営業マンのネガティブ・不安とメンタル

営業マンのネガティブ・不安とメンタル

営業マンのメンタルブロックは人より圧倒的な結果を出すのに非常に邪魔になります。

元々なかった壁が生まれる理由は『心の成長』が理由です。

今回は成長の過程で生まれたメンタルブロックの外し方を、お話していこうと思います。



営業マンのメンタルブロックができる理由

『予期不安』が原因

営業マンでメンタルブロックができてしまう最大の理由は、「〜しなければならない」という考えから「〇〇になったら〇〇になってしまう」という予測ができるために起こります。

精神疾患を患う人をカウンセリングする際にもメンタルブロックを外し、リハビリや行動療法を少しずつやっていきます。

そんな想像が自分のモチベーションを下げたり、過去の失敗や不安を思い出すことを『予期不安』言います。

ネガティブ思考の原因は幼い頃の教育にある

「〜したら、ケガするからやめなさい」

言われてやめれる子は、ケガの痛みを覚えずに成長します。

育った環境の都合もありますが、「〜したら、ケガするぞ」

と育てられ外科には頻繁に通った経験があれば縫ったり、繋げたり、そんな痛みでケガを知ることができます。

「山の水は冷たい。」

本当に冷たいか触ったことがない子供が今は多いです。

鮭の切り身が海で泳いでいると真剣に思っている子供もいるらしい・・・。

ケガしてもこうすればケガをしないという学びになれば、失敗にもならないということです。

ネガティブ思考で社会全体が『反省』ばかり

日本の会社の通勤はお通夜、朝礼はお葬式

通勤電車に乗っている『できる営業マン』はどうにか通勤時間を楽しみたいと本とひたすら向き合うようです。



それでも下を向いている人や携帯電話をひたすらいじっている人や、シワシワのスーツを着て分厚い漫画を片手に揺られている人を見てネガティブな空気を吸っていることが常に危機感だと思っている人も多いようです。

海外では、地下鉄でヘッドフォンで音楽を聴いている人も、なぜかリズムを取って楽しそうです。

自転車を担いで乗ってくるビジネスマンも、今日も走るぞ、となぜかヘルシーなのです。

会社に着けば同僚や上司の悪口が耳に入り、お葬式のような念仏のような上司の嫌ごとを聞く無駄な時間を過ごす日々をどうにかする『工夫』こそポジティブへの第一歩かもしれません。

売れないの営業マン『心配・不安』スパイラル

  • もしもお客さんが買わないと言ったらどうしよう。
  • もしもお客さんが気に入らないと言ったらどうしよう。
  • もしもお客さんが来なかったらどうしよう。
  • もしもお客さんがドタキャンしたらどうしよう。
  • もしもお客さんが無理な値引きで成約できなかったらどうしよう。
  • もしもお客さんが怒ったらどうしよう。
  • もしもお客さんが上司を呼べと言い始めたらどうしよう。
  • もしもお客さんが自分の会社の社長と知り合いで最低な営業マンだと言われたらどうしよう。

ここまで行けば完全に妄想の世界であり心配を通り越している部分もあります。

しかしここで注目なのが、『お客さんが』という部分です。



心配しすぎる営業マンは売れない

売れない=仕方ない

そもそも営業マンは自動的に売れるようなものを売る仕事ではありません。

売りにくいものや、コンサルティングしながら売るために人間という人件費を費やして会社が雇っています。

何が言いたいかというと「売れない」のは仕方ないということです。

「売れなければ『次の縁』を探す」それが営業マンの仕事なのです。

「それならば、気に入ってくれたらいいな。」がと思うべきで心配な必要ありません。

それならば「今日〇〇様(商談相手)と会えるか心配していました」

売れる営業マンも心配性?

売れる営業マンと売れない営業マン、二通りの営業マンがこの世の中にはいます。

ほとんどの営業マンは残念ながら売れない営業マンというカテゴリーに属しており、常に売れないという不安と戦っています。

一方売れる営業マンは、売れないなんてことを考えずにひたすら自分が思い描く絵を描くように営業をし、結果を出していきます。



この売れる営業マンと売れない営業マンの差が『不安』という想像があるかないかであれば、この問題を取り除いた瞬間に売れる営業マンへカテゴリーごとキャリアアップできるということです。

営業マンのメンタルブロックができやすいタイミング

営業マンのメンタルブロックができやすいタイミングは成長や急激な成績を上げた後に起こりやすいと言えます。

メンタルブロックは『お客さんに提案しても売れない』『値引きしないと売れない』『クレームが怖い』など様々なところで起こります。

そんなメンタルブロックはスランプと併発しやすいため、抜け出しにくいサイクルに陥ります。

 

何をやってもうまくいかないスランプとメンタルブロックを打破する方法

スランプやメンタルブロックはそもそも、「〇〇すれば売れる」が「〇〇すれば売れなかった」というう自分の中のデータが生み出すものです。

一方、ビギナーズラックは「〇〇すれば売れる」が「〇〇すれば売れなかった」という予備知識がないことが理由で皆が思う予想以上の結果が出ることを言います。

しかし、夢を壊す言い方をすれば、ビギナーズラックだと評価するのは自分よりも経験のある人が言います。



そのためビギナーズラックとは本来、メンタルブロックがゼロの状態の人が出すことのできる成績なのです。

メンタルブロックは営業マン全員が抱えている

メンタルブロックとは、言い換えれば学びや経験値です。

成長する過程では必ず、積み上がっていくものです。

『お客さんは〇〇をすれば喜ぶ』という自分の中の感覚も実は、正解かどうかわからないものです。

しかし、『喜んだ』ように思う経験や実績が自信となり、更なる成長を求めるようになります。

要するに、『〇〇するとお客さんは怒る』という知識は経験も偶然自分の目の前のお客さんから受けたレスポンスであり、すべてのお客さんが同じように怒るわけではありません。



ベテランほど顧客満足度が平均で新人ほど高い点数を取る理由は『メンタルブロック』にある

それこそが経験が長くなればなるほど、冒険をしなくなる理由にも繋がります。

経験を積めば積むほど気づかぬうちにメンタルブロックという経験や知識が蓄積されます。

そのメンタルブロックに当たらぬように商談やビジネスという道を歩いていくと、勝率の高い方法が生まれるように思います。

しかしその勝率の高い方法は『万人に受ける当たり障りのない対応』になってしまうのです。

一方メンタルブロックの数が少ない新人ほど、冒険した提案を行うためお客さんの立場からすると「今まで経験したことのない提案を受けた」「親身に話を聞いてくれる」「熱心な営業マンだ」という評価に繋がります。

メンタルブロックはできて当たり前

メンタルブロックはマイナスなことだけに使われますが、メンタルブロックがあるからこそ一定の自分という営業スタイルが確立されています。

要するに自分の経験=『メンタルブロック』だと気づけば、単純になぜこのメンタルブロックが自分にできたのか白い紙に時系列を書き出してみるといいでしょう。



マイナスに思うメンタルブロックの前後に自分が何をしたのか、他にやり方がなかったのかを砕いてみることをお勧めします。

それこそが、メンタルブロックを整理して有効的に使うことこそが、マイナスのメンタルブロックを外す最大のきっかけ作りになっていきます。

心配しすぎないプラス思考は『できるの営業マン』の典型

一流の営業マンの思考では、

『心配=改善すればなくなるもの』と定義されます。

要するに「売れなかったらどうしよう」という曖昧な心配はしないのです。

一流の営業マンが心配することは、明日大雨だったらどうしようなどというものです。

そのほかにも最近ではITツールを駆使して営業するため、もしもサーバーエラーがあったらどうしようというような心配くらいでしょう。

しかし、一流の営業マンは大雨の予報ならば、大雨の中ご足労頂くならそれだけのおもてなしの準備をする(タオルや温かいもの、上着を乾かす準備など)そして、営業ツールにエラーが出ないかどうか心配ならば紙ベースの書類を作っておけば解決するのです。

一流の営業マンの心配は、心配を持ち越さずに商談を迎えるのが特徴です。



日本人はネガティブ思考の人が多い傾向

売れないモノはないと今も思っているし、頑張ればプロ野球選手にだってなれると思っている。

それぐらいポジティブな人は、ずば抜けた結果を出しやすいと言えます。

  • 上手にいかないことは、寝かせて待てばいい。
  • 咲かないなら、咲かせる肥料を探してくる。
  • 売れないなら、買いたくなる付加価値を作ればいい。
  • 大きく増えないなら、こまめに増やせばいい。

〜でも〜だと思えば良い。

そんな考えをなかなか持ち続けられないのがネガティブ思考の原点でしょう。

日本の営業マンは無駄な心配のしすぎ

心配すれば、心配の方向へ物事は動いてしまいます。

それは驚けばドキドキするし、綺麗な人と話をすれば緊張するのと同じです。

コントロールできない部分の話なのです。

これはどれだけすごいメンタリストやカウンセラーがいても心配を止めることはできません。

『大丈夫』としか言いようがないし、起こっていないことを想像するのは非効率的だとしかいいようがないのです。

ちなみに、心配はストレスとなり、心の負担をかけます。

心配は心拍数を上げ血流が悪くなり、自律神経を乱す可能性もあります。

もしも頭のいい営業マンがいれば、「心配するのは損だ」と見切るはずです。

もちろん、一流の営業マンは多くの商談を抱える分、心配になる因子はありますが、解決するか水で流すかのように気にしません。

心配しない、図太い根性はたった一つの心配を深追いするかどうかだと言えます。



ネガティブな環境が反省ではなく『良い経験』と思えることを目指す

ネガティブなコトバを避け、プラス思考やモチベーションに繋がらないフィードバックを受け流さなければなりません。

そして何より、ネガティブな環境から早く脱出する必要があります。

現在進行形のネガティブ思考や環境は『今』断ち切らないと永遠に経験ではなく、習慣として自分のマインドに染みこんでしまいます。

批判

悪口

ダメ

無理

不満

不平

全てはネガティブ思考の人がネガティブ思考を量産し、

ネガティブな仲間を増やすためのものです。

ネガティブな環境から抜け出すには勇気がいりますが、思考力を変えれば人生は一瞬で輝きます。

ぜひ、皆さんにはそういう人生であってほしいと思います。