嘔吐恐怖症の日常生活と克服方法

嘔吐恐怖症の日常生活と克服方法

嘔吐恐怖症は極度になると日常生活が難しくなる

嘔吐恐怖症(おうときょうふしょう)とは、自分が吐くこと・他人が吐くことに対して、強迫的に恐怖を感じる状態を指す。 パニック障害の一種と考えられている。 不安神経やうつを伴う例もみられる。
参照:wikipedia

嘔吐恐怖症の種類

嘔吐恐怖にも種類があるようです。

  • 吐いたものがダメ
  • 吐いている姿がダメ
  • 嘔吐物がダメ
  • 映画やドラマでの嘔吐シーンもダメ
  • 気分が悪いと聞くだけで不安になる
  • 誰かが吐くかもしれないという恐怖
  • 誰かが自分の座っていた場所で過去に吐いたかもしれないと思うだけで座ってられない
  • 胃腸炎など年末の胃腸風邪になると外に出たくなくなる

嘔吐恐怖症が日常生活をできなくする

嘔吐恐怖症の方は、嘔吐との関係を一切断ち切りたいという心理状況になっています。

そのため、吐く可能性のあることから距離を置く行動が目立ち始めます。

例えば、会社勤めの方などは飲み会で誰かが泥酔し吐くかもしれないという恐怖感から、飲み会の参加ができなくなったり(=会食恐怖症)、仮に酔い潰れている同僚の介抱ができないため『汚れ仕事を避ける人』と思われることもあります。

さらに、週末の金曜日や年末年始など飲み会が多く泥酔者が多く出る街が歩けなくなるなどという状況もあります。

嘔吐恐怖症が関係する生活の障害

一番身近で不安を抱えているのは家族が吐くかもしれないという恐怖です。

感染性胃腸炎が流行る時期などは手洗いうがいなどを、かなり神経質に自分以外の家族にも求めてしまいます。

食生活も偏りが見られる

生牡蠣など食中毒を起こす可能性のあるものが食べられなくなってしまうということも多いようです。

生魚や貝類が食べれなくなり、肉に関しても完全に熱を通し切ったものしか食べられないということになれば外食にも制限が出てきてしまいます。

嘔吐恐怖症と育児・子育て

ここで女性は特に『どうしよう』と感じるのは子育てです。

子供が生まれる前に自分にも『つわり』で吐く可能性が高いため、妊娠自体を望まない、恐るという方もいます。(=妊娠恐怖・出産恐怖とも呼ばれています)

そもそも赤ちゃんが乳吐きをしないことなどありえませんし、ゲップのたびにヒヤヒヤしてしまうということもあるようです。

さらに子供が成長するにつれて、胃腸風邪にならないか、夏場であれば熱中症で吐き気がでないか。

乗り物などでも酔わないかどうかと心配し、家族との外出を避けるようになる場合もあります。

自分の子供のゲロだけは大丈夫という声も

旦那・主人が仮に吐いてもどうにかしてと距離を置きますが、なぜか自分の子供の嘔吐は大丈夫という方もいます。

これは医学的というよりも、慣れなのか、動物的な何かがあるのかはなんとも言えません。

それでもダメという方もいますが、両親や旦那さんなどの協力を得ながら育児をしているという方もいます。

極度の潔癖性になる可能性が高い嘔吐恐怖症

前述通り、社会との距離を置いてしまう傾向があり仮にも自分が嘔吐するリスクのある感染症にならないようにコロナより以前からマスクが手放せなくなるという方も多くいます。

子供には過敏になってほしくないという気持ちの反面、子供の洋服やカバンなども除菌スプレーなどを多用してしまうため、子供も神経質になってしまうという弊害も不安や心配に重なってくるようです。

