内閣総理大臣とは、日本のリーダー的存在です。
世界には多くのリーダーがいて、日本も同じように会社や学校、組織というすべての集まりにリーダーがいます。
年功序列制度が薄まってもリーダーは必ずいます。
個人事業主や自営業になっても、仕入先にはリーダーがいて、お客さんクラアントにはまたリーダーがいます。
リーダーという存在はどれだけ核化した人間の生活にも切っては切り離せない存在なのです。
今回は、そんなリーダーに自分がなった時に知っておくべきことを前回のコンテンツの続編としてお話ししていきます。
総理大臣というリーダーは支持率の波に逆らえない
みなさんはニュースを観て総理大臣が議会でヤジを受け、猛反発を受けながら答弁をしているのを見たことがありませんか?
日本のリーダーがなぜ、批判される存在なのか、と疑問に思ったことはありませんか?
今の日本も世界も意見が非常に言いやすい時代になりました。
SNSも含め個人の発言が企業の株価や人の命にまで左右し、多額のお金が動く時もあります。
しかし、内閣総理大臣というリーダーはどんな政権時代も最初の支持率が一番よく、逓減していきます。
この支持率という波はどんなカリスマであっても、逆らうことのできない波です。
リーダーとは最初の一撃、一言、一手に掛かっている
前述で最も言いたかったことは、リーダーは少しずつ支持率が低下し勢いは衰退していくものだということです。
そのため、カリスマと呼ばれるリーダーたちの共通点は最初の一躍を『記憶と記録に残す』ということです。
どのみち衰退していくのは間違い無く、ライバルは増え意見や派閥・分裂・経済や景気という外部要因も含めしていくものだと心得ているのです。
引き際を決めるためにも最初の一躍は、成功した失敗したという2択ではなくこれだけの『ポテンシャル』があること周知させることが重要だと言えます。
失敗しても行動力があり、改善点があればポテンシャルのある人材に人は必ず注目し投資します。
今のポジションでリーダーという存在でいられる賞味期限は短い
リーダーというのは賞味期限があります。
言葉を変えれば『任期』というものも類似していると考えます。
同じポジションでリーダーを長くしていると必然的に支持の波は逓減していきます。
『日本の景気は逓減していく理由はなにか』これも同じ理由です。
大きな経済的影響力を持っているリーダーが、長期間同じポジションに居座っているからです。
伝統や歴史、血縁・血筋を重んじるという理由をつけて、結果として小さな内輪ですべてが回っていくのです。
それとは正反対に、ポジションを変えてリーダーというポジションを渡り歩いていく人間は、常に最高の支持を受けながら自分の最大限の能力を出せる環境を獲得することができます。
外資系の企業は比較的同じモデルでビジネスが進んでいます。
良い意味でも悪い意味でも実力主義で、『すぐにクビ、すぐに飛び級』ができる企業は柔軟である証拠だと言えます。
今日リーダーになった人は、今日のうちに記憶に残す行動を
今日リーダーになった人は、まず失敗を恐れずダメ元トライを決めてみることです。
激しい荒波に揉まれていれば、
「この浮輪は使ってください」
「このウエットスーツを」
「この食事で栄養をつけてから」
「僕の父が船を持っている」
「僕らは地図とライトを持ってきます」
と支持者の猛烈なサポートを受けることができます。
そして、そのサポートこそが部下にとってのチャンスであり、大きな『期待値』となるのです。
もちろん、
「できるはずない」
「馬鹿げている」
「面倒なことをしている」
「俺は知らない」
という人間もでてきます。
それは単に自分が非難されるわけではなく、当面の『敵・味方』を見分ける最高のチャンスになります。
愚問ですが、
『今日の敵は明日の仲間』です。
最初の敵対心だけで少なくともリーダーである自分が、心の扉を閉めてしまうことだけはしないようにしましょう。