営業マンは『プレイングマネージャー』になってはいけない理由
昇進や昇格には様々な事情が重なりされます。
もっと言えば人材の評価以上に会社の利益が重視されている昇進や昇格もあります。
その中でも今回はプレイングマネージャーという役職についてお話しします。
プレイングマネージャーとは
基本的に現場に在籍のリーダーの職務です。
会社の方針や方向性を担当部署の同僚・メンバーに伝達し同じベクトルへ進むことがミッションです。
プレイングマネージャーの特徴としては、マネジメントだけでなくその名の通りプレーヤーとして同じメンバーとアクションも共にします。
20代後半〜30代前半でプレイングマネージャーへ
プレイングマネージャーへ昇進・昇格を目標にするのであれば、入社5年目くらいからがチャンスです。
30代前半を逃すと他の管理職のポストが年下や部下になってしまう場合があります。
しかし、将来的なキャリアを考えるとプレイングマネージャーではなくいきなり管理職としてマネジメント全てを任されるポジションを目指す方がキャリアアップは早いと言えます。
プロジェクトマネージャーの裏側
エリアマネージャーや店長・部長とは一線が引かれる傾向にあり、プレイングマネージャーという役職自体を置かない会社や組織も多いため地位や影響力は比較的低いと判断されます。
基本的には店長への昇進・昇格後のキャリアとなりますが、長い間プレーヤーだった人材の『形式上のポジションアップ』とも言えます。
営業マンが『プレイングマネージャー』に選ばれる理由
前述通り、プレイングマネージャーは比較的影響力や権力が少なく、新人営業マンとベテラン営業マンが同じポジショニングで上の役職が詰まっている時に採用されます。
プレイングマネージャーは係数管理能力が低い人材や『売ること』など一定のスキル以上のパフォーマンスがあり、その人材を現場から離したくない場合に選ばれやすいポジションです。
営業マンの『プレイングマネージャー』の評価
プレイングマネージャーという評価は、非常に任期中重要なポジションだと言えます。
このプレイングマネージャーの任期期間中に係数管理やマネジメントスキルを上げない限り、この上のポジションへ上がりにくくなります。
しかし、現場の予算も個人予算もあるため、なかなかマネジメント業務が手につかない、或いは得意なスキルばかりを活かしてしまうというキャリアミスも起こりやすくなります。
『営業しかできない』人とレッテル化も
営業部長でもなく、営業本部長でもなく言い方を変えれば非常にプレイングマネージャーは中途半端な地位・ポジション・役職です。
管理職とも会社によっては言い切れず営業マンの少し上で役職者としての待遇もさほどないのが特徴です。
この地位役職は『マネジメント』に向きにくいというレッテルを常に会議などでアピールしてしまう恐れがあります。
会社にとっても『プレイングマネージャー』
人件費を削減が会社にとって一番のメリットと言えます。
管理職、マネジメント業務はタスクいよって売上が直結しないですが、人件費は高くなります。
そのため経営者としては、『売上を作れる管理職』が欲しいと考えます。
実務とマネジメントの両方を兼務させたいという経営者や上層部のコスパの良さが魅力だと感じます。
転職先が見る『プレイングマネージャー』
プレイングマネージャーという職は、転職の際役立つ時とマイナスに働く場合があります。
長期の営業経験からプレイングマネージャーとして期間が長い場合、管理職としての採用は難しいと判断されることが多いです。
上手にプレイングマネージャーをアピールすれば部長補佐などで一定のチャンスと可能性を与えられる場合があります。
営業マンから『プレイングマネージャー』になった後のキャリア
プレイングマネージャーはプレイングマネージャーから営業部長へ昇進するというのが一番の理想系だと言えます。
営業マンの『プレイングマネージャー』は抜け出せない
プレイングマネージャーは複数人同じ部署では必要ありません。
営業や販売の仕事で言えば。初めての管理職として期待する場合にも任命します。
そのためマネジメントではなく、営業成績ばかり評価されてしまうと異動で地方の立て直し役としてプレイングマネージャーの期間が長くなってしまいます。
営業マンが『プレイングマネージャー』になるならば
一番この先のキャリアに影響ある時期だと認識することが重要になります。
そして、若干の待遇が上がることやプレイングマネージャーとして職務を怠慢してしまうと転職の際、管理職ではなく営業としてのスタートとなり年収が下がってしまう可能性があるので注意が必要です。