嘔吐恐怖症のきっかけ、なぜなるのか

これは利き手や感性と同じでいつから、というきっかけがわからない場合が多くパニック障害の一種と医療的には括られていますが、何かトラウマがある場合もあります。

例えば吐くことが容易にできる人もいれば、吐くなどできないという人もいます。

これは誰かに話すことも少ないことなので知られていませんが、「あ、飲み過ぎたから吐いとこう」と気軽に吐けてしまう人もいるため『嘔吐』への抵抗というのは人によって排便と同じくらいの感覚の場合もあります。

芸能人も嘔吐恐怖症を告白している

女優の仲里依紗さんも、「嘔吐恐怖症」があると告白して話題になりました。

気持ち悪いのに吐くことができない、嘔吐恐怖症の症状に悩まされSNSでは嘔吐恐怖症も治療方法を問いかけるツイートもありました。

子供時代のトラウマが嘔吐恐怖に繋がる場合が多い

仲里依紗さんの嘔吐恐怖のきっかけは母親が嘔吐した時の不安や恐怖感だと言っていました。

そのほかにも小学校などの遠足で乗り物酔いをしてしまって周囲に嫌がられた、迷惑をかけたという記憶も多いようです。

嘔吐恐怖症の治療方法

心療内科でも精神科でもどちらでも同じ治療を受けることができます。

日常生活に支障が出ているようであれば、受診してみても良いと思います。

ちなみに、嘔吐恐怖症も予期不安が大きく実際吐いてしまえば吐いてしまったで事は済んでしまいます。

何が言いたいかと言えば、『吐く』よりも『吐いたらどうしよう』に悩まされています。

そのため、吐いたらどうしようという状況が予期不安に繋がるため、パニック障害でいう頓服の服用などで気分を落ち着けることは可能です。

私のおすすめする嘔吐恐怖症克服方法

私のおすすめの嘔吐恐怖症を克服する方法で、何人もの方は投薬治療なしで改善をしました。

それは簡単に言えば『嘔吐』『吐く』『吐きかける』『ゲロ』に慣れることです。

メンタルカウンセラーとして言えば暴露療法を用います。

不安や恐怖にあえて近づいていくことで次第に慣れていくことで心に耐性を作るということです。

これは不安や恐怖の原因が明確でなければできない治療方法です。

嘔吐恐怖症はまさに不安・恐怖の根源が分かっている状態なので、効果的です。

自分の嘔吐が怖い・吐けない場合の克服方法

舌磨きをしてみる

嘔吐反射という人間には反射的に吐き気を催す場所があります。

それが舌と喉周辺です。

風邪をひいて喉を病院で診てもらうときに、舌に棒を当てられ『オエッ』となった経験ありませんか?

それが嘔吐反射です。

誤飲した場合や有毒なものを食べてしまった場合などに吐き出すため重要な反応です。

1日一回、食前に歯磨きをするついでに舌を磨いてみてください。

きっと『オエッ』となるはずです。

磨きすぎはよくありませんが、こうして嘔吐反射を活用することでゲップができるようになったなどという成果が出ています。

人の嘔吐・ゲロが怖い場合の克服方法

自分以外の他人の嘔吐が怖い場合も、やはり慣れが必要です。

そこで使えるのは、YouTubeです。

これはある友人が偶然、これお腹が捻れるくらい笑えると教えてくれた番組『世界の果てまで行ってQ』がきっかけです。

番組内のお笑い芸人、宮川大輔さんが『お祭り男』として世界のお祭りに参加するという企画だったのですが、嘔吐シーンがありその嘔吐を『キラキラモザイク』で隠してあったのです。

カウンセラーの私も嘔吐に出会すことというのは滅多にありませんが、YouTubeで『ゲロ・吐く』などと検索してみると嘔吐恐怖症でない人は笑ってしまいますが、嘔吐恐怖症の方はトレーニング(?)になる動画がたくさんあります。

ほとんどがモザイクをしているものなので、まず『嘔吐・吐く・ゲロ』というワードも含め慣れてみるというのも効果的だと言えます。

ちなみに、人の嘔吐反射や吐きかける時というのは、意外にも面白いため『笑いと恐怖』が混在すると嘔吐との距離感は縮めることができます。

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