して商売に当てはめている企業に注目します。

しかし、今から『作って、売って、梱包して、配送する』というようなプロセスを一括してやるビジネスなどするべきではないと言えます。

なぜなら、そのプロセスごとに完璧とも言える会社やビジネスがあるからです。

少なくとも、一括管理するようなビジネスを起業してやっていくのは無謀と言えるのです。

経営者はプロに任せる

製造や生産にはプロや職人がいて、売ることに対しての生産力が長けているわけではありません。

さらに言えば、売ることに長けている人はたくさんいるし、梱包や配送は大口ほどコストが下がります。

これに勝るにはどうすれば良いか?

これを解決するためにビジョンを作るならば、Amazonや Yahoo、大手電化製品販売に勝る必要があります。

つまり、たださえ起業で生き残ることは難しいのに、さらなる高い壁を目指すことは避けるべきでしょう。

『無謀≠リスク』モノを売るにもプロセスが必要

いきなりジャンボジェットで何百人も乗せてライセンステストを受けないように、セスナでランディングし、フライトし、着地する。

このプロセスを抜きにジャンボジェットなど無謀でしょう。

AmazonやYahooを超える会社を作りたい!そう思う思考は良いですが、現実的に言えば自動車免許もないのに、スペースシャトルか戦闘機を乗りこなせるかというのが、スキルではなく運に比重が高まります。

そんな運に任せて、時間のかかるビジネスは長期ビジョン。

中期短期でしっかり利食いができる仕組みを作らない限り不可能に近いのです。

売る仕組みに気づけた人はモノを売らなくなる

『モノが今売れているのは何か』これを細かく調査した結果、サービスではなくモノだけで考えれば売る仕組みに気づいた人はモノを売る商売をしないのです。

もっと言えば、似たり寄ったりの商品か一か八かの商品か。

経営者がモノを売るなら『真似されないモノか』

大手に資本や人材によってビックマーケットを先腰するリスクはないか?

そんなことを絞り込んでいくと、著作権やポリシーなど法律で守られるものしかないのです。

つまり、売らないことこそが1番のリスクヘッジであり、そもそも売ることに関わらないことです。

例えば、伝統工芸品などの技術を得るならば、真似は簡単にできませんし生産数も限られるため資本の差は大きく生じません。

しかし、iPhoneに敵うモノが作れるか?ということを考えるとモノを売ることはやめようと思うはずです。

iPhoneに敵うモノが作れるか?

  • iPhoneに敵うモノが作れるか
  • ユニクロより高品質で低単価なモノを大量かつ安定的に売れるのか
  • パナソニックやソニー、韓国製のテレビに勝る魅力的な8kテレビに参入できるか

既に飽和状態の市場で大手ブランド・メーカーが多く存在する中で、商売として世代を跨ぐようなビジネスを今から起こすには間違いなく、物販・モノを売るのは避けるべきだと言えます。

唯一営業マンができない経営者のスキルもあります。

経営者・起業家はM&Aだけが唯一の可能性

一から作るよりも、基盤のスキルやノウハウ・人脈をそのまま買ってしまうほうが安上がりだということです。

今売れるモノが半年後に売れるのか

トレンドマーケットは少なくも急な市場変動に耐えられるだけの資本がなければ生き残れません。

例えばコロナ禍、クールビス、季節性で着用率が上下するスーツなども予想していないことがありました。

そんな経済変動こそが、逆に参入のチャンスだということも確かです。