私がまだ20代前半のころ、あるカリスマ経営者とメディアでも言われている経営者が「毎日儲け話が山のように届く」という話をしていました。
そして、今ある程度の収入を得ながら自由に暮らす私の元にも、いつのまにかそのような儲け話がたくさん届くようになっていました。
しかしそれと同じか、それ以上に詐欺か、詐欺まがいの話も紛れて入ってくるようになりました。
お金持ちに群がるのは営業マンだけでない
所得が多くなるにつれて、営業マン時代でも営業をする側からされる側にいつの間になるようになっていました。
もちろん、私も営業マンなのでお金持ちの方との商売が多い中で、自分をお金持ちだと感じて寄ってくる人が増えました。
その中、投資の話や胡散臭いビジネスにも誘われるようになりました。
お金持ちは友達が増え友達が減る
最終的に私は年収が2000万円を超えるころ、友人が本気に営業を自分にかけてくるようになり、友人を断捨離することになってしまいました。
これは今でも思います。
お金を持った人間の宿命だと。
そして、営業という仕事の価値観が変わりました。
一流の営業マンは友人にもお客さんにも営業はかけない
一流の営業マンと売れる営業マンの差というのは、簡単に言えば『粋』な売り方をするかどうか、なのではないかなと所得が増えて思いました。
そして私は友人などにはお願いされなければ、自分の商売しているモノを売らないし、教えないようになりました。
お金持ちが詐欺に引っかかる理由
お金持ちは貪欲な性格が多いので、ついつい大きな儲け話に乗ってしまうことがあります。
そして、お金持ちを限定とした投資や事業の話が多いので、大口の詐欺に引っかかることも多々あります。
滝枝芳郎が昨日の夜に失った友人と詐欺案件
東京に住んでいる経営者から、
『10億円運用して60億にしないか』という話をしてきたのです。
海外のプライベートバンカーを仲介させて、運用するという投資案件でした。
小難しい単語を並べ著名人もやっているというのです。
そして、私は確かに魅力的だけど、実はうちの会社今年赤字なんだと嘘をついて断りました。
詐欺や嘘を見抜く力を今のうちの備える
お金を持つ前に詐欺や騙しのトーク、嘘を見抜く練習を、していかないければなりません。
日々山のように嘘か本当かわからない話が周りには転がっています。
だからこそ、お金持ちはお金持ちを付き合うのです。
それなりの資産を持っていればそれなりに人間としてのセキュリティ
が高いからです。
逆を言えば、売れていない営業マンなどすぐに見抜かれ避けられるのです。だから売れる営業マンに1回なれば成績に困ることもなくなるのです。
お金持ちにはお金持ちの苦労がある
友人に切羽詰まった顔で100万円を貸してくれと言われたらどうしますか?
本当に20万円しか今自分が持っていなければ20万円を差し出すかもしれませんが、100万円は貸せません。
しかし、1億持っていて100万円を貸してれと言われると、嫌味ではなく子供に奮発してプレゼントを買うのとあまり経済的感覚は変わらないのです。
ですが、借入のオファーは100万円が200万になり200万円が1000万円になっていき、複数の人へ貸すことになっていきます。
私も実は計4500万円ほど貸したお金と親戚に騙されて取られてしまったお金があります。
そんな辛い思いはお金を持たないとできないことです。
しかし、自分の中で詐欺や嘘を見抜く力を今から備えておけば、悲しい思いを1っか2っせずに済みます。
お金持ちになれば、『夢のような生活』という考えは少し甘い話なのです。