なぜ客は買わない!は逆恨み。買わせてくれない営業マンの愚痴
営業の世界にいると、商談が終わった営業マンが、「なんで買わないんだよ!」とお客さんのことを悪く言うシーンというのによく遭遇します。
営業でも販売員でも、売る世界は『表面上』では全く見えない世界があります。
今日はそんな『売れない』営業マンが愚痴やお客さんの悪口を言う負け組の世界に入らないようにするコツをお伝えしようと思います。
『買う』ということはお客さんにとってもしたいこと
買う・決める・契約するなどお金を使うことというのは、実はお客さんはしたくないことではなくし『したいこと』なのです。
=お客さんは購買欲があって商談に挑んでいる。
なぜ買わないお客さんが売れない営業マンに当たるのか
これは、営業マン側の偏見だとしか思えません。
買わなさそうだからパスというひねくれた営業マンが、ポイ捨てしたお客さんが大口・高額商品を購入することは多くあります。
それはビギナーズラックとして営業の世界では、流されてしまうこともありますが、お客さんの視点から見れば『買いたいものを買うことができた』だけなのです。
買う客・買わない客と営業マンの存在の意味
営業マンの存在は『欲しいものが買えた』では意味がない
営業マンは買いたいと思わせるトークやシチュエーションを生み出すことが仕事です。
すなわち、営業という仕事は『育てる仕事』なのです。
よく、『種まき』などと言いますが、本当にお客さんの購買欲を育てられるのが『できる営業マン』で『売れる営業マン』なのです。
できる営業マンは愚痴を言わない
できる営業マンは職場の人間や知人に愚痴を言うことはありません。
『愚痴を言う』ということが時間の無駄であり、何も生み出さないのにも関わらず、負の遺産ばかりが入ってきてしまうことを知っているからです。
できる営業マンは愚痴から逃げる
できる営業マンは愚痴を言わないという自制心が強いのです。
そして、愚痴を聞かないために愚痴を言いそうな人たちと交流すること自体しません。
できる営業マンは、自分の意思を表に出さずに愚痴り合いの席から、静かに離れる傾向にあります。
敵を作らず愚痴から距離を置くのが『できる営業マン』だと言えます。
愚痴はタダで言えない
愚痴を言うということは、自分だけが愚痴を言うことができません。
必ず、相手の愚痴も聞かなければなりません。
これは負の連鎖だと言えます。
愚痴は口にして耳にするのと、『被害者』意識を高める行動として心理学の世界では言われています。
なぜ愚痴を言う営業マンは売れないのか
- 被害者意識が高い
- ストレス発散
- 自分に本心を人に伝えることができない
- マイナス思考
- 自分だけ不憫な思いをしていると感じている
- 気持ちをわかって欲しいという我の強さ
- 自分で決められないが決まったことが不満
- ポジティブをネガティブが潰してしまう
この箇条書きを読んで、愚痴を言っている自分を客観的に見るとこのように思われていると思えば『売れるものも売れない』でしょう。
買わない客は素直
愚痴らない営業マンは売れる
商品の価値以上のモノを提供できるのが『できる営業マン』
できる営業マンは、
高いけど、買いたい。
貴方だから決めたい。
貴方なら安心。
貴方は信頼できる。
貴方は高めてくれる。
このような、値札のついていない『営業マン』という価値を営業しています。
愚痴る前に営業マンがすべきこと
お客さんへの逆恨みより、せめて買わせてあげる商談を
お客さんが買わなかったのはお客さんが悪いわけではありません。
もちろん、予算の兼ね合いはありますが、予算との調整はつかなければ代替え提案の魅力がちゃんと伝わっていなかったかもしれません。
商品に元々マイナスな印象がある場合もあります。
輸入車の販売などは、まだまだ『壊れやすい』『維持費』『成金っぽい』『リセールバリューが低い』など様々な不安がたくさんありました。
それを解消したのは、時代ではなく『営業マンの努力』です。
一部は企業のコンプライアンスやガバメントも影響していますが、
『日本で輸入車が壊れるというイメージがついた理由』の根源を辿れば、1台のクルマではなく、一生涯輸入車の顧客であり続ける可能性も、『その時』担当している営業マン次第でイメージが変わってくるのです。
愚痴る営業マンには成長がない
買わない客ほど学びがある.
ポルシェがレクサスと同じ台数走る時代も営業マンのスキル次第で創れる
今であれば、メルセデスやBMW、アウディは壊れにくいことが浸透していると思いますが、ポルシェやマセラティ、ランボルギーニなどは第二の輸入車革命の時ではないかと私は思っています。
今の前述の自動車メーカーの営業マンの活躍次第で数年後には、レクアスのようにポルシェやマセラティが走るようになるでしょう(カイエンやマカンでそのトレンドは築かれつつある)
ランボルギーニはまた層が違うかもしれませんが、手に届くブランドになるのかもしれません。
そう考えると愚痴っている場合ではありません。
YouTuberのように時代をリードする、1歩先を行く営業マンは、一流になれる可能性は十分あるのです。