初心者が知りたい自動売買ツール『MT4』で何ができるのか
FXや仮想通貨・暗号資産で資産運用をすると『MT4』というワードを必ず目にする日がくると思います。
MT4=自動売買ツール
というところまでわかって、そのままにしているトレーダーの方が非常に多いと思います。
一般的な自動売買ツールとMT4の違いは何か。そして、MT4だと何ができて、何に注意をしなければならないのかを初心者にもわかるように解説していきます。
なぜ、世界中の投資家・トレーダーがMT4を選ぶのか
MT4の概要・省略したまとめ
MT4とは『メタトレーダー4』の略でロシアのMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した資産運用・投資の高性能取引ツールです。
日本では特にFXでの取引に用いることで知名度を上げ・現在は仮想通貨・暗号資産の投資にも分析・利用している投資家が多くいます。
MT4は50種類以上の指標やインジケーターを同時に確認・表示ができ、一度に獲得できる情報量は他のチャート分析ツールとは雲泥の差があります。
現在は後継の『MT5』も登場し、チャートの時間足設定がMT4は9種類なのに対して、MT5は21の時間足で設定することができるようになりました。
世界中の投資家・トレーダーがMT4を選ぶのはインジケーターの精度アップ
MT4では標準装備の罫線分析ツール通称、インジケーターによってチャートにテクニカル指標を表示させてることができます。
このチャートへ表示させ自身で売買のタイミングやトレンドを分析・把握する精度の高さや自由度がMT4の最も優れている点だと言えます。
MT4はミラートレードやシステムトレードツールをさらに緻密化させたツールとも言え、ミラートレードでいうストラテジーを外部データでインプットさせることができます。
つまり、既存のEA(自動売買ツール)よりも自分が信用できるものや自分自身でEAをカスタマイズしたものでインジケートさせることができます。
さらにこのインジケーターは世界中にmp4ファイル(.mp4)やex4ファイル(ex.4)で有料・無料問わず数えきれないほど存在します。
MT4のインジケーターの種類
MT4のインジケーターには大きく分けて3つのカテゴリーがあり、上昇・下降トレンドなどトレンド系インジケーターをはじめ、加熱度を表すオシレーター系、他にも、アラート・通知・サイン機能などのインジケート機能もあります。
MT4で人気のトレンド系インジケーター(トレンド系)
- トレンドライン
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- フィボナッチ
MT4で人気のオシレーター系インジケーター
- RSI
- MACD
- RCI
MT4で人気のその他のインジケーター
- 日本時間・海外時間
- 限界運動量
- スプレッド
- アラート通知
- チャネルライン通知
- ダイバージェンス通知
- 市場の色分け
- 自作・カスタマイズ
MT4とミラートレードの違いはなにか≒自動売買ツール
MT4とミラートレードは同じ意味とされがちですが、共通点は自動売買ツールであるという点以外に、違いが多くあります。
MT4は基本的にパソコンで起動中のみ、システムやプログラム、EAを実行できます。
一方ミラートレードの場合、ストラテジーによるプログラムの実行のため、パソコンやスマホから設定ができ、実行中にスマホやパソコンの電源を落とした状態でも処理ができます。
この説明だけ聞くとミラートレードの方が優れているように感じると思いますが、
実際は簡単に始められ、気軽に利用できるのはミラートレードでき、深掘りしてカスタマイズを行い、自分自身のテクニカル分析なども組み込みたいという場合はMT4が勝ると言えます。
世界中の投資家・トレーダーがMT4を選ぶのはバックテストができる点
MT4は自動売買ツールのバックテストを行い、自分自身で検証をすることができます。
このバックテストのエビデンスはEAを販売するプロバイダー側だけでなく、有料のEAツールを使用するかの検証ができます。
簡単に言えば、バックテストではユーロドルで検証していたものがドル円になると、非常に弱い実績になるという可能性もあるのです。
自分自身がどの通貨でどれくらいの期間、このツールを使うか、という想定をパラメーターを変更させバックテストを行うことで勝率を上げることができます。
バックテストとは、EA(自動売買プログラム)を過去のデータを元にテスト稼働させることで、動作の確認や損益・勝率などのパフォーマンスを検証することです。
MT4を初心者のFXトレーダーが使う場合の注意点
スプレッドの確認は絶対にする
MT4の利用が可能なFX会社のスプレッドは比較的高い傾向があります。
国内FX口座を運営する会社や初めて開設した口座に慣れていると思わぬロスが生まれるため注意が必要です。
MacでMT4は使えない
基本的にMT4はWindows環境で開発されています。
MacにWindowsの環境が用意できるだけの知識や容量がないとMacではMT4を動かすことはできません。
海外のFX口座ではMacとの互換性のあるサイトもありますが、国内では基本的にWindowsだと思っておく方がいいでしょう。
MT4より簡単、みんなのFXの『みんなのシストレ』
筆者がMT4より『みんなのシストレ』を選んだ理由
簡単にみんなのFXの『みんなのシストレ』の概要を紹介すると、
- 簡単3ステップで設定できる
- 直感的な操作方法
- 通貨ペアが27種類と豊富にある
- AIを活用した売買シグナルを配信している
- 5,000円程度から取引できる
- 実際に売買しているユーザーの利益ランキングが表示できる
という点があり、さらに意外に利用しないと気づきませんが、
みんなのFXは、
- 「みんなのシストレ」と「テキストマイニングAI」を同時に利用する
- 「みんなのシストレ」のみで自動売買ツールとして利用する
- 「テキストマイニングAI」のみで売買のシグナルツールとして利用する
という3パターンの方法で活用できる点で総合的に利用する優位性が他の有料のツールなどより優れていたと筆者の私は判断しました。
*テキストマイニングAIとはFX業界初の為替ニュースをもとにした売買シグナル
みんなのFXの『みんなのシストレ』は即日利用可能!
- みんなのFXの公式サイトから口座開設の申込みをする
- 条件を選んで検索する
- 取引したいストラテジーを選択する
- 取引する数量または金額を指定して取引開始
やはり、MT4と大きく違う点でストラテジーを選んでおけばスマホはアプリの起動もせず、電源を切ってもトレードを行なってくれる部分も重要で、出張の移動中や通勤時など常にスマホを使えないという環境の方もオススメです